2016年06月22日
口の中が苦いのは病気のサインかもしれません!
苦いものを食べたわけでもないのに喉や口の中に苦味を感じること、ありませんか?これって何が原因なのでしょう?不快ですよね〜。「体は健康なのになんで口の中が苦いの?」「何か口に入ったのかな?」「それとも食べ合わせが悪かったのかしら?」
と思いますよね。
今回は口の中に苦味を感じる原因と病気の可能性についてお伝えしていきます。口の中の苦味が気になっている方はぜひ最後までご覧下さい。
【口の中が苦い原因】
@ 胆汁の逆流
喉や口の中に苦味を感じるとき、考えられる原因のひとつは「胆汁(たんじゅう)」の逆流です。胆汁は、脂肪を消化するために必要な消化液で、肝臓で生成されて一時的に胆嚢(たんのう)に貯蔵されたあと、十二指腸に辿り着いた食べ物に注がれます。
この胆汁が逆流すると胃が荒れて胃炎になるのですが、さらに、食道にも逆流し喉元まで上がり、苦味を感じることもあるのです。原因は「加齢」です。食道の筋肉締まりが弱くなったり、太り過ぎで腹部が圧迫されたり、姿勢が悪かったり、食生活の乱れにより胃酸が多かったり...
A 胃酸の逆流
これは「逆流性食道炎」というものです。強い酸性の胃液が食道に逆流し、食道の粘膜が炎症を起こす病気です。この場合もやはり、胃液が喉元まで上がってくる事により苦みを感じてしまうのです。胸焼けや呑酸(どんさん:すっぱい液体が口に上がってくる)、頻繁にゲップが出る、胸の痛み、咳、喉の違和感、声が枯れるなどの症状も現れたら「口の苦味」の原因はこれでしょう。原因はやはり、加齢や肥満、姿勢が悪い、食生活の乱れなどです。
B 口内の乾燥
口の中には通常、程よい唾液があります。しかし、口の中が乾燥し唾液がない状態になると、細菌が繁殖しやすくなって苦味を感じるようになるのです。さらに口臭も発生しやすくなるので気をつけてくださいね。
C 亜鉛不足
食生活のバランスが崩れると亜鉛不足になることがあります。亜鉛不足になると、味覚障害を起こすことがあり、口の中に苦味を感じる方もいます。味を感知するのは舌の表面にある「味蕾(みらい)」です。この味蕾を形成する細胞は、とても短いサイクルで新陳代謝を繰り返しています。亜鉛は、味蕾の細胞の形成にも関わっているため、亜鉛が不足すると味覚障害が起きて苦味を感じることがあるのです。
そこで、牡蠣やレバー、アーモンドなどの亜鉛を多く含む食品を摂取してみると良いでしょう。しかし、亜鉛の過剰摂取は返って健康を害しますので摂り過ぎには十分注意しましょう。
D 舌苔
舌の表面に付着する「舌苔(ぜったい)」は、舌の表面の角質が伸び、その隙間に細菌や食べカスなどが溜まったものです。舌苔に発生した細菌は口臭の原因になるガスを作り出しますが、このガスが唾液に溶け込むと苦味を感じるのです。
※ 市販されている舌苔ブラシは使用し過ぎると舌を傷つけて化膿する場合もありますので、使用法は十分注意する必要があります。通常は朝1回だけ舌を傷つけないように丁寧に行うだけで十分です。
E ストレス
ストレスが溜まると唾液の分泌が低下し、口の中が渇いたり舌苔ができやすくなったりします。また、ストレスは胃腸の働きを乱し、胆汁や胃酸を逆流させる原因にもなります。
F 目薬
目薬が涙の通り道を伝って口の中に流れ込むと、苦味を感じることがあります。
G 薬の副作用
薬の中には、「口の苦味」という副作用を持つものがあります。
H タバコ
タバコを吸うと味覚が狂い苦味を感じたり、口や喉が渇いて苦味や口臭を発生させやすくなります。
I 虫歯・歯周病
虫歯や歯周病があると口の中で苦味を感じることがあります。これは、原因菌により発生するある物質と唾液が混じることで苦味を発生させているのです。虫歯や歯周病がある方は、まずその治療に専念しましょう。その間は、こまめにうがいをするなどして口の中を清潔に保つことで苦味は軽減されます。
いかがでしたか?
