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2020年10月04日

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク(プロセカ)を攻略し電子の歌姫になる 2曲目 私の総合力は105291です

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……!!!
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!!!!!
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……












可愛すぎ!!!!!












……





あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!






「MV鑑賞をしていたら、気づけば3時間経過し、スクショは1200枚を超えていた………」








な…


何を言っているのかわからねーと思うが 



おれも何をされたのかわからなかった…





スマホのバッテリーがどうにかなりそうだった… 






アッコにおまかせ事件だとかゆのみP盗作事件だとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ





もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

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うがー!!!






MVPになれない…
(´;ω;`)








12時間プレイして(MV鑑賞含む)HARDまでしかクリア出来ないので、仕方ないけどねえ…





相手がミスって自分が完走すれば、大体2番〜だな











(´・ω・`)
EXPERTは、いまのところ無理だ







スマホでのタップ演奏も、どうにも慣れない。CSと違ってボタンを押したという感覚で音に乗れないので、押したのに反応しなくてイライラ……なんてことがよくある





ただでさえ、タイミングがシビアなゲームだしね…





もしコントローラで対戦できたら、勝てると思うわ。



まあその場合相手も、下手すりゃスマホより上手いだろうけどね








そもそもなぜか一定ポイント溜まるまで総合力マッチングできない「プロセカ」サイドにも、責任はあるよね…









私が下手なのは別として、総合力の低さや、ガチャ運の悪さも酷いね。リズムゲーですらガチャ運や課金で勝負が決まってしまう






10連3回……まさかたったこれだけで、★3がダブるとは思わなかったよ…
(;´∀`)






おかげでいまだに★3が3人、★2が1人という…



やはり★4がいないときつい







まあ上手いプレイヤーは、メンバーに関係なくノーミスクリアできるだろうけどねえ…








「ひぐらし」「テイルズ」みたいにつまらなくてすぐ投げたゲームはガチャで当たりをガンガン引いて、「プロセカ」みたいにハマった良作ほど引けないのはなんだろうね…
(´・ω:;.:...






面白いことは面白いが、どうしても勝ちたいという欲求と、勝てずにイライラという鬱憤が蓄積されるんだよねえ…















バーチャルライブは毎日見てる。




上演前ペンライトを振って暇つぶししていたら、続々と人が集まってきて、円になって皆が同じアクションをしたのは笑ったよ










ボカロチーム以外だと、お気に入りはレオニだね。教室ライブは音響もよく響いてるし、本物さながらの臨場感だ




……

あとのチームはそうでもないかなぁ…
(;´∀`)












グラフィックは本当に素晴らしい。もうほとんどアニメみたいに動く
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カメラワークの上手さやダンスの可愛さも徹底されてて、カメラから一瞬見切れる時にニコっと笑みを浮かべたり、女の子(男にもできるが(笑))の可愛さ全開で、凄いわ






2020年10月01日

プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク(プロセカ)を攻略し電子の歌姫になる 1曲目 バーチャルライブでまさかの……

やべー……



久しぶりにゲームで感動したかも……





いやはっきり言おう。



感動した

これはもう、感動なんだよ










感動といっても色々方向性があって、「泣けるストーリーに感動」がゲームではベタだけど、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」では時代の進歩に感動したのかな…






バーチャルライブ……とんでもないわ









まるで本当にボカロたちが存在し、自分がその場でライブステージを観ているかのような臨場感と興奮だ。


曲名も歌詞も出ないので、音楽番組ではなくまさに「ライブ」だ










観客としてペンライトを振ったり、アイコンを表示したり色々出来るのがいいが、面白いのは現実のライブと違って観客席を自由に移動できることだね



場所取りが自由だなんて最高だね





ステージが変わったら、みんな最前列にダッシュするんだから(笑)












途中で曲に合わせジャンプするところがあるけど、周りの客たちがジャンプして邪魔だったのが、リアルすぎて笑ってしまった










まあ客の話は置いといて、ライブステージのリアリティは凄いね





ミクの登場からMC、最初の曲が終わり、レンとKAITOの登場…





そしてボカロレギュラー組で歌とダンス…









曲数と時間は限られてるが、構成が現実のライブそのものだ





ボカロたちはステージ狭しと駆け回り、歌とダンスを披露する…







ステージも曲に合わせ、どかーん!と火花が打ちあがるような演出が入ったり、まったく飽きさせない
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ズームアップで、好きなボカロだけを追いかけることも可能…







ミクを嘗め回すように追い回したわ
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いやあ楽しかったね…





それにライブが終わっても、観客が結構残ってるのな。






「アンコール!」をみんなで連呼したけど、これは何かギミックがあるのだろうか?





ただの文字列か、それとも一定数集まると本当にアンコールになるのか…












会場前ではチャットもしたが、参加者のマナーは今のところ良いと感じた


普通これだけ大量に集まると荒れるけど、そういう空気もなかった











それにやっぱり期待の新作なので、ソシャゲとしても遊び相手がすぐに見つかるのがいいね。





メンバー5人が、一瞬で集まる





「フィーバーダンク」なんて1試合するだけで、10分待たされるからなあ…




シーズン3は237試合114勝(勝率48%)だったが、6割は待ち時間だから時間の無駄だよねえ…











「プロセカ」は肝腎の音ゲーとしては判定がかなりシビアで、いまいちコンボできない。



ストーリーはつまらないし、曲によってはMVすら無い






大昔に出たPSP版ですらイラストを使ってたので、今更こんな手抜きするのか?と萎えてしまった。(いや、もちろん基本プレイ無料でこれは凄いけどさ)










それに「ただのMV」であって、「ストーリー性」が無いんだよね。ただ演奏したり、歌って踊るだけ



CS版はMVというより「ショートフィルム」といった内容で、それぞれの曲に秘められたテーマの映像化が楽しめたのにな

















最後に1つリアルな指摘をすると、バーチャルライブをさんざん感動感動と言っておいてアレだが……





きっと飽きると思う








1度目は感動して当たり前なので、今後はスタッフが相当頭を捻って面白くしないと、徐々に寂れるだろうね






ソシャゲは回転数が凄まじく、次から次へと新作が出るからねえ…





だから頑張らないと、延々と対戦するだけのゲームになっちゃう















他には「ひぐらしのなく頃に 命」と「原神」もプレイ中



「ひぐらし」は最初のガチャでいきなり園崎姉妹SSRをダブルヒットし、「原神」はモナを引いた





我ながら運がいい。

2020年09月04日

ティラノゲームフェス2020の、入賞作品を予想する

さて今年もやりますか!


