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2019年09月22日

徳川家康に由来する東京の地名

東京の地名は江戸時代以降に付けられたものが圧倒的に多い

徳川家康4月17日付ブログ参照)は関ヶ原の戦いに勝利した後、慶長八年(1603年)に征夷大将軍となり江戸に幕府を開きますが、そもそも家康が江戸に移転してきたのは、豊臣秀吉が小田原の北条氏を滅ぼし全国統一を果たした後、秀吉の命令により北条氏に代わって東海から関東へ転封となった天正十八年(1590年)です。

以来、家康は寂れた漁村だった江戸の町づくりに励み、日本橋を起点とする五街道(東海道・中山道・甲州街道・日光街道・奥州街道)を整備したことで地方から多くの人が江戸に集まり、江戸城(現在の皇居)を中心とした江戸の町は発展が加速していきます。

この結果、江戸時代中期(18世紀初め頃)には江戸の人口はなんと100万人を超え、世界一の大都市にまで発展しました。(※当時の都市人口密度による比較)

家康が江戸幕府を開く以前、日本の中心は京都であり、その京都から遠く離れた関東の江戸などは太田道灌が築城した江戸城(8月5日付ブログ参照)があったくらいで、他には本当に何もないド田舎だったことを考えれば、家康が江戸、つまり現在の東京都心部を形成したと言っても過言ではないのです。

こうした流れから、現在の東京都心部の地名は江戸時代以降に名付けられたものが非常に多いのですが、今回はその中で家康と関わりのある人物に由来する地名について語りたいと思います。

有楽町(千代田区)

東京駅の一つ手前の駅で、「有楽町マリオン」でも知られる有楽町は、家康が織田有楽斎(おだ うらくさい)に与えた土地で、有楽斎が屋敷を構え住んでいたことから、この一帯を「有楽原」と呼んでいたことに由来します。
織田有楽斎.jpg

織田有楽斎は織田信長の弟で、実名を長益(ながます)といい、出家後に有楽斎と名乗りました。

有楽斎は千利休の弟子であり、利休七哲(千利休の弟子の中で選ばれた七人)の一人に名を連ね、武将としてよりも茶人として有名な人物です。

ちなみに、有楽町近くの数寄屋橋は、江戸城の外堀に架けられた橋があった場所で、茶人だった有楽斎の茶室「数寄屋」に由来します。

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半蔵門(千代田区)

東京メトロの路線名(半蔵門線)にもなり駅もある半蔵門は、家康に仕えた伊賀忍者の頭領・服部半蔵が警備を任された江戸城の門に由来します。

服部半蔵といえば、アニメ『忍者ハットリくん』でその名を知った方も多いと思いますが(笑)、半蔵が最も活躍したのは、天正十年(1582年)本能寺の変が起きた時です。

この時、少人数で堺(大阪府)にいた家康は、信長を倒した明智光秀の軍勢が自分たちに迫ってくるのを知り絶体絶命のピンチに陥ります。

光秀の包囲網をかいくぐって地元の三河(愛知県)に帰るには、伊賀(三重県)の山中を抜けるルートしか残されていませんでしたが、このルートは山賊などの落ち武者狩りが多く少人数で歩くのはとても危険でした。

そこで、家康に同行していた半蔵は、手下の忍者をできるだけ多く集めて伊賀の山中を先導し、無事に家康を三河に送り届けることに成功したのです。

この「伊賀越え」の働きによって半蔵は家康の大いなる信頼を得ることになりました。

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八重洲(中央区)

東京駅の東側の出口を「八重洲口」といい、東京駅の東側一帯を指すビジネス街ですが、この八重洲は家康に仕えた外交顧問、ヤン・ヨーステンがこの地に屋敷を構えたことに由来します。

ヤン・ヨーステンは慶長五年(1600年)、イギリス人のウイリアム・アダムズ(三浦按針)とともにリーフデ号で豊後(大分県)に漂着し、その後家康に登用されたオランダ人航海士です。

彼の日本名が「耶楊子」(やようす)で、これが転じて「八重洲」になりました。

つまり、ヤン・ヨーステン → 耶楊子 → 八重洲 ということですね。

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青山(港区)

青山学院大学があり、お洒落な街のイメージがある青山は、家康の関東移転の際、家臣の青山忠成に与えられた広大な屋敷に由来します。

忠成は文禄元年(1592年)関東総奉行に任命されますが、時代劇にもよく出てくる江戸の「北町奉行所」と「南町奉行所」は、忠成の屋敷を中心に現在の青山通り(国道246号線)を隔て奉行所を北と南に分けたものです。

そして、その奉行所区画がほぼそのまま現在の「北青山」と「南青山」の地名になっています。

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東京の地名の由来まとめ

  • 有楽町 → 信長の弟・織田有楽斎から

  • 半蔵門 → 家康の家臣・服部半蔵から

  • 八重洲 → 家康の外交顧問・ヤン・ヨーステンから

  • 青山 → 家康の家臣・青山忠成から


皆さんはこれらの地名由来、いくつご存知でしたか?
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元高校教師。 以前に「日本史講座」のタイトルでツイッターをやってました。 ここでは(現代にも繫がる日本史)をテーマにエピソードを多数紹介し、肩肘張らず(ほー、なるほど)と思える話を語っていきたいと思います。
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