コンセプトモデルを受け継いだスタイルは絶賛されているように思います。アンチスピンドル派の方も「LCなら」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
追記:デトロイトショーで次の2つの賞を受賞したそうです!デザイン面でも高く評価されているのがわかりますね。これは凄い!
・Production Car: 2017 Lexus LC500
・Best Designed Interior: 2017 Lexus LC500
http://www.eyesondesign.org/auto-show-awards/
今回は、お忙しい中方のために、LEXUS LC500について未確認情報も含め簡単にまとめてみました。
なお内容については誤りがある場合もありますのでご参考程度でお願いできればと思います。
1.エンジン・トランスミッションについて
RCF/GSFと同様、2UR-GESを採用とアナウンスされています。なお、日本でも商標登録済の「LC500h」は発表がありませんでした。
エンジン出力表記は北米と日本で相違するので、日本ではRCF/GSFと同じ477馬力と推定されます。
ただし、エンジンの構造部品にアルミニウムを使用し軽量化を図るとされていますので、この点がRCF/GSFのエンジンと相違するものと思われます。
ただし、現時点では最大トルクや最高回転数などの諸元はとくに「F」モデルと変わりがないようです。
トランスミッションは噂通り10速AT(10-speed automatic transmission)を採用とのこと。これがLEXUS初のハイライトとなります。
2.ボディサイズについて
全長4,760mm × 全幅1,920mm × 1,345mmと発表されました。
幅はとても広く、アウディA7やBMW6シリーズより広くなります。ポルシェ・パナメーラよりは1cm狭い程度。
ドアミラーの張り出しを考えると、都市部では相当扱いにくいサイズとなります。
一方、全長はRCFより6cm長いものの、GSFよりは15cmも短く、いわずもがな、後席の狭さとトランクスペースの狭さは想定できそうです。
3.ホイール&タイヤについて
20インチの鋳造ホイールと、21インチの鍛造ホイールの設定がある模様。
ショーモデルの21インチ仕様について、公表サイズはフロント:245/40R リヤ:275/35R
ミシュランと開発した、ランフラットタイヤ (Michelin Pilot Super Sport ZP) を装着しているとのことで、乗り心地などが気になりますね。
ブレーキキャリパーは「F」モデルと同様、ブレンボの6pod、リヤ4podを使用しているそうで、動力性能にみあったものを装備していますね。
4.排気音(マフラー)について
トヨタ・レクサスでは珍しい、可変エキゾーストシステム(開閉式バッフルを備えるアクティブ・エキゾースト)を備え、エンジンの回転数が3,500rpmを超えると開き、排気音が変化するようです。スポーツモード以上だと常時開放状態のようです。
ツインマフラーが奥に見えますね。
5.フロントヘッドランプについて
NX・RC以降の「3眼LEDヘッドランプ」ですが、オリジナリティのある配列と高級そうなヘッドランプガーニッシュが確認できます。ウインカーはエアダクトのすぐとなりにあり、縦型に光るようです。
アダプティブハイビームシステム(AHS)機構を備えていると思われますが、他ブランドでは2017にはさらに先進的(レーザーライト、有機ELヘッドライトetc…)になっていることも推定されることから、目新しさはあまり無いような気がします。
6.テールランプについて
コンセプトモデルを受け継ぎ、市販車では初と思われるブラックホール?のような奥行きのあるデザインが採用されています。これはとても驚きましたし、実際の点灯状態をチェックしたいですね。
7.グレードについて
果たして「F」モデルのように、単一グレードなのか?
それとも「ベース」、「version.L」「F SPORT」の構成なのか?
F SPORT仕様の有無は不明ですが、なんと可変式リヤスポイラーと思われる画像があります。
(下記CGでは、トランクにつなぎ目があります。実車版にはつなぎ目がありません)
・・・ということはF SPORT仕様はリヤスポイラーがあるのでしょうか?
8.内装(ステアリング周り)
特に目立った点はなく、上質なレザーとマグネシウム製のパドルシフトが目立ちます。
スイッチ類は、LSS+(LEXUS Safety System+)でおなじみのものですね。
LFAと同様、VDIMスポーツモード切り替えスイッチなど従来のレクサス車との違いを感じさせます。
9.内装(インテリアパネル編)
現段階では、本木目やカーボンといった、定番のインテリアパネルがありません。
そこで、助手席側に注目です。<以下は想像です>
時計の右側に広大な黒い空間がありますが、ここには物理的なインテリアパネルが設置されるのではなく、「映像」のようなインテリアパネルが映しだされるのではと想像します。そして、必要に応じて車両情報、そして将来的には「電子ドアミラー」の表示デバイスとしても活躍するのではないでしょうか?