ティラノゲームフェスの入賞作品予想!!

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「はえーよ」と今あなたが思った通りまだ開催前ですがタイトルは出揃っていますし、私は100%部外者につき柵ゼロなので、もう書いてしまいます(開催する頃には多忙になっている、という事情もあります)




内容も「岡目八目」「他人の正目」的に、100%客観視スタンスでいきます








なので、これらは私の評価ではありません。






私の評価ランキングは半年に1度行っていますが、そこに書き込まれた「管理人さんはやっぱり〇〇を選んだか」「〇〇は絶対入ってると思ってた」「いかにも管理人が好きそうなゲームだからランクインすると思った」というコメントと同じで、ティラノゲームフェスの過去の傾向からの、推測です



実を言うとあれらのコメントの影響で、私も少しやりたくなりました(笑)







当然のこととして入選するか否かには一切関係しないので、娯楽的に、肩の力を抜いて読んでね





まずは、「佳作入選はある」(今年は「敢闘賞」に変更?)と予想した良作は……







これだ!!
m9っ`Д´)












「リベリオン・ヒーローズ」
「MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-」
「吹き溜まりの彼女」
「僕らのノベルゲーム」
「Escape Box」
「怒ると死にます。」
「last good night」
「パーソナル・スペース」
「トリカゴセヴンデイズ」
「Eveplus」
「鉛の魔女」
「三秒前の恋人」
「人間らしく」
「好きだ!」
「椿の主」
「人形遊び」
「ロストフレンド」
「点鬼簿行路」
「サイコロサイコ(完全版)」
「偽りの夢」
「和泉くんと三姉妹。」
「天海のメッセージボトル」
「ハローライブ!」
「メイドさんと繋がりたい」
「ダークネス・ボーイフレンド」
「よよいのよみもの」
「幸福の魔術から目覚めても」
「未完の後悔」
「死ぬよりもつらいこと」
「多分そんなに怖くないホラーゲーム」
「ユキとアカリ」
「脱衣×脱出!双子in薔薇屋敷」
「イヴの迷宮」
「閉鎖病棟のアリス達」
「彼岸の蟲」
「てんがいちかく」
「地下監獄ESCAPE」
「あいちゃんピキング!」
「スミレちぇんじ」
「消灯コーヒー」
「ほしにねがいをかけたなら」
「よもやまセレクト」
「かこへの扉」
「付夜紅葉雑貨店_第一夜「AnotherWindowLight」(完成版)」
「仙年六花 ー引き継がれし想いー 第一章」
「クズな俺が転生したら銃で無双しちゃった件について。」
「モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか?」
「さよならキャットボックス」
「裏表旅館」
「うなずく、うべなう」
「ありすすいーぱー」
「タマキハル〜序章 艮為山編〜」
「嘘の手紙」
「擬態する群衆」
「空の果てからこんにちは」
「バロックを抱く揺籠」
「美味しいドラゴンの食べ方」
「幽明少女はユメを見る」
「エレベーター 〜性格不安定な僕とみよちゃんの物語〜」
「浮気をバレないようにするゲーム」
「女中浮世の怪談」
「【脱出ゲーム】プリンセス・ブレイク」
「こと国シスターズ!!」
「女のフリしてゲーム作ったら、女装することになりました」
「ツンデレ幼馴染を幸せにしたい」
「深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to」
「Sea glass(シーグラス)」
「お前のスパチャで世界を救え」
「生真面目な後輩ちゃんのゲーム」
「ネームレスな彼女」
「告白するまで@1分!」
「2100-1」
「さみしいカッパ」
「美味しいドラゴンの食べ方」
「ティアマトの星影」
「一恋」
「コインランドリー」
「さりとて君影草は咲く」
「胡蝶蘭のメヌエット」
「ヤドカリ」







……


多過ぎ!!!








それもそのはず、今回は556作品もあるそうです。



私も100作品以上プレイした筈ですが、厳選してもなお、これだけの良作がありました





もうこの時点で半分、漏れる(NHKの連ドラっぽい)っていう…







でもこれらのゲームは間違いなく面白かったからね。選考されなかったといって、何も気にする必要は無いからね












傾向としては…


今回はシナリオというより「シナリオ構造」に工夫を凝らせた作品が多かった






前回の選考基準は「オリジナリティ」だったと見ているが、今回はどうだろうね






今回も重視されているなら、「幸福の魔術から目覚めても」「パーソナル・スペース」「多知くんは何も知らない」「ミラーリングサマー」は、エポック賞を狙えるのでは












選考基準に曖昧な点が多いティラノゲームフェスだが、「グランプリすべてに共通する要素」がある




それは…










すべて長編ということ。







逆にこれまでのグランプリに短編は1本も無いので、今回も選ばれる可能性は低そうだ











だがそれは、あくまで去年までの話だ。









2018までは全て自作絵ゲームがグランプリだったが、2019の「初恋天秤」は素材絵だ





このように、2020でも何かを覆す可能性はある











逆に、「これが選ばれる可能性は低い」というのは……





未完結作品だね




一応応募は出来るけど、審査員は完結を完成と見做している節がある









それらを踏まえた上で、部門別予想をまとめると…






・長編ゲーム部門

「サイコロサイコ(完全版)」
「MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-」
「モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか?」
「こと国シスターズ!!」
「僕らのノベルゲーム」
「パーソナル・スペース」
「ティアマトの星影」






