2021年06月02日
BMW K100 復活なるか(2章)距離計が動かない!
今までのあらすじ
陶芸家のDoさんからレストア依頼されたK100(昭和62年製)です。
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レストア前の確認として『良い圧縮』『良い火花』『良い燃料』の確認を始めましたが、それ以前の課題山積。
セル交換、燃料ポンプ交換、燃料系配管交換を経てやっと3要素の確認、エンジン始動となりました。
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次は、ミッションのチェックです。
チェックと言っても5速までちゃんと切り替わるかの確認と異音の有無です。
これは問題なさそうです。
その時、気づきました。
メーターの距離計が動いていません。
この車両、年式の割には電気仕掛けが多く、後輪のピックアップで車速を拾っています。
センタースタンドを立てて、ギヤ―を入れるとスピードメーターの針は動くのですが距離計が動きません。
悪い癖ですが、メーターの横をコンコンと叩いてみました。
すると!
針が落ちました。
こうなったら分解ですね。
針は挿すだけで直りますが、距離計は重症の様です。
なんだか、下の赤丸部のギヤ―が変です。
歯が欠けているようです。
取り出してみました。
見事に欠けています。それほど大きな力が加わったのでしょうか?
一番左のモーター軸のピニオンギヤ―は芯のみ残して、歯は全くありません。
触っていると、どんどん欠けていきます。
どうやら過負荷による歯飛びではなく、樹脂が劣化しているようです。
ドイツのイメージではないですね。
何とか歯数とモジュール(歯形)を測定してみました。
何か模型用のギヤ―で代用できないかと探してみると、有るもんですね。
さすがにドンピシャの2段ギヤ―はありませんので、ニコイチで作ることにしました。
各ギヤ―を4個手配して思考錯誤の結果、やっと1セット完成です。
2段ギヤ―の接着には、紫外線ボンドを使いました。5秒で固まってくれるので、非常に楽です。
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本体に組み込んでみました。
何とかなりそうです。
ラバーグリスを塗ってテストです。
動いてくれました。
歯の厚みが少し薄いのが気になりますが、壊れたら今度はもう少しましな物が作れそうです。
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