もちろん、これらの他にも「口内の苦味」を感じてしまう病気は数多く存在します。ここで紹介しているのはその一部に過ぎません。なので、もしもあなたが「苦いっ!」と感じたのであれば念のため、自己判断ではなく医療機関に相談してみましょう。
【おまけ】
口の中を乾燥させる原因は様々です。寝ている時、無意識に口を開けっ放しにしてしまうこともその一つ。他にも、自己免疫疾患の1つ「シェーグレン症候群」という病気が原因となる場合があります。「シェーグレン症候群」は、膠原病(こうげんびょう)の合併症として現れる二次性シェーグレン症候群と、合併症のない原発性シェーグレン症候群に分けられるのですが、このうち、原発性シェーグレン症候群の症状の1つに口腔乾燥があるのです。
シェーグレン症候群は治療法が確率されていない病気なのですが、軽い目の乾燥・鼻腔乾燥・口腔乾燥などの症状だけという方も多く、この場合はなかなか気づきにくいようです。ひどい乾燥に悩んでいる方は、こういった病気も疑い、一度医療機関で相談してみましょう。唾液分泌を促進する薬を服用するなどの対症療法がありますよ。
【終わりに】
口腔乾燥は、口の中に苦味や違和感を感じるだけでなく、ウイルスや細菌が侵入しやすくなったり虫歯になりやすくなります。そこで、口の中を清潔に保ち、保湿することを日々心掛けておきましょう!
そして、
お酒の飲み過ぎやタバコの吸い過ぎなどで肝臓の機能を低下させてしまうと、有害物質を解毒できなくなり、口の中で苦味を発生...
恐ろしいですね〜!
というわけで、
アルコールやタバコの過剰摂取に心当たりのある方は量を控えてみてはいかがでしょうか?
口の中の苦味は、沈黙の臓器である肝臓からのわずかなサインかもしれませんよ。
と思いますよね。
今回は口の中に苦味を感じる原因と病気の可能性についてお伝えしていきます。口の中の苦味が気になっている方はぜひ最後までご覧下さい。
【口の中が苦い原因】
@ 胆汁の逆流
喉や口の中に苦味を感じるとき、考えられる原因のひとつは「胆汁(たんじゅう)」の逆流です。胆汁は、脂肪を消化するために必要な消化液で、肝臓で生成されて一時的に胆嚢(たんのう)に貯蔵されたあと、十二指腸に辿り着いた食べ物に注がれます。
この胆汁が逆流すると胃が荒れて胃炎になるのですが、さらに、食道にも逆流し喉元まで上がり、苦味を感じることもあるのです。原因は「加齢」です。食道の筋肉締まりが弱くなったり、太り過ぎで腹部が圧迫されたり、姿勢が悪かったり、食生活の乱れにより胃酸が多かったり...