・短編ゲーム部門

「偽りの夢」
「吹き溜まりの彼女」
「Sea glass(シーグラス)」
「生真面目な後輩ちゃんのゲーム」
「さみしいカッパ」
「一恋」







・ホラーゲーム部門

「人形遊び」
「女中浮世の怪談」









・脱出・探索ゲーム部門

「Escape Box」
「嘘の手紙」
「地下監獄ESCAPE」
「【脱出ゲーム】プリンセス・ブレイク」










・コメディ部門

「怒ると死にます。」
「女のフリしてゲーム作ったら、女装することになりました」
「一恋」









・エポック部門

「モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか?」
「MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-」
「好きだ!」
「よよいのよみもの」
「バロックを抱く揺籠」
「美味しいドラゴンの食べ方」
「エレベーター 〜性格不安定な僕とみよちゃんの物語〜」
「幸福の魔術から目覚めても」
「パーソナル・スペース」
「多知くんは何も知らない」
「ミラーリングサマー」
「さみしいカッパ」










・プラグイン賞

「ハローライブ!」
「脱衣×脱出!双子in薔薇屋敷」
「怒ると死にます。」
「ありすすいーぱー」
「鉛の魔女」









・敢闘賞

羅列したそのほかのゲーム











・総合グランプリ

「モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか?」
「MYJOLLYROGER -マイジョリーロジャー-」
「サイコロサイコ(完全版)」
「好きだ!」
「こと国シスターズ!!」
「僕らのノベルゲーム」
「パーソナル・スペース」
「ティアマトの星影」……





「僕らのノベルゲーム」「パーソナル・スペース」あたりが最有力かなぁ?






スポンサー部門のみ、性質上除外します。「部門賞はあと数枠、増加予定」とあるので、その際には加筆します。


また、未完成作品がバージョンアップした際にも、追記するかもしれません








……





自分が面白いゲームというより(それを挙げたら主観同士の意見になり無意味なので)、ほぼ過去の傾向からの「審査員がどういうゲームを好むか」の予想というのも、なかなか酔狂ですね






マイベストを挙げるなら、「モブだけど、主人公くんを好きになってもいいですか?」かな









……


ティラノゲームフェスだけに限らず、ノンプロの大会は真剣ながらも気軽なものであってほしいですね。




ましてや出版業界や音楽業界と違い、プロデビューも掛かっていません






運営者も「ティラノフェスはコンテストとして競うというより、みんなで作品を持ち寄って楽しんで輪が広がる、お祭り会場みたいな場所になったらいいなと思っています」とツイートしているように(前回書いた通りこの考えは私と全く同じだが、おそらくほかにも同様の考えの人がいる)、ティラノゲームフェスのコンセプトは本来そうなんですよ






だって「フェス」なんですから







それがいつ頃からか空気が変わり、「落ちたら死ぬ」くらいの変にギスギスした雰囲気が出るようになりました








これね、良くも悪くもフリゲの質が向上したことが背景にあると思うんですよ。


みんな、本気過ぎる







以前「昔のフリゲは習作が多かった」と書きましたが、習作は作者の肩の力が抜けているため、諍いが起こらないというメリットがありますから



実際当時落ちた人たちは、「あーだめだったかー。でも次頑張ろう」「オレは完成させただけでも満足」「いい記念になった」くらいのノリでした(私もです)








でも今はもう、本気も本気。



情熱だけではなく、お金もかける。時間もかける。人もかける。










それ自体は技術や品質の向上につながり、素晴らしいこと。




しかしその結果、「こんなに必死でやったからには、受賞しないと報われない」「せっかく掛けた金や時間が全部無駄になった!」という心理になるんじゃないでしょうか





あるいは「選ばれなかったら、ほかのスタッフに申し訳ない」と思う責任感の強い人もいるかもしれませんね







でもそうじゃないんですよ。まずは作品を1つ完成させるだけでもすごいことだし、達成感がある。




誰からでもいいので評価されたり、自分の脳内の具現化である創作が受け入れられた時こそ、さらに満足感がある。





元来フリーゲームは、このくらいカジュアルかつシンプルなものでした。






もちろん、過熱した方々の必死さは否定しませんけどね












私はテキストADVが大好きで家庭用ゲームではほぼ網羅していますが、この界隈が盛り上がる事を非常に好ましく思ってます





「呼び水」ともいうべきか、面白いゲームは知り合いにも勧めているので、SNSでフリゲと縁が無さそうな人が唐突にフリーノベルゲームの感想を書いてたら、たぶん私の差し金です(選択肢のないフリゲは、特に薦めやすい)









「ゲーム」という「読書」から遠く離れたカテゴリで「活字」が書かれ、そして読まれることが、単純にうれしい





ノベルゲームが好きな人って、小説を書いたり、読んだりもするんでしょうか?








