2021年09月18日
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ワクチン“3回目接種”実施へ!時期や対象者、各国の状況など最新情報まとめ
厚生労働省は、9月17日専門家でつくる分科会を開いて、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカのワクチンについて原則、同じワクチンを使用して追加接種を行う方針を示し了承されました。
今回は、3回目のワクチン接種の時期や対象者、各国の状況などに加え最新情報を紹介します。
《目次》
1,いつから実施?
2,対象者
3,各国の状況
4,3回目のワクチン接種でデルタ株に効果があるのか?
5,追加接種後の副反応は?
6,日本のワクチンの確保状況
7,まとめ
【いつから実施?】
1回目、2回目のワクチン接種は、国内では今年の2月から医療従事者、4月から高齢者への接種が始まりました。
3回目の接種について、当初、分科会では、2回目の接種を終えて8か月以上たった人を対象とする案も示されました。
これは、アメリカの3回目のワクチン接種を8ヵ月経った人から接種を検討していることから、日本でも同様の案が出ていました。
しかし、委員から「科学的な根拠が不足している」という指摘が相次ぎ今後、科学的知見を踏まえて検討していくことになりました。
また、追加接種の時期について「すでに接種を受けた医療従事者が感染するケースが増えている」として早期の開始を求める意見が出た一方「まずは2回の接種を終えることを優先すべきだ」といった声も多く、引き続き協議していくことになりました。
【対象者】
対象者についても、全員を追加接種の対象にするか重症化リスクの高い人に限定するかなど、海外の状況などを踏まえて改めて判断することになりました。
【各国の状況】
◆イスラエルは12歳以上、既に3回目の接種開始
◆フランスは65歳以上の人や重度の免疫不全がある人、高齢者施設の入居者など。既に3回目の接種が開始。
◆ドイツは60歳以上の人や高齢者施設の入居者、免疫不全がある人、感染者と定期的に接触する医療従事者や救急隊員などが対象です。既に3回目の接種が開始。
◆イギリスは今月から50歳以上の人や現場で働く医療従事者や介護職員、基礎疾患がある人などを対象に追加接種を9月4週目から始める予定。
◆アメリカも現在、対象としている中等度以上の免疫不全がある人に加え、9月から2回目の接種を終えて8か月以上たった人も対象に加えることを決定しました。
【3回目のワクチン接種でデルタ株に効果があるのか?】
各製薬会社は3回目の追加接種によってデルタ株の働きを抑える中和抗体の値が増加するとしています。
《ファイザー》
3回目のワクチン接種から1か月後の中和抗体価が2回目接種の1か月後に比べて
◆55歳以下で5倍以上
◆65歳から85歳で11倍以上
に上昇したと報告しています。
《モデルナ》
3回目のワクチン接種の2週間後の中和抗体価が2回目接種の6か月後から8か月後までと比べておよそ42倍に増加したとしています。
《アストラゼネカ》
追加接種後に中和抗体価が増加したと報告しています。
【追加接種後の副反応は?】
追加接種後の海外の反応は以下の通りです。
《ファイザー》
2回目の接種に比べて「頻度が同程度か低かった」
《モデルナ》
「許容できる範囲だった」「副反応の半数以上は軽度か中等度だった」
《アストラゼネカ》
「1回目の接種後より少なかった」
【日本のワクチンの確保状況】
厚生労働省によりますと、追加接種に必要なワクチンは確保できる見通しだとしています。
《ファイザー》
年内に1億9400万回分の供給を受ける契約を交わし、来年初頭からさらに1億2000万回分の供給を受けることを前提に協議を進めています。
《モデルナ》
年内に5000万回分、来年初頭からもさらに5000万回分の供給を受ける契約を結んでいます。
《アストラゼネカ》
1億2000万回分の供給を受ける契約を結んでいます。
【まとめ】
日本での3回目のワクチン接種は、同じ会社のワクチンで接種を行うことは、決定していますが、対象者や時期については、各国の状況をみて、今後、決定されるとのことです。
デルタ株へのワクチン効果は、ある程度、期待出来るようですが、今後の各国の状況やデルタ株以外の新しいウイルスの出現に留意が必要かと思います。
また、副反応については、各社とも、2回目と同様または、それ以下のようです。
ワクチンの確保状況は、概ね目処が立っているようです。
今後、先行して接種を開始している国々の状況を見ながら、状況が変化するかと思います。
皆さんは、3回目のワクチン接種について、どのように感じましたか?