そのほか、SCを髣髴とさせる、助手席側足元に小物いれ「ネット」が設置されているのがアナログ的でいい感じです。
10.レクサス初のフロア式シフトレバー&ブレーキホールド &継続採用?RTI(タッチパッド)
プリウスやHSのような電気式シフトレバーが採用されており、シフトゲートなどがなくコンパクトになっています。また、RCFやGSFで非採用の「ブレーキホールド」が採用されていることにも注目です。
ようやく5Lエンジン(2UR)での適合が取れたのでしょうか?
また、RTIが継続採用されたのは驚き。スペース的にはマウス型のリモートタッチでも良さそうですが、タッチパッドを採用してきました。NXやRCでは不評の処理速度やタッチパッドならではの操作性(せめてスマホライクな快適な操作性を・・・)を追求してほしいところです。
11.内装(ドアトリム)
コンセプトモデルに近い、気合のはいった専用意匠となっており、高級感溢れます。
いわゆるインテリアパネルがなく、全面がアルカンターラやレザーで覆われています。
クーペらしく、ドアポケットは最小限。ドリンクホルダーがないようにみえるのはちょっと気になりますね。
ドアハンドルもとても目新しい。
12. フル液晶スピードメーター
RCF・GSFのような固定式ではなく、LFAライクな可動式と想像されます。(IS・RCのF SPORTモデルも類似)デザインもLFAのものにかなり似ていますね。ただ、見慣れたせいかあまり新鮮味はないように感じます。
13.サウンド
オーディオは標準が、パイオニア製のオーディオ。専用チューニングがされているとのこと。
オプションで定番のマークレビンソンも装備。
2017年レクサスモデルとして、ハイレゾ音源のサポートなどもしてほしいところです。
14.安全装備
LSS+が標準のようですが、その他の先進的な安全装備についてはアナウンスされていません。
ブラインドスポットモニター(BSM)、
オートパーキング機能なども備わると想像したのですが、この点はものたりない感がありますね。
現時点では「ナイトビュー」は設定がないようです。
15.軽量化対策、前後重量配分
具体的な重量が公表されていないのでなんともいえませんが、カーボンがドアパネル(内側)やトランクパネルにも使用されているなど従来、スチールであった部分について、軽量化対策がなされています。
アルミニウムも量産レクサス車としては初めてドアパネル、フェンダー、サスペンションエリアに使用されている模様。
また、バッテリーはフロントではなく、リヤトランク内に配置され、前後重量配分は52/48を達成している模様。
こちらの画像では、新意匠のシートスイッチパネルとともに、スカッフプレートにカーボン柄があしらわれていることがわかります。LFAやBMWi8のようにフロアも含めてカーボンではないようです。
なお、カーボンルーフはオプション等の模様。標準はガラスルーフになるとのことです。
16.ドアミラー、アウタードアハンドル
新デザインのドアミラーや、格納式のドアノブなどLFAの除けば初の専用意匠となっており、日本車離れしたデザインとなっています。
17.スピンドルグリル
「F」モデルでもないまだ独自のデザインのスピンドルグリル。とても印象的ですね。
好みは別れるでしょうが、ワイド&ローでとてもカッコいい。
F SPORTモデルとそれ以外でデザインが変わるかも注目したいところ。
18.パフォーマンスと価格
さて、まだまだベールに包まれているLC500ですが、最大の関心事はやはり「価格」と「パフォーマンス」でしょう。
いわずもがな、日本ではベンチマークとなるのはRCFとGSFの存在。
デチューンせず、同型の2URエンジンを使用し、かつアルミニウムを多用し軽量化をはかっているとのことですから再設計には一定のコストがかかっているのは想像に難くありませんし、エンジンサウンドやエンジンルームの佇まいも「F」モデルとはことなります。
パフォーマンスについては、いわゆる「0 to 60 mph time」が「4.5秒未満」とアナウンスされているようですが、これだとRCF/GSFととほとんど変わりません。
軽量化されているというのはあくまでも同クラスのクルマと比べてということであり、絶対的な重量はそこそこあるということでしょうか?(もしくは、そこは「F」モデル登場にお任せ?)
