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シェイキーの青空の使者

 今回は、Shakin' Stevensの下積み時代、Shakin' Stevens and the Sunsetsの新しい編集盤を聴きました。

 これは、同時発売された3枚のうちの1枚で、いろいろと首をひねるようなアイテムになっています。
 これら経緯の概略については、3月24日の記事をご覧ください。


Rock Masters:I Rocked
Shakin' Stevens and the Sunsets

1. Two Hearts Two Kisses (?)(a)(b) 
2. White Lightning (3)
3. It Came Out Of The Sky (4)
4. You Talk Too Much (?)
5. Sweet Little Rock'n'Roller (72'Single Only?)
6. This Time (?)(a)
7. She's Got The Gimmies (?)
8. Ruby Baby (?)
9. Hey Good Lookin' (?)(a)(b)
10. Wee Hour Blues (?)(a)(b)
11. I Rocked (?)
12. Outlaw Man (5)(b)
13. Rock Around With Ollie Vee (6)(8)
14. Blue Swingin' Mama (6)(8)

 おさらいをしましょう。
 Shakin' Stevens and the Sunsetsのオリジナル・アナログ盤(LPとEP)は、次のとおりです。 
 
LP 
(1) A Legend (70)
(2) I'm No J.D. (71)
(3) Rockin'And Shakin' (72)
(4) Shakin' Stevens & Sunsets (75)
(5) Manhattan Melodrama (75)
(6) C'mon Memphis (77) 
EP
(7) Frntic (75) 5曲入り
(8) Sexy Ways (76) 4曲入り。C'mon Memphisと2曲重複 

その他編集盤(発売年はCD盤による。アナログ盤の存在は未確認)
(a) Sugaree (87)
(b) Outlow Man (不明)

 曲名の最後にカッコ書きで記載した番号が、それぞれオリジナル盤の番号に対応しています。

 今回は、2種類の編集盤CDのデータも付け加えることにしました。
 この2種は、おそらく、80年代のシェイキーの成功を受けて作られたものだと思われますが、アナログ盤をストレートにCD化したものなのか、そもそもCDとしてリリースされたものなのかまでは未確認です。 

 また、シングルのデータについても、分かる範囲で反映しました。
 こちらも、一部80年代にリリースされたものがあり、その中には、オリジナル・アナログ盤に含まれない曲がありました。
 仮に、上記オリジナル盤のリストにもれがなければ、シングル・オンリーでのリリースだったという可能性があります。
 
 しかし、それでもまだ不明のものがあり、全ての(?)に注釈を付けることはできませんでした。
 今回の3種のCD-Rアルバムは、データの記載が一切ないため、作者名さえ不明のものもあります。

 もし、今回初出の発掘音源があるのでしたら、明記してほしかったです。
 ただ、全体の安易なつくりからいって、わざわざ未発表曲の掘り起こしがなされたとは思いづらいです。

 さて、今作収録曲も、比較的チープなつくりの曲が多いような印象を受けます。
 まあ、それでも初めて聴けた曲が多数あったのは確かですので、とりあえずは素直に喜びたいと思います。

 個別には、50sロックンロールのカバーが多い中にあって、CCRのIt Came Out Of The Skyの存在が光っています。
 ただ、ストレートなカバーで、出来はそれなりです。

 初出不明曲では、ジョー・ジョーンズのニューオリンズR&B、You Talk Too Muchや、ジョニー・ムーアがリードをとったドリフターズの名作、Ruby Baby(リーバー&ストーラー作)などが眼を惹きます。

 ハンク・ウイリアムスのHey Good Lookin'は、一見あまりにも芸のない選曲のようですが、音自体はむしろ新鮮でした。
 これらの曲は、出来がどうこうよりも、やはり聴けたことを喜びたいと思います。

 さて、数曲特記したいことがあります。

 まず、 Two Hearts Two Kissesですが、この曲は、後に81年の2ndソロ・アルバム"Marie Marie"で再演された曲です。

 などとさらりと書きましたが、実は、"Marie Marie"は、一般に流通している2ndソロ、"This Ole House"のプロトタイプとなったアルバムなのです。
 シングル、This Ole Houseが大ヒットしたことにより、"Marie Marie"から、当初収録されていたTwo Hearts Two KissesがThis Ole Houseに差し替えられ、アルバム・タイルも"This Ole House"と変更されてリリースされたのでした。
 このバージョンは、"This Ole House"がCD化された際、ホーナス・トラックとして復活収録されました。

 次にThis Timeですが、この曲は81年の3rdソロ、"Shaky"で再演された三連バラードです。
 また、ダグ・サームが、Sir Douglas Quintetの名作、Midnight Sunで取り上げ、素晴らしいカバーを披露していました。

 作者は、チップス・モーマンで、オリジネイターはTroy Shondell盤だと思われますが、私は未聴で、いつかは聴いてみたいと思っています。
 また、クラレンス・ヘンリーのなごみ盤もあり、これはDial Record Storyというコンピで聴く事が出来ました。
 
 最後に、Wee Hour Bluesですが、これはチャック・ベリーのWee Wee Hours(またはIn The Wee Wee Hours)です。
 曲名表記が違う理由は不明です。
 現に、2種の編集盤、Sugaree、Outlow Manともに、Wee Wee Hoursという表記になっています。
 …まあ、それよりも、わざわざこの曲をカバーしたことの方が謎かも知れません。

 というわけで、今回はこのあたりまでにしたいと思います。


Sweet Little Rock'n'Rollerです。




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