ノベルゲームはただ完成させ配信するだけでも、思わぬところに一役買ってるんですよねえ…






2020年09月03日

KOKUTOU - 鐘塔の幽霊 - レビュー感想 こんや12じ ゆうれいがでる

港が見下ろせる丘にひっそりと佇む骨董品店。
この店にはアンティーク以外のモノが集まることがある。
それはどこにでもある些細な“日常の謎”。

骨董品店を営む男“黒十美鶴”。
お嬢様学校に通う財閥の娘“小倉柚葉”。
二人が挑む謎は殺人でも脱出でもサスペンスでもない日常に潜むミステリー。
今回の謎の舞台は歴史ある礼拝堂。

『12時、誰もいない礼拝堂の鐘塔に幽霊が現れる。』


そんな噂の真相を確かめるために、
二人は季節外れの肝試しをすることになる。

果たして黒十は見事幽霊の正体を暴けるのか。













エピソード1「KOKUTOU - 消えた初恋の謎 -」……
エピソード2「KOKUTOU - 招かれざる常連客 -」……
エピソード3「KOKUTOU - 御伽倶楽部 -」……



そして今作がエピソード4「KOKUTOU - 鐘塔の幽霊 -」





「KOKUTOU」シリーズは初代からプレイしているが、もう3年以上が経つんだね…
(;゚Д゚)





気づけばずいぶん長いシリーズだ。完結まで7割くらいは来てそうだけどね。






そんな長期シリーズなので、ある程度新規プレイヤーへのチュートリアルはあるものの、完全に「続編」ですね





「KOKUTOU - 招かれざる常連客 -」の伏線が回収されるので、シリーズをプレイしてないと、話がさっぱり分かりません(わかっても感情移入できないと思う)

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なので興味のある方は、初代からのプレイをおすすめします。


面白いゲームだし、15〜30分くらいでサクっと終わるからね










さて今回の舞台は、ヒロインの通う女子高。


幽霊の正体を調査する



学園七不思議的なミステリで、王道だ









すべての謎を解き、トゥルーエンドを見た感想は………








いい話だね……








私はこういう友情ものに弱いのだが、ついにきたる待ち人の正体には、うるっとしちゃったよ





ストーリーとエンディングは過去最高に良い。








幽霊の正体と梯子も階段もない場所を犯人が上ったトリックは、コージーミステリということもあり、大体の人が推理できるだろう。


意外性は無いが、矛盾もないベタな落としどころだ









1つ、叙述トリックというにはあまりにも反則気味でシンプルな思い込みを利用したトリックが使われているが、私はむしろ、こっちに騙された(笑)。










4作目の特徴として、シリーズ初の中編なんですよ。


これまでは30分もあればクリアできたが、1時間規模のストーリーになってます






なのでこれまでよりも、会話劇や推理の中身が濃かったんじゃないかな〜。

初代なんて本当に簡素な推理だったからね











舞台が女子高だから、女の子ばかりで見た目にも華があったねギャルゲーみたいな絵面やな
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周りが全員女子高生なので、黒十さんが年の差を感じるのが妙にリアルだ(笑)。



黒十さん、35歳くらいかな。




フリゲは若年層が作り若年層が遊ぶこともあり多くの主人公が少年少女なので、主人公が落ち着いた大人の男ってのは「KOKUTOU」シリーズの良いところだね




クールではなく「落ち着いてる」感じの主人公は珍しい





その分ヒロインがアレだけどね














評価B
70点



1年以上張った伏線がやっと回収されたこともあり、シリーズで一番面白かったかも…


良作です。気になった方は、初代からやってみては










気になったんですがリードミーやスタッフクレジットにボイスキャストが載ってるのに、肝腎のボイスが入ってませんでしたね…


バグということはなさそうだが…

2020年09月02日

ネームレスな彼女 レビュー感想 家族がふえるよ!!

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俺は現代社会に揉まれる、冴えないサラリーマン。
社会的地位は普通に低いから、名乗るほどの者でもない。

数年間休まず通勤してきたが、ついに無断欠勤という暴挙に出た。
会社から遠く離れた田舎駅で声をかけてきたのは、見るからに派手な女子高生。

「おじさん、名前なんて言うの?」

「名前を聞くなら、まずは自分が名乗るべきだろ」

「あたし‥‥名前捨てちゃった」

















最近流行りの、社畜とJKギャルもの。



死んだような眼をした社畜が、会社をサボる。


そんな時「おじさん」と声をかけてきたのは、派手な女子高生…



そして始まる、ふたりの奇妙な関係…






こういうフリゲは「トナリとヨコ。」「12月に雪は降らない」などがあり、一般ゲームや漫画、ラノベでも結構流行ってるジャンルだが……







一味違ったね







…「ネームレスな彼女」は、単なる「おじさんと女子高生の話」ではない



絶対違う。










まずストーリーのキーとしては、ヒロインであるネームレスは何者か?ってことだよな。





主人公にいきなり声をかけてきたり、意味深なことを言ったり、秘密を抱えたヒロインだ


彼女の正体を知ることは、プレイヤーの大きな動機になる









ヒロインの正体は、読めなかったな。




伏線が多く張られているので違和感はあったが、その答えにはたどり着けなかった




だってあまりにも現実離れしてるからなあ……










そもそもネームレス子が主人公を「おじさん」と呼ぶことに違和感あったんだよ。


女子高生からしたら20代はおじさんじゃないでしょと。




じゃあ何からしたらおじさんなの?
ってね










ストーリーも面白かったね。主人公とギャルJK、まったく相容れないタイプの人間に見えるが、どこか似ていて、抱えている悩みは同じなんだよ。それゆえ、ふたりはシンパシーを感じる










