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posted by fanblog

2017年04月25日

映画「ちはやふる -上の句-」の感想…悪くはないのだが。

今日は映画「ちはやふる -上の句-」の感想です。

最近感想を書いていた映画「劇場霊」などと同じタイミングでレンタルした1本。

洋画好きなオカンが珍しく観たいと言った邦画。

感想を書く前に少し…これは定期的に書いているのですが、

映画の感想に点数をつけて書いている人が嫌いです。

特に100点満点で採点してる人を観ると感想を読む前に止める事が多い。

今回は長々と書きませんが、作品の評価が数値化できる訳がない。

とても良い・良い・普通・悪い・とても悪いの5段階ぐらいまでかなと個人的には思います。


さて、映画「ちはやふる -上の句-」の感想に戻りまして、

今回はレンタルDVDでの鑑賞です。



映画「ちはやふる -上の句-」は2016年公開の小泉徳宏監督作品。

小泉徳宏監督と言えば、このブログでは映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の感想を書きました。

その時は、編集の粗さとかイマイチなところが目だっていて、

監督としてどうなんだろうと思いましたが…今回はどうでしょうか。

映画「ちはやふる -上の句-」に関しては、映画に結構辛口な後輩が良いと言っていたので、

たぶん良いんじゃないかとハードルが上がっていた感はある。


さて映画「ちはやふる -上の句-」は「上の句」と書いてある通り、

続きに当たる「下の句」との前後編の2部作です。

原作は同名の少女マンガで今も連載が続いています。

一応、1巻だけはKindleで無料で配信されていて読んだ気がしますが、

あまり内容を覚えていませんでした。


ストーリーですが、瑞沢高校1年生の綾瀬千早は競技かるた部を作ろうと奔走。

幼馴染の真島太一を半ば強引に協力させ西田優征、大江奏、駒野勉を勧誘し、

なんとか競技かるた部を創設。

そして団体戦で優勝をする目標を立て部の活動がはじまったのであった…みたいな導入部分かな。


キャストは主人公の綾瀬千早を演じるのは広瀬すず。

映画「海街diary」の感想の時も書きましたが、広瀬すずのかわいさは異常。

彼女のルックスがこの映画の価値を著しく上げているのは間違いない。

広瀬すずがこの世に存在した事をこの映画は感謝するべき。

幼馴染で千早に思いを寄せる真島太一を演じるのは野村周平。

映画「パズル」では夏帆の印象が強かったですが、結構野村周平の怪演も光っていました。

単純なイケメンではなく、少し不器用そうな雰囲気が今回の映画にはうまく出ていました。

千早と太一の幼馴染で千早にかるたを教えた綿谷新を演じるのは真剣佑。

千葉真一の息子でアメリカ産まれのアメリカ育ちのはずなのに、

うまく方言が話せている驚き…いや日本語は普通に話せるそうなんですが。

今回の話では直接会ってやりとりをする事はないのですが、重要な役どころ。

かるた部の部員西田優征を演じるのは矢本悠馬。

26歳だけどちゃんと高校生に思える不思議。

部のムードメーカー的存在をうまく出していて、あの表情はなにか癒されます。

同じく部員の大江奏を演じるのは上白石萌音。

そう、あの映画「君の名は。」で三葉の声をした人です。

主演以外の部員に好感が持てるのかって凄くこの映画では大事なことですが、

脇を固める彼女達がすごく好感の持てる存在だったのは大きいですよね。

同じく部員の駒野勉を演じるのは森永悠希。

先に書いた小泉徳宏監督の映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」でバンドメンバーのドラムを担当していた彼。

