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涙はほんの少しだけ

 今回は、Shakin' Stevensの83年作の5thアルバム、The Bop Won't Stopです。
 このアルバムでは、長らくプロデューサーを務めたStuart Callmanが退場し、Christopher Neilという人に交代しています。
 また、Mickey Gee、Geraint Watkinsの名前が、ついにクレジットから消えてしまいました。
 前作でリード・ギターを弾いたBilly Bremnerの名前もありません。


The Bop Won't Stop
Shakin' Stevens

1.The Bop Won't Stop (S. Tatler)
2.Why Do You Treat Me This Way? (Shakin' Stevens)
3.Diddle I (Hogberg/Lawton)
4.Don't Be Two Faced (Tom Bee)
5.Livin' Lovin' Wreck (Otis Blackwell)
6.A Rockin' Good Way (To Mess Around and Fall in Love) (Brook Benton/Clyde Otis/Luchi DeJesus) Duet with Bonnie Tyler
7.Brand New Man (Mickey Gee)
8.Cry Just A Little Bit (Bob Heatlie)
9.As Long As (S. Markwick/S. Stevens)
10.A Love Worth Waiting For (Gary Sulsh/Stuart Leathwood)
11.Love Me Tonight (Shakin' Stevens)
12.It's Late (Dorsey Burnette)
Bonus Tracks
13.It's Good For You (Baby) (Shakin' Stevens) (B-side of It's Late)
14.Your Ma Said You Cried In Your Sleep Last Night (Schlaks/Glazer) (B-side of Cry Just A Little Bit 12)
15.A Letter To You (Dennis Linde) (Single)
16.Come Back And Love Me (Shakin' Stevens) (B-side of A Letter To You)

 新しくリード・ギターでクレジットされたのは、Les Davisonという人ですが、私はよく知らない人です。
 その他は、常連組が残ったようで、Roger McKew(g)、Gavin Povey(p)といったメンツの名前を確認できました。
 また、一聴して思うのは、前作から参加している、サックス2本、トロンボーン、トランペットからなるホーン陣、The Rumour Brassが、より多くフューチャーされて、アルバム・カラーの柱になっているな、ということです。

 ざくっと言えば、より(当時の)モダンなポップ・サウンド化している、というのが感想です。
 収録曲については、いくつか気になることがあります。

 まず第一は、メンバーから外れたMickey Gee作の、Brand New Manという曲があることです。
 これなどは、ノー・クレジットですが、彼がギターを弾いているということはないのでしょうか?
 音を聴いただけで判別できるほどの耳を持っていませんが、リズム・ギターが気持ちよく鳴っていて、時折り入るオブリガードも、Shakyのナンバーとしては普通ですが、中々カッコイイです。

 そして、Bonnie Tylerとデュエットした曲です。
 これは、シングルになっていますが、どういうきっかけで生まれた企画だったんでしょう。
 当時の音楽界での二人の立ち位置も、今となっては分かりにくいので、知りたいところです。
 曲自体は、ブルック・ベントンがダイナ・ワシントンとデュエットした曲で、 曲名から期待するような、ロックンロール的な曲調ではなく、黒っぽさも薄い曲です。

 もともとブルック・ベントンは、バラーディアー・タイプのシンガーで、日本のソウル・ファンには人気が薄い人ですが、私も嗜好的には、ベスト盤1枚で充分という人です。
 ただ、It's Just A Mattar Of Timeという曲は、例外的に好きです。

 さて、前作あたりから、私のShakyに対する関心が薄れてきた、と以前に書きましたが、今回、このアルバムの収録曲の日本盤シングルを買っていたことが発覚しました。
 所有していたのは、Cry Just A Little Bit、邦題は「涙の片想い」で、カップリングは、Love Me Tonightです。
 どうやら、ここら辺りまでは聴いていたようで、前言を訂正します。


 その他の曲については、知っている曲が少ないですが、Livin' Lovin' Wreckは、多分ジェリー・リー・ルイスがオリジナルだったと思います。
 Shakyの歌い方も、そんな感じで、「oh〜m」というルイスを意識したフレーズもちゃんと入っています。
 作者のオーティス・ブラックウェル自身の吹き込みがあるかどうかは不明です。

 ドーシー・バーネット作となっている、It's Lateは、Rick Nelsonの59年のヒット曲のカヴァーです。
 Rick Nelsonの初期は、James Burtonがリード・ギターを弾いているので、ティーン・アイドルとバカにせず、要チェックです。
 こちらも、バーネット兄弟による録音があるかどうかは未確認です。

 アルバム全体を通して、ますますポップな方向へ向かっているな、という印象を受けました。



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