蒸し暑い一日になりました
竹橋から神保町は近いです
界隈を歩いて・・・街角のガクアジサイに思わず足が止まる
ガクアジサイって涼しげでいいですね
<本日の稽古>
今日も、稽古の前にフォルムの確認です
先生考案の重点力学のニュー観点から、感覚として身につけます
前回の構え方に引き続いて、
バチを持つ右手の構え方にも、重点力学が潜んでいるのを確認します
三味線というのは、胴のエッジ部分をももに置くんですよね
そして、右腕も、その対角線上のエッジに置く
エッジ同士で支えるんです
こんな不安定なバランスでわざわざ弾く楽器
これが、初めてだとなかなか感覚が掴みにくいんですね
(私も最初わけが分かりませんでした)
三味線の側面をももに乗っけるんじゃない
三味線の側面に右腕を乗せるんじゃない
なかなか感覚がつかめないのは、
自分が抱いていた三味線に対してのイメージと違いすぎるからなんですね
そして、バチを構えたときの右手にも重点力学が働いています
・三味線の胴(エッジ)と接触している右腕の場所
・バチを持った右手の小指が、バチに接触する場所(常に接触)
・三の糸の下のバチ皮に付いているバチ先の場所
この三角形の点で胴を支えているのです
よく「弾くときは、小指を常にバチ皮に付けるように」という言葉も、
漠然と、バチの動きがぶれないようにするためかなと思っていましたが、
三点構造で常に安定を得るための、大事な小指だったのです
あちこち、ぱっと見分かりづらい三角形の点で支えて構える
非常にややこしい構え方をする楽器としか言いようがない
テキストも大詰めになり、
お伊勢参り、千鳥の合方、越後獅子、深川節を弾きました
お伊勢参り、深川節は端唄でも習ったので懐かしい〜
越後獅子は端唄で「浅草詣り」として教わりました
元ネタの長唄に出会って感動です
テキストと端唄とでは細かいところが若干違います
弾き慣れたクセというものはなかなか直らないもので、
端唄の曲を思い出して弾くと、バチの開き幅の感覚が狂うんですね
指も、2-3は人差し指と中指で弾くので、だんだんこんがらかってきます・・・
それでも、知っている曲というのは嬉しいものです
越後獅子は、替手もあります
試しに私が本手を弾いて、先生が替手を弾いてみます
これがまたコロコロコロコロ、コロリンコロリン超複雑な替手です
長唄に比較的もれなくついてくるのが替手
越後獅子は、聞かせ処たっぷりな飽きない曲なんだそうです
来週は替手をやることになりました
出来るのだろうか・・・
ついに、月謝袋が6枚目になりました!
三味線を初めて丸5年が経ちました
出来ても出来なくてもまず一年、
石の上にも三年、
三年過ぎたらとりあえず五年、
ここまで続けられました
三味線を持ったこともない初心者でした
これからも頑張ります〜
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