A 胃酸の逆流
これは「逆流性食道炎」というものです。強い酸性の胃液が食道に逆流し、食道の粘膜が炎症を起こす病気です。この場合もやはり、胃液が喉元まで上がってくる事により苦みを感じてしまうのです。胸焼けや呑酸(どんさん:すっぱい液体が口に上がってくる)、頻繁にゲップが出る、胸の痛み、咳、喉の違和感、声が枯れるなどの症状も現れたら「口の苦味」の原因はこれでしょう。原因はやはり、加齢や肥満、姿勢が悪い、食生活の乱れなどです。
B 口内の乾燥
口の中には通常、程よい唾液があります。しかし、口の中が乾燥し唾液がない状態になると、細菌が繁殖しやすくなって苦味を感じるようになるのです。さらに口臭も発生しやすくなるので気をつけてくださいね。
C 亜鉛不足
食生活のバランスが崩れると亜鉛不足になることがあります。亜鉛不足になると、味覚障害を起こすことがあり、口の中に苦味を感じる方もいます。味を感知するのは舌の表面にある「味蕾(みらい)」です。この味蕾を形成する細胞は、とても短いサイクルで新陳代謝を繰り返しています。亜鉛は、味蕾の細胞の形成にも関わっているため、亜鉛が不足すると味覚障害が起きて苦味を感じることがあるのです。
そこで、牡蠣やレバー、アーモンドなどの亜鉛を多く含む食品を摂取してみると良いでしょう。しかし、亜鉛の過剰摂取は返って健康を害しますので摂り過ぎには十分注意しましょう。
D 舌苔
舌の表面に付着する「舌苔(ぜったい)」は、舌の表面の角質が伸び、その隙間に細菌や食べカスなどが溜まったものです。舌苔に発生した細菌は口臭の原因になるガスを作り出しますが、このガスが唾液に溶け込むと苦味を感じるのです。
※ 市販されている舌苔ブラシは使用し過ぎると舌を傷つけて化膿する場合もありますので、使用法は十分注意する必要があります。通常は朝1回だけ舌を傷つけないように丁寧に行うだけで十分です。
E ストレス
ストレスが溜まると唾液の分泌が低下し、口の中が渇いたり舌苔ができやすくなったりします。また、ストレスは胃腸の働きを乱し、胆汁や胃酸を逆流させる原因にもなります。
F 目薬
目薬が涙の通り道を伝って口の中に流れ込むと、苦味を感じることがあります。
G 薬の副作用
薬の中には、「口の苦味」という副作用を持つものがあります。
H タバコ
タバコを吸うと味覚が狂い苦味を感じたり、口や喉が渇いて苦味や口臭を発生させやすくなります。
I 虫歯・歯周病
虫歯や歯周病があると口の中で苦味を感じることがあります。これは、原因菌により発生するある物質と唾液が混じることで苦味を発生させているのです。虫歯や歯周病がある方は、まずその治療に専念しましょう。その間は、こまめにうがいをするなどして口の中を清潔に保つことで苦味は軽減されます。
いかがでしたか?
もちろん、これらの他にも「口内の苦味」を感じてしまう病気は数多く存在します。ここで紹介しているのはその一部に過ぎません。なので、もしもあなたが「苦いっ!」と感じたのであれば念のため、自己判断ではなく医療機関に相談してみましょう。
【おまけ】
口の中を乾燥させる原因は様々です。寝ている時、無意識に口を開けっ放しにしてしまうこともその一つ。他にも、自己免疫疾患の1つ「シェーグレン症候群」という病気が原因となる場合があります。「シェーグレン症候群」は、膠原病(こうげんびょう)の合併症として現れる二次性シェーグレン症候群と、合併症のない原発性シェーグレン症候群に分けられるのですが、このうち、原発性シェーグレン症候群の症状の1つに口腔乾燥があるのです。
シェーグレン症候群は治療法が確率されていない病気なのですが、軽い目の乾燥・鼻腔乾燥・口腔乾燥などの症状だけという方も多く、この場合はなかなか気づきにくいようです。ひどい乾燥に悩んでいる方は、こういった病気も疑い、一度医療機関で相談してみましょう。唾液分泌を促進する薬を服用するなどの対症療法がありますよ。
【終わりに】
口腔乾燥は、口の中に苦味や違和感を感じるだけでなく、ウイルスや細菌が侵入しやすくなったり虫歯になりやすくなります。そこで、口の中を清潔に保ち、保湿することを日々心掛けておきましょう!
そして、
お酒の飲み過ぎやタバコの吸い過ぎなどで肝臓の機能を低下させてしまうと、有害物質を解毒できなくなり、口の中で苦味を発生...
恐ろしいですね〜!
というわけで、
アルコールやタバコの過剰摂取に心当たりのある方は量を控えてみてはいかがでしょうか?
口の中の苦味は、沈黙の臓器である肝臓からのわずかなサインかもしれませんよ。
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