社会への虚無感、自己の存在意義への疑問から始まり、すべてを捨て新しく生まれ変わる疾走感あるエンディングは、見ものだね。








EDはトゥルー、ノーマル、バッドの3つ



「ずっと一緒にいてください」と告白した彼女の気持ちに応えるとトゥルーエンドだが、その時のネームレス子の反応が妙にリアルだ



ご都合主義ラブコメへの当てつけでもあるかもしれない








でもふたりは、なんだかんだでずっと一緒にいそうではあるな























評価C+
65点



量産型の「社畜とJKギャル」系では、一線を画すかもしれないですねえ……




「ネームレスな彼女」はせっかく面白いのに、最近配信されたフリーゲームの中で、DL数が非常に少ないのですよ。新作なのに100位以内にすら入っていません。




「フリーゲーム 優しい世界」はそれこそ海に沈みそうな隠れた良作の紹介を意義の1つとしていますが、久しぶりにこのブログらしいフリゲレビューが出来ましたねぇ……





人気フリゲをレビューすればアクセスも倍増するし、知名度の分だけ盛り上がるのでしょうけどねえ…










あ、そういえばコメントがいつの間にか500超えていました。

例によって、約半数は私の返信ですけどね。




昔のHPは「キリ番」という風習がありました。これはカウンタなどで、キリの良い番号や、それを踏んだ人のことをそう呼びます。




記念すべき500コメントを踏んだのは……







よりにもよって私だったね











2020年09月01日

「さみしいカッパ」「こと国シスターズ!!」「ツンデレ幼馴染を幸せにしたい」「アンドロイドは小説家になる夢を見るか?」……8月下旬に配信されたおすすめフリーゲームまとめpart2

▼引き続き、8月の終わりごろに配信されたおすすめの良作を、ピックアップしていきます。
















「さみしいカッパ」……





絵本をモチーフにしたグラフィックが素晴らしい。しかも数コマでアニメーションする
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ボイスや音楽も、オリジナルだろうか?凄く印象に残る




可愛らしいキャラクターデザインや癒し系の物語など、まさに大人も子供も楽しめる「遊べるデジタル絵本」だ






私のお気に入りは、かっぱが助けた子供と結婚するエンディング。


ひとりぼっちだったかっぱは結婚し子供をもうけ、幸せな生活を送る




人に親切にすればいい事が待っているという、根源的な教訓が詰まっているね







でもびっくりしたのは……この子供……女の子だったのね





本作のコンセプトは「こどもとつくる」らしいが………








これじゃ「こどもをつくる」じゃねーか















「こと国シスターズ!!」……




突然3人もの外国人妹が出来た「お兄様」




ラノベチックなストーリー、柔らかいタッチの絵、フルボイス……非常に手間暇掛けた作品だ



スタッフロールで各話文字数が表示されるが、「死月妖花」以外に文字数が表示されるフリゲを初めて見た。スタッフとしては、ボリュームがある事も売りなのかもしれない(クリアまで3〜4時間)







ジャンルはラブコメ・ホームコメディだが、後半雲行きが怪しくなり、設定詰め込み過ぎの欲張りハッピーセット状態





あれもこれもと盛り過ぎなので、どれか1つはカットしてもよかった



しかも3姉妹とは「設定上」関係しているものの、「ストーリー」には絡んでこない





プレイヤーにはオチが読めるだけに主人公の鈍感さが(といっても普通気づかないか)じれったいが、家族愛がテーマの一風変わった良作





せっかく絵が綺麗なのでスチルがもうちょっと欲しかった。サブキャラが3枚もあるのに、肝心の3姉妹には3人纏めたスチルしかない…












「ツンデレ幼馴染を幸せにしたい」……


ツンデレ幼馴染がヒロインのギャルゲー。



1つでも選択肢を間違えると即バッドエンドだが、面白いので見ておきたい





ツンデレ幼馴染の台詞がキレキレで、カレーが大好きな主人公に言い放った「インドから通学してるとか言われてるの知らないワケ!?」は笑った












「アンドロイドは小説家になる夢を見るか?」……





「AIが描いた絵」をたまにネットニュースで見るが、本作は「AIが書いた小説」がテーマ。



小説家を目指すもさっぱりな主人公と、どんな小説でも短時間で書いてしまうアンドロイド女性のお話で、創作者に対してかなりの皮肉成分を孕んでいる。



見た感じのイメージはイイ話系っぽいのに、まさかこんな話だとは…





AIが唯一できないのが「創造」という話を聞いた事があるが、このゲームのように「創造」まで人間を凌駕してしまったら、恐ろしい時代になりそうだね




AIに学習させる小説を選べるが、ラノベばかりにしたら予想通りの反応になった。













▼ティラノゲームフェス2020は、とうとう締め切りですねえ…



今年は滑り込みが大量にあり、審査は去年以上に大変でしょう。発表を延長する可能性もあるかもしれません




HPとしてのノベルゲームコレクションはサーバーが不安定で、エラーも増えました。新作をDLしようにも404、ということが以前から多々あります




私もサイト管理をしたことがありますが、運営はとても楽ではないでしょう




ティラノゲームフェス2021が開催されるかは分かりませんが、2019のように荒れた雰囲気があると、危ぶまれるかもしれませんねえ……(どれもあくまで想像です)










▼8月も終わりましたが、今年の夏はいわゆる「夏ゲー」が無かったですねぇ…



6章・最終章が更新された「流れ星に願いを」は、もともと1月配信だし…




去年の「キミの瞳に映る夏」のように、残暑の時期にギリギリ何か出ないかな
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▼「フィーバーダンク」シーズン2は、無事チャンピオンTまで上がった。




勝率は50%前後をキープ。良くもないが、悪くもない数字だ




恐ろしい事に、シーズン2ではスキル強化が全く出来なかった。ダイビングキャッチも、未だ2だ
(;^ω^)








少しは上手くなったのか、戦犯になることもほとんどない。負けてもスコアが一番高い、なんて事もある


逆に味方の判断ミスが気になることも多い




この調子なら、シーズン3はレジェンドまで上がれだろう






でももう、このあたりが止め時だね。




引退はしないけど、今後は1日3試合とかになるだろうな





実際シーズン1は908試合したのに、シーズン2は366試合と激減しているからね






もう飽きてるし、ここまで過疎るとモチベーションが下がる要素しかない




よく対戦したチームメイトも、既に引退している










バスケゲームとしてはただの凡作だが、このゲームはとにかく女性キャラが可愛いんだよ。私はいわゆる「萌え絵」が苦手なので、このような実写風のキャラクターを好ましく思う