その時はほとんど物語には絡んでいませんでしたが、今回の映画のクライマックス前は彼の話と言っても過言ではない。

その他、國村隼や松田美由紀などベテラン俳優も出ています。


さて、ここからがやっと映画「ちはやふる -上の句-」の感想になるのですが、

結論から先に書きますが「悪くはない」と思いました。

いや、ところどころグッとくるシーンもあって良いかなあって思うのですが、

もともとのハードルが上がっていたのがあって…期待しすぎちゃいけなかったと。


ただ、同じ小泉徳宏監督の映画「カノジョは嘘を愛しすぎてる」なんかよりは全然良い。

雑で不自然なカットとかも気にならなかったし、物語もあれに比べれば良く構成できていました。


キャストのところにも少し書いたのですが、

この映画「ちはやふる -上の句-」はかるた部を作り、

そのかるた部が戦いを重ねながら部員の絆ができていくのが物語の本筋。

そこがうまく構成できていて、特に実力が一番ない机君こと勉がキーマンとなり、

彼がちゃんとかるた部の一員になる過程が、

彼にとってもそれ以外の部員にとっても精神的な成長につながっているので、

乗り越えた際のチーム感は観ていてワクワクする。

このシーンで観ている人が、やった!と高揚感があればこの映画は成功ではないかなと。

もちろん、クライマックスは太一の運命戦であり、

人の千早と、かるたのちはやふるをダブらせての展開は上手い。


という訳で、この時点で「良い映画」として言えるのだけれども、

先も書いた様にハードルが上がりまくっていた事もあり、

もうちょっと…という部分があったのも事実でした。


一番は主人公の千早の存在。

もちろん、彼女によって創設された競技たるた部の話なのですが、

物語のキーマンは机君で、クライマックスは太一の戦い。

つまり千早の成長が他の部員にかすんでいて主人公感がない印象がある。

広瀬すずのかわいさという印象は間違いなくあって、

画としての主人公としての存在は十分。

しかし、物語の展開において主人公が成長したから勝ったではないため、

結局、机君と太一の成長物語であり、かるた部の成長物語なので、

千早個人の成長という描写が薄い。

机君への「はなよりほかにしるひともなし」を飛ばす役割はあるんだけど、

映画中盤でボロ負けした須藤暁人を団体戦で倒すのは結局「もとからの実力」で倒してしまう。

この描写だと他のメンバーの事が気になってたから須藤に負けそうだったって感じになってしまう。

てか何で映画中盤の時にボロ負けしたんだって。

なんかもったいないなあ…と。


瑞沢のかるた部が絆を深めて強くなるのは物語として王道だし良いのだけど、

瑞沢よりも北央の方が歴史もあるししっかりした部であって、

基本的に部としても個人としても実力は彼らの方が強いはずなのに、

なぜその部に勝てるかというロジックに「チームの絆」と言われても納得しづらい。

まあ上映時間の問題もあるので相手側の人物描写に時間は割けないのは分かるが、

北央のチームとしての絆が特に問題なさそうなので特に。


あとはどうでも良いところではありますが、

取っ手のない屋上の扉なんかあってたまるか!って思う。

故障して空かないならまだ分かるけど、

そもそも内側からしか空かないなんて扉があってたまるか!

そして、さっきまで無かった桜が扉の下にたまってる演出がノイズにしかならない。

あと、千早が試合疲れで白目で寝ているところのバーンっていう効果音。

これは好き嫌いがあるだろうけど個人的にはノイズ…最初の一回で十分。


とかとかね。

何度も書きますが、かるた部の創設から交流を、絆を深め、チームとして成長するってスジは良い。

かるたをとるシーンの緊張感とか実際のスピード感とスロー演出の差もうまく出せている。

なんと言っても主人公千早の広瀬すずの圧倒的ビジュアルは強い。

ここまで来てるのだから良い映画と言いたいし、言っても嘘ではないのだけど、

もっと求めてしまったなあ…これはきっと下の句に千早の成長が描かれているんだろうと思う。

なので、明日に映画「ちはやふる -下の句-」を観て、

この「上の句」の評価が上がるという事はあると思う。

どんな映画に仕上がっているでしょうか、楽しみです。


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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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