2017年04月24日
飛蚊症の症状と対策!生活習慣を改善すれば治るかも!
「蚊がいる!」…と思って周りを見回してみても何もいない...
マバタキをしても手で振り払っても、なぜか黒い点がチラチラ見える...
そんな不思議な経験ありませんか?
日常生活に特に支障がないとはいえ、「ないものが見える」...
この状態は不安で仕方ないですよね!
こういった症状は「飛蚊症」と呼ばれています。
そこで今回は
【 飛蚊症 】
についてとりあげてみたいと思います。
1.「飛蚊症」とは
眼の前に黒い物が見え、マバタキしても払いのけてもまだ見える…
こういった訴えで病院を訪れる人はとても多いのです。
そういった人の中には、網膜剥離のもととなる網膜裂孔ができていたり、
眼の中が出血しているケースもあるので注意が必要です。
また、ぶどう膜炎の症状の一部としてこのような症状を訴える人もいます。
ただ、ほとんどの場合は心配のないケースです!
2.「飛蚊症」はなぜ起きるの?
眼球の中身で、水晶体の後ろの大きな部分を占めているのが硝子体です。
この透明な硝子体には混濁(にごり)が誰にでもあり、天気のいい日に
空を見上げたりするとアメーバのようなものが見えたりします。
これは加齢現象の一種で、中年期を過ぎると多くの人に起こります。
50〜60代で起こることが多いのですが、強度近視の人は早く起こる
傾向があります。後部硝子体剥離になると、網膜に接着していた硝子体が
縮み、前方に移動してしまって網膜から離れ、 その結果、混濁ができます。
3.「飛蚊症」の症状とは
後部硝子体剥離が起きると、「蚊が飛ぶ」「ススが飛ぶ」「髪の毛が下がる」
「タバコの煙のようなものが」 というような様々なものが見えます。
これは、眼の中にできた混濁が網膜に影として写るからです。視力の低下
はなく、不快感をおぼえるだけです。
天気の良い日に空を見たり、白い壁を見たときなどに自覚が強くなります。
「邪魔だな」と思って視線を変えても浮遊物は一緒に移動してきます。
目をこすっても変化がなく、一向に消えてくれません。
「気になって仕方ないよ〜〜〜」
「飛蚊症」
4.「消えないもの」と考えるべし
混濁は一時的に消えることもありますが、基本的には消えないもの
と考えたほうがいいでしょう。年をとって白髪が増えたりシワが出て
きたり...するのと同じで、 自然現象のひとつと考え、なるべく気に
しないようにしましょう(^-^)
では今後どうなっていくのか?...と不安になるかもしれませんが、
現在見えているものがそのまま一生続くと考えてください。
数の増減はあるかもしれませんが、心配ありません。
まず、眼科に行くと
”生理的飛蚊症”
と言われ、「老化やストレスなどによるものですから気にしないで」
と言われることでしょう。
...でも、「気にするな」と言われても、目の前に常に浮遊するゴミは
気になりますよね。しかし現在、飛蚊症には治療方法が確立されていない
ため、医師といえど治療をする...ということはありません。
では...
5.病的な飛蚊症とは
ここまでは放置してもかまわない「飛蚊症」について説明してきましたが、
中には「飛蚊症」が他の病気の初期症状としてあらわれるケースもあります!
たとえば、
[1]網膜剥離
後部硝子体剥離に伴って網膜がひっぱられて穴が開くときに突然飛蚊症が出ます。
暗い所で”光が見える”などの症状をともなうこともあります。 早期発見すれば、
レーザー治療で済みますが、放置すると網膜剥離となり手術が必要になります。
[2]硝子体出血
眼の中に出血すると飛蚊症が現れます。高血圧、糖尿病などがある人は注意が必要です。
[3]ぶどう膜炎
全体のかすみや眼の充血、痛みなどを伴います。原因がわからないこともありますが、
通常は糖尿病、リューマチなどの膠原病、 結核、梅毒などの病気が原因のようです。
これは一度かかるとなかなか治りにくく再発することが多い...というやっかいな病気で、
適切な治療をしないと失明してしまうこともあります。
《対策》
飛蚊症の原因の多くは「活性酸素」で、活性酸素を発生させる主な原因は「紫外線」
☆☆☆☆☆☆☆
<飛蚊症で気を付けたいこと>
1. 目の検査を受ける
飛蚊症はある日突然起こります。まず目の検査を受け、病気の可能性がないかどうか
確認しましょう。また、年に一度は目の検査を受け、悪化していないか確認すること
も忘れずに!
2. 黒い影の動きをチェックする
加齢に伴う単純な飛蚊症の場合、小さな虫や糸くずのような黒っぽい影は、
目を動かすと一緒に動きます。もし黒い影が動かないように感じたら早めに受診を!
3. 飛蚊症が進行する場合も注意を
飛蚊症による黒っぽい影が増えるような場合には受診する必要があります。
4. ほかの症状にも気を付けよう
飛蚊症だけでなく、視力の低下、目の痛み、視野が欠けるなど、ほかの症状が
みられる場合は要注意です。
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