新キャラのR18は兄妹キャラのレモンと、凄い顔面格差だ






男は奇形だらけだが、女性キャラは可愛い……



……


それしか長所が無い……
(;´Д`)

2020年08月30日

「女のフリしてゲーム作ったら、女装することになりました」「浮気をバレないようにするゲーム」「Heartless Killers」……8月下旬に配信されたおすすめフリーゲームまとめ

8月下旬は、大量のフリーゲームが投下されていますね。





それも層が厚く、良作がとても多いです。





何をプレイすればいいか悩んでいるあなたのために、この時期に配信された良作を、まとめてみます。(それ以前に投稿されたウディコン作品も含む)



簡潔なレビュー感想も書きました




尚「こと国シスターズ!!」「女中浮世の怪談」のようにランクインしているものは、人目についているので一先ず除外しています。













「君と二人で歩くことが」……


若い独身男が中学生の女の子を引き取れるの?とか、ヒロインのクラスメイトの役割が小さいとかツッコミどころや不自然さがあるものの、良質のホームドラマ。




「他人」が「家族」になるゲームだ






ヒロインは若干12歳。このブログを読んでいる君はこのくらいの年齢で、このブログを読んでいる大きなお友達が好きなのも、このくらいの年齢だね!












「タナトスに沈む」……


むかしながらのADV。システムにもこだわった技巧派。「MIND CIRCUS」とかが好きなら、ハマるかも。














「S教会と禁断の部屋-立入禁止-」……



ありがちな設定ながら、エロティックかつグロテスクなゴシックホラー。グラフィックが素晴らしい。爺さんの長台詞は必見。


製作期間が2週間とのこと。速い。














「Heartless Killers」……



「Phantom -PHANTOM OF INFERNO-」っぽい女の子同士の戦争もの。

可愛いけどしっかりハードボイルドしてる。グラフィックも美麗


笑いのない、冷淡なストーリー













「クオリア」……



これは実にユニークなゲームだ、自由度が高い。


ゲーム開始直後にヒロイン(?)を撃ち殺せるとか、いきなり面白かった。














「女のフリしてゲーム作ったら、女装することになりました」……



作者の性癖丸出しの、素敵な変態ゲーム。主人公もチ〇ポを丸出しにする。






男であることを証明したいならもっと他にあるだろうに、主人公がやたらチ〇ポを出したがる






お目目きらきらで相変わらず女性キャラが可愛いが、今回はチ〇ポが生えている。




アニメーション、Live 2Dなど、技術的に大幅に向上している。ボイスコ起用によるフルボイスという気合いの入れよう。動画サイトの再現シーンで、コメントが動いてる事が何気に凄い。




ギャグも面白いが、それ以前にフリーゲーム制作やゲーム実況の暗部をコメディタッチに描くオリジナリティがよい。この題材のゲームは、大体が暗い内容だからだ





ただの変態ゲームではない















「エルシェの少年」……


現実にこんなことありえねーよと思いながらも、海外でこのような猟奇的事件があった事を、「世界まる見え!」的な番組で見た覚えがある。奇妙なリアリティだ



作者の描く女の子は可愛いが、ヒロインは作者のゲームで最年長かも?



しかしいかにも「過去」がありそうだったが、特に言及がないまま終了…


このおばちゃん何者なん?
(´・ω・`)













「深夜徘徊のための音楽 beats to relax/stray to」……


シニカルかつ退廃的な妹と雑談をしながら、深夜俳諧をする。ストーリーらしいストーリーもなく、兄妹の会話劇だけでつないだのは見事。ウィットに富んだだけではなく、意外性もある


「友達料」なんてものが平然と出て来る世界観だ



この珍妙で不可思議な妹との深夜俳諧を終えるころには、この行為が名残惜しくなっている


深夜俳諧というテーマも珍しいし、レゲー風グラフィックも良い


ただ21歳が女子高生と変わらないから手を出すのがロリコンとか、20代男(アラサー)と付き合うのが枯れ専とかは、流石に可笑しすぎる価値観とツッコみたい。ババアとジジイである。














「はんぶんこ♡きっす」……



可愛いように見えて実はホラー。ホラーの兆しすら見えないところから、急激に来る


ホラータグは隠した方が良かったのでは?














「浮気をバレないようにするゲーム」……



「椿の主」が見た目通りではないゲームなので警戒したが、ギャグに見せかけた伏線など、やはりトリックが使われていた。


タイトル回収だけではなく「タイトル画面回収」をしたフリゲは稀有。これは上手い
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……





一先ずここまでに、恐らくpart2へと続きます。





……


短期間にこれほど多くのフリーゲームが配信されたのは、稀じゃないでしょうか?