一説にはBMW M4のような大幅な軽量化という噂もありましたが・・・それだともう少しパフォーマンスは高くなりそうですが?RCF/GSFでも具体的な重量はなかなか明かされませんでしたので、今回も気になるところです。
価格については、一部雑誌に出ているような「1000万円程度」ということは100%ありえず、最低でもGSFの1100万円を上回るのはいうまでもありません。
公表された情報から、内装の質感はLSをも圧倒的に上まっていることから相当のコストがかかっていますし、
カーボン素材を見えない場所にも使用してボディパネルにもアルミニウムを使用していることから100−200万円程度の上乗せでは効かず、少なくとも1500万円前後となるのは必然的ではないでしょうか?
今後の続報が待たれますが、特にRCFを検討されていらっしゃるオーナーさんはクーペの最上級モデルかつパフォーマンスもRCFをとほぼ同等ということであれば、かなり気になる1台ではないでしょうか?
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デトロイトショーでの2つの賞はすごいですね!
インテリアの賞を受賞したのも凄いですよね、もっと話題になってもいいのに〜
重量の点はやはりあまり軽くないのかもしれませんね。
おもったよりカーボン比率が低いのと、レザー類の多用で重くなっているのかもしれませんね!
ガラスルーフもかなりの重量となっている感じですし。
価格について、なるほど、北米価格が10万ドルを超える、ということですね。
GSFとRCFの価格設定をみると、ベースグレードが1350万円ぐらいで、多数のメーカーオプションで実質1500万円という可能性もあったりして(笑)
LC500はデトロイトショーでのBest Production Car と Best Designed Interior の賞を勝ち取ったようで、ショーでの花形だったようです。
性能については、かなりの軽量化を期待していました。
ボディ自体はカーボンやアルミである程度の軽量化は達成されているようですが、装備類や補記類で相殺されてRCFと同等の車重になってしまったものと推察いたします。
また、北米価格については以下の説明がありましたので、日本国内価格の参考になるかもです。ただし、下記数字はあくまでも北米のベースグレード価格と思われます。
トヨタ自動車のジム・レンツ専務役員(北米担当)はインタビューで、価格は10万ドル(約1180万円)超になると説明した。
ズバリ、私は10万5千ドルと予想します。(ベースグレード)笑
このたびは残念でしたが、魅力的なLCが出てきてしまいましたね!
A7/S7系にお乗りですと、LC500の大きさも苦にはならないと思いますし、ぜひぜひご検討を!
ご検討できるのがうらやましいです〜
価格帯が気になるところですが、やはり1500万を切るかどうかというところではないかと思います。
開発陣が、BMWの6シリーズをベンチマークにしているというコメントがあったので、650iが1300万程度なのでそれぐらいであればかなり食指が動きますね!
しかし、F SPORTグレードがあるならば+150万とかそういう大雑把な価格になりそうな気もします(笑)
北米での価格帯は意外にはやく出てきそうな予感もするので今後、要チェックですね!
このたびはBMW 新型7シリーズのご決断おめでとうございます。
私も気になり久々にBMWディーラーに見に行きましたが、あまりの進化に驚いてしまいました。
先進装備も目新しい物ばかりですし、内装の質感も十分ですし、ぜひ味わってみてください〜
3年後、次期GS、LSもきっとリリースされていると思います。
社長自らのプレゼン、トヨタ/レクサスのこれからもに期待したいです!
お読みいただき、ありがとうございます。
かっこいいクルマなので、いろんなサイトに情報が出ていますが、量だけはNo1になるよう書きなぐりました(笑)
さて、サスペンションについては、現在の英文を読む限りは、カメラを用いたシステムは搭載されていないようです。
(ダブルボールジョイントをアッパー&ロアコントロールアームに使用しているというような記述がありました。)
北米でも大人気のLCですから、今後派生モデル(F SPORT)や色違いも出てくるでしょうからぜひ期待したいですね!
何度見てもコンセプト?と思ってしまいます(笑)
今日キャンセルしてきました
これで車検は通すことになりますが、またしばらくS7を楽しみたいと思います
正直LCに惚れてしまいまして、価格が発表されるのを待ちたいと思います
サスペンションが気になっていますが、メルセデスやBMWのような、カメラを用いたサスペンション制御等採用されているのでしょうか?
今後のスケジュールとして、おそらく次のジュネーブにてLC500hのブルーを見せると予想しています。
ジュネーブでは、目玉のアストンマーチンDB11も発表になりますので、レクサスに厳しい欧州市場で気を吐き目立って欲しいですね。