今回のブログは、以上です。
【トリビア】「ハクション!」くしゃみのもの凄い速さとエチケットについて
新型コロナウイルスの流行から、はや1年半以上、くしゃみをするだけでも気を使うようになりました。
これから、寒くなりインフルエンザや風邪が流行り、さらに、くしゃみをするのもためらうようになります。
そこで、今回は、『くしゃみ』をすると、『どのくらいの速さで飛沫が飛ぶのか?』と、『くしゃみをするときのエチケット』について、紹介します。
【くしゃみの速さと仕組み】
「ハクション!」気持ちが良さそうな、そのくしゃみ。
なんと時速160〜320kmものスピードが出ていることをご存知ですか?
時速320kmというと、新幹線をも上回るほどのスピードです。
鼻腔に侵入したゴミや細菌を察知して刺激情報が脳に伝わると、凄まじい勢いをもって空気を吐き出し異物を吹き飛ばします。
それがくしゃみの仕組みです。
咳が出るのもこれと同じで、咽頭や気管支への異物の侵入が原因です。
風邪のときに繰り返し出てしまうのは、炎症を起こした部分が腫れ、刺激に過敏になるためです。
【くしゃみエチケット】
新型コロナウイルスが流行し、たまに、電車内などで、くしゃみや咳をした人に怒ったり、殴りかかったりするニュースがあります。
咳やくしゃみは、生理的なもので、無意識のうちに出るものなので、すること自体、仕方ありませんが、そのやり方次第では、周りの方を不快にする場合がありますので、『咳エチケット、くしゃみエチケット』を身に付けましょう。
くしゃみをする場合、口と鼻を覆うのはハンカチではなく、できればティッシュが良いです。
大量のウイルスが付着するため、ハンカチを繰り返し使うと感染の原因にもなります。
使用後のティッシュはビニール袋などに入れてすぐにゴミ箱に捨てましょう。
万が一、ティッシュで覆うのが間に合わないときは、腕で口と鼻を覆って、咳やくしゃみをしましょう。
また、くしゃみや咳をする場合は、他の人から顔をそむけたり、2m以上離れるなどの心配りを為ましょう。
そして、鼻と口をしっかりティッシュで覆ってからしましょう。
マスクをしていても、マスクの周りから飛沫が飛ぶことがありますので、マスクをしていても、『咳・くしゃみエチケット』を行いましょう。
まとめると、
・ティッシュで鼻と口を覆う(間に合わないときは、腕で覆う)
・周りの人から2m以上の距離をとる。
以上2点です。
【最後に】
これから、新型コロナウイルスに加え、風邪やインフルエンザも流行する季節になります。
『咳エチケット、くしゃみエチケット』を、周りとのトラブルを避ける意味でも実践していきましょう。
今回のブログは、以上です。
【トリビア】ティラミスの名前の由来とは?ティラミスの名前の由来と発祥の歴史について
皆さんが大好きなケーキの一つにティラミスがあるかと思います。
ココアパウダーにチーズクリームがサンドされた美味しさは、いつ、どこで作り始められたのでしょうか?
今回は、ティラミスの名前の由来とその発祥についてのトリビアを紹介します。
【発祥】
ティラミスは、1960年代に考案されたイタリア発祥のデザートです。
作り方は、マスカルポーネチーズのクリームとエスプレッソを浸み込ませたスポンジなどを交互に重ね、最後にココアの粉を上からふるいます。
日本ではバブル崩壊が始まった1990年頃にティラミスブーム起き、社会現象となりました。
イタリア国内での発祥地についは諸説ありますが、北イタリアのヴェネト州トレヴィーゾにあるレストラン 「ベッケリーエ」 とする説が主流のようです。
レストランオーナーの祖母と母が1960年代に考案し、スポンジではなくサヴォイアルディというフィンガービスケットを用いて作ったそうです。
その他には、マスカルポーネチーズで有名なロンバルディア地方が発祥という説、またトスカーナ地方とする説もあります。
【名前の由来】
Tiramisuのtiraはイタリア語で「引っぱる」、miは「私を」、suは「上に」で、直訳すると「私を上に引き上げて」という意味です。
「私を元気にして」、「私を天国に連れて行って」と意訳されることもあります。
材料に含まれるエスプレッソがカフェインを含んでおり、夜遊びする前に食べたことから、このように呼ばれるようになったと言われます。
また、ティラミスに使用されるマスカルポーネチーズは乳脂肪分が約80%と高カロリーで、遊びの前の活力源だったことも、名前の由来に関連しているようです。
【最後に】
ティラミスの発祥と名前の由来は、いかがでしたでしょうか?
意外と歴史が浅く、身近なレストランの女性の方が作られたのは、驚きですね。
ティラミスの名前の由来が「私を元気にして」ですので、『少し元気を出したいな』と思われている方は、ぜひ、ティラミスを食べて見て下さい。
今回のブログは、以上です。