しかしこの界隈、配信されるゲームがある反面、消えてしまったゲームもあるようで…




未完の「マリオネットの糸が切れるまで2020」が、ふりーむ!から削除されていますね




どうやら作者がふりーむ!とツイッターのアカウント(@nankotu_613)を削除したようで、この界隈ではよくある失踪です




しかし「マリオネットの糸が切れるまで」は2014年に「さけ」が発表したフリーゲームであり、「マリオネットの糸が切れるまで2020」の作者である「軟骨食べたい」とは、全くの別人のようです






これは一体、どういうことでしょうね





無断で他人のゲームをリメイクするなどありえないので、「軟骨食べたい」はサークル「さけ」のメンバーだったのでしょうか




「マリオネットの糸が切れるまで2020」は面白いRPGでしたが、バグの所為で何度やっても2章に進めませんでした



なので、完成・完結後にクリアしようと思っていた矢先の出来事でした








1章ラストが気になる終わり方だったので、あの後どうなったのか…




気になるまま、不完全燃焼での打ち切りとなってしまったことが、残念ですね


2020年08月28日

怨溺 ―ONDEKI― レビュー感想 世界は救われる、彼女を失えば

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「怨溺 ―ONDEKI―」攻略しました




概要は体験版レビューの通りなので、割愛します




体験版レビューはこちら











なので本作のレビュー感想では、項目ごとの所感を羅列します







まずホラーゲームということで「恐怖度」について……







めっちゃ怖かったね







何が怖いって「クリーチャー」と、「音を使った演出」が怖いのよ







クリーチャーが出現する際に溺れるようなゴポポポポッ…!という効果音が鳴るんだけど、プレイヤーをビビらすために水場でなくともゴポポポポッ…!が聴こえてくるんだよね






もうそれが、怖いのなんのって(笑)。





油断したところで聴こえると、身構えてしまうね





全ての音量を最大にすることを、おすすめする












次に謎解き…


2つほど難しかった。リアルタイム制の謎解きもあるし、もっと簡単でよかったのでは


しかし謎解きの爽快感もしっかりあって、熊のトリックは単純だが解けて気持ち良かった













ホラーゲームの定番、追いかけっこ……



追いかけっこのゲームオーバーは、0だった。アクションに於ける攻略難易度は低い



更にはロッカーに隠れる事で、回避可能(敵の目の前で隠れてしまうと…)






むしろステルスのほうが難しい。敵の視界範囲が、いまいち認識できなかった所為でもある



隠れたはずなのに見つかってしまい、何度も殺された












グラフィック…



ドット絵が素晴らしい。




終盤で背景が真っ暗になる演出があるのだが、最早ドット絵の映画だね




ホラーゲームの定番ラストである大崩壊からの大脱走は、グラフィック演出も素晴らしい












……そして最大のインパクトは…










ストーリーだね









一難去って、また一難。今度こそ助かると思ったのに、助からない…




待たせていたヒロインが、なぜか消えている(笑)。




ホラーゲームあるあるというか、商業ゲームに近いストーリー展開だ






そして余りにもえぐいヒロインの正体と、グロテスクなストーリー…





ショッキングなエンディング…




ラストシーンの業の深さは衝撃的過ぎて、何も言えねえよ。









ネタバレなので詳しくは書けないが、とてつもなく大きな物を背負ってしまった主人公とヒロインは、この世界でどうやって生きていくのだろうね…














評価S+
90点


とんでもないゲームでした。



暫く「これだ!」というゲームの出ていなかったホラーアクションで、飛び抜けた良作でしょう






Sランク評価(90点以上)をつけるのも、随分と久しぶりですね……?管理人なのに、最後にS評価したゲームを忘れた










他の特徴としては、ゲーム構造がフリーゲームというより、家庭用ゲームに近いんですよ





ドット絵はフリーゲームらしいといえますが、ストーリー展開やそれに伴い変化するグラフィックや演出が、家庭用ゲームさながらです







オブジェクトが自作なのは勿論のこと、ゲームが進むとマップが細かく変化し、攻略したエリアには行けなくなります。(お陰で右往左往しなくて済む)




これはフリゲでは余り無く、逆に家庭用ゲームではよくある手法です





普通これほど手間のかかる事は、フリゲでは出来ないですから






そのような細部まで、本当に良く出来たゲームなんですよ

















【後日追記。ネタバレあり】








パスワードを入力し、おまけシナリオ呵責行方(かしゃくのゆくえ)を見た




修一と春奈のしでかしたことで、本当に大きな災害となっているね





修一は春奈のため鬼と化したようでいて、理知的なのが逆に怖い。春奈はそんな彼を見て、何を思うか…






ミステリに寄り過ぎなので、ふたりのせいで多くの人々が死んだとか苦しんでるとか、もっとふたりの大罪が伝わる、悲壮感バリバリのシーンがあるとよかったかも。(でもニュース映像のリアリティは凄かった。)





折角、タイトルに「呵責」が入っているのだしね










トリックの元ネタは「占星術殺人事件」もしくは「金田一少年の事件簿 異人館村殺人事件」かな







クレジットカードから痕跡を追う、生きていくには物入りになるという推理が、妙にリアルで面白かった。私もそこが気になっていた








この後、修一と春奈はどうなるのだろうね…



春奈はまた調子を崩してるようだし、いずれふたりは討伐されてしまう気がするな






だが続編に続くかここで終わるかは謎ではあるものの、このまま結論はプレイヤーに委ねた方がいい気がするな。このような「答えのない問題」は。







というわけで、これにて「怨溺」完全クリア。



改めて、近年稀に見る名作でしたね。

2020年08月26日

お前のスパチャで世界を救え レビュー感想 狂気の沙汰ほど面白い…っ!

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8月31日、Vtuber・春樹花にあが消えた。
絶望した主人公が目を覚ますと…彼女が消える一週間前の世界に戻っていた!
コメントやスパチャで応援して彼女の運命を変えろ!














生きる希望がない無気力社会人の主人公は、Vtuber春樹花にあだけが癒しだった



ところが彼女は悲痛なメッセージを最後に、突如謎の失踪を遂げてしまう




タイムスリップした主人公は、彼女の失踪の原因を突き止め、未来を変えようと試みる…













まあなんといってもまずは題材に驚きだ





なんとスパチャである。










Vtuberを題材にしたゲーム数あれど、スパチャを題材にしたゲームはまだないのでは?




しかもそのスパチャ描写がVtuber界の闇を描いており、少しネタバレになるが、彼女にお布施しすぎるとバッドエンドで「カイジ」の地下労働施設に強制送還されてしまう





彼女を救うにはスパチャをすることが条件だが、物は程々というわけだ











ミステリADV要素があり犯人候補から失踪の原因になった人物を突き止める事になるが、これがなかなか面白かった




ヒロインである春樹花にあの正体を知った時、私は「うわっぁ…」と変な声が出た





こういう事件、現実に多いんだろうね。1度ネットニュースになったのを見たこともある














グラフィックはクオリティが非常に高い



春樹花にあのキャラデザイン・モーションも可愛いが、youtubeやツイッターのパロディグラフィックの再現度が素晴らしく、まるで実在するかのようだ


完全自作ではないコラージュかもしれないが、このような小道具が優れた作品は好きだね











欠点は、動作が重い事。ある程度のスペックが無いと、綺麗に動かないかもしれない












評価B+
70点





グラフィック、ストーリー、Vtuberや小道具の再現度(リアリティ)……



そこへ更にミステリ要素が少し加わり一風変わりながらも、Vtuberを題材にしたゲームでは、随一の良作でした。






Vtuberに「転生」という概念があることは、「お前のスパチャで世界を救え」で知りました。Vtuberに、少しだけ詳しくなれたかな(笑)。













トゥルーエンドは、V-endって解釈でいいんですかね?



主人公、あんまり成長してないな……(笑)。




Sea glass(シーグラス) レビュー感想 ocean roars

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うわっ……なんだこのゲーム……








超クールでめちゃオサレやん……










…とのっけから実写・CGを使ったシーブルーとグレーのツートンカラーグラフィック。



ループムービー…。



そして英語音声に引きつけられたが、
「BRADLEY(ブラッドリー)」同様、洋画的で鮮烈だった









デザインセンス・ディティールが今回もすばらしい。


素材でありながら、使い方が上手だ。

世界観を創るのが巧い。お陰で没頭できた








「Sea glass(シーグラス)」には、ゲームにありがちな「START」や「LOAD」といった項目が存在しない




「はじめから」や「つづきから」なんて野暮なものも、当然無い






プレイヤーが選択すべきは「時間」であり、そこからゲームが始まる





他のアイコンも、「再生」や「REC」という、ディティールの細かさだ(「REC」はネタバレなので伏せるつもりでいたが、DLサイトで普通に公開されていたので、私も書いてしまう)











ストーリーは今回も、2周目で真相が判明する





クリア後に1周目をプレイすると伏線の細かさに驚かされるが、それ以上に、人間の弱さや脆さを描いた、短いながらにプレイヤーを魅了する要素が盛り込まれた一作だ


このようなものは、現代ネット社会の闇でもある








テキスト、台詞回しも洒落ている。


月並みな表現だが、やはり「洋画のようだ」という言葉が最も似合うゲームだ




クリア後には、ショートムービーを見たかのような気分に浸れる












評価B+
70点



作者の旧作とどこかで繋がっているが(今作はその精神的続編と思われるが)、決定的なリンクではないので、プレイしていなくてもストーリーの理解には問題ありません







2周目のあるシーンで、心底こりゃすごいと感心した演出・伏線がありました。




そうか、だから〇〇が無かったのか、と……




私が一体何に驚愕したのか…








プレイして、次はあなたが驚く番です






















【フリーゲーム小話】




創りたいものを創れるフリゲとはいえ、ジャンルには流行り廃りがある…





「フリゲ自体が廃れただろ」とか言うの禁止な!





…と以前書きましたが、最近流行ってるというか、多いなーというジャンルが…






「創作系」「メタ系」「Vtuber系」の3つです








まず創作系。これは文字通り、創作をテーマにしたフリーゲームを指します。





ずばりそのまま「フリーゲーム制作を題材にしたフリーゲーム」が多いですね




「僕らのノベルゲーム」なんて実にストレートなタイトルで、内容もそのままです






「ナオンちぇんじ」「人間らしく」「死ぬよりもつらいこと」のように、メインテーマじゃなくとも、登場人物がフリーゲームを作っている設定も増えました。









時代なのか、動画サイトを題材にしたゲームも、数多く出ています。



「電映の子」は傑作だね










「創作系」の多くは自己主張要素の高いメッセージ系ゲームなので、フリーゲームとの親和性が極めて高いのでしょう



もともとフリーゲーム自体、創りたいものを創る、主張したいことをゲームで主張する、という側面がありますから










次にメタ系…





これは何故増えたのか?







分かりません。
(;´∀`)








「ドキドキ文芸部」からはもう随分経ってますし、自然発生でしょうか




「キミガシネ」以降「キミガシネ系フリゲ」が増えたのと同じで、何かきっかけになった作品がありそうですが…










「生真面目な後輩ちゃんのゲーム」「くらっしゅ実験室」……先日レビューした「ヤンデレ=さつじんしゃ?」もメタ系ですが、どれも手堅く面白いです












Vtuber系…




「お前のスパチャで世界を救え」(アップデート後、レビュー予定)は架空のVtuberが題材ですが、細かいグラフィックの作り込みや再現度の高さが素晴らしく、単にVtuberというだけではなく1歩先の「スパチャ」にまで切り込んでおり、更にはミステリADVとしても、なかなかの良作でした。


オチは「現実でこんな事件あったな…」という、気持ち悪いくらいの意外性もありました。





実在のVtuberを題材にしたゲームも多く、このジャンルは原作の再現度が高い事が特徴です




Vtuberリスナーの研究熱心さが、伝わってきますね














……




これらの多くは、作者が流行りに便乗した結果ではないと見ています。制作には時間が必要ですし、偶発的にその「流れ」が生まれたのでしょう






作者の個性や流行により、さまざまな世界を見せてくれる、フリーゲーム…




次は何が流行るのでしょうか?






楽しみですね


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