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2019年09月05日
大腸CTアカデミア 便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する基本情報とは!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
Rad Fan 2019年7月号発売です!
特集2 これからのCTコロノグラフィ〜失敗からの脱却〜
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 560 −
Schwartz PH, et al. Providing Quantitative Information and a Nudge to Undergo Stool Testing in a Colorectal Cancer Screening Decision Aid: A Randomized Clinical Trial. Med Decis Making 2017 Aug;37(6):688-702.
それでは
論文「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
のご紹介です。
与えられる大腸がん検診の情報
下記にランダム化
(a)定量的情報(定量的モジュール)
(b)便潜血検査受診を促すナッジ(ナッジモジュール)
(c)基本情報のみ(定量的モジュールもナッジモジュールもなし)
(d)定量的モジュールとナッジモジュールの両方。
最初に(C)の基本情報です。
【基本情報】
Appendix 基本情報モジュールのスライド
(ラインコミュニティ限定で配信しました)
<スライド1枚目>
大腸内視鏡検査の長所は
最も信頼性の高い検査であること
その場でポリープ切除が可能なこと
大腸癌による死亡の可能性を
一番低減できる方法である。
ポリープが一つも見つからなければ
大腸内視鏡検査は10年に1回で良い。
<スライド2枚目>
大腸内視鏡検査には短所もある。
大腸内を洗浄する腸管前処置の負担がある。
検査は病院や同等の施設で実施する必要がある。
検査に際して鎮静を行うために
帰宅まで誰かに車を運転してもらう必要がある。
入っている保険によっては
検査費用の全額がカバーされないこともあり
その場合には抗額の負担が必用にあることもある。
非常に稀ではあるが
腸管損傷や出血により
入院加療が必要になることもある。
<スライド3枚目>
便潜血検査の長所は
検査の実施が容易であること
検査が自宅で可能なこと
不快な前処置が不要であること
費用が比較的安価であることである。
<スライド4枚目>
便潜血検査の短所は
毎年受ける必要があること
ポリープや癌の見落としの可能性があること
陽性になった場合には
内視鏡検査を受ける必要があることである。
(感想)
これらの情報は日本でも検査前情報として
患者さんにお伝えしている内容ですね。
次回は「定量的情報」の内容をご紹介しますね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【108名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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論文「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
のご紹介です。
与えられる大腸がん検診の情報
下記にランダム化
(a)定量的情報(定量的モジュール)
(b)便潜血検査受診を促すナッジ(ナッジモジュール)
(c)基本情報のみ(定量的モジュールもナッジモジュールもなし)
(d)定量的モジュールとナッジモジュールの両方。
最初に(C)の基本情報です。
【基本情報】
Appendix 基本情報モジュールのスライド
(ラインコミュニティ限定で配信しました)
<スライド1枚目>
大腸内視鏡検査の長所は
最も信頼性の高い検査であること
その場でポリープ切除が可能なこと
大腸癌による死亡の可能性を
一番低減できる方法である。
ポリープが一つも見つからなければ
大腸内視鏡検査は10年に1回で良い。
<スライド2枚目>
大腸内視鏡検査には短所もある。
大腸内を洗浄する腸管前処置の負担がある。
検査は病院や同等の施設で実施する必要がある。
検査に際して鎮静を行うために
帰宅まで誰かに車を運転してもらう必要がある。
入っている保険によっては
検査費用の全額がカバーされないこともあり
その場合には抗額の負担が必用にあることもある。
非常に稀ではあるが
腸管損傷や出血により
入院加療が必要になることもある。
<スライド3枚目>
便潜血検査の長所は
検査の実施が容易であること
検査が自宅で可能なこと
不快な前処置が不要であること
費用が比較的安価であることである。
<スライド4枚目>
便潜血検査の短所は
毎年受ける必要があること
ポリープや癌の見落としの可能性があること
陽性になった場合には
内視鏡検査を受ける必要があることである。
(感想)
これらの情報は日本でも検査前情報として
患者さんにお伝えしている内容ですね。
次回は「定量的情報」の内容をご紹介しますね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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2019年09月04日
大腸CTアカデミア 大腸がん検診受診の意思決定を補助する定量的情報とナッジの提供
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
日本消化器内視鏡学会雑誌の6月号(61 巻 6 号 p. 1256-1263)に
「大腸CT検査(CT colonography)読影の基本とコツ(動画付き)」が
掲載されました!
是非、ご一読ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 559 −
Schwartz PH, et al. Providing Quantitative Information and a Nudge to Undergo Stool Testing in a Colorectal Cancer Screening Decision Aid: A Randomized Clinical Trial. Med Decis Making 2017 Aug;37(6):688-702.
それでは
論文「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
のご紹介です。
【アブストラクト】
背景:
がん検診ガイドラインでは、受診者が
検診を受けるにあたっての意思を決定するための支援として
利益・不利益などに関する定量的情報を提供することを推奨している。
ただし、この定量的情報の提供による効果は必ずしも明らかではない。
行動経済学による「ナッジ」は、
定量的医療情報で迷っている受診者に
受診を促す可能性があることが示唆されている。
定量的情報の提供と
ナッジによる効果の影響を評価するために
パイロットランダム化比較試験を実施した。
方法:
大腸がん検診の適応がある213名の無症状者は
大腸がん検診の情報をランダム化して与えられた。
与えられる情報の組み合わせは以下の4群にランダム化された。
(a)定量的情報(定量的モジュール)
(b)便潜血検査受診を促すナッジ(ナッジモジュール)
(c)基本情報のみ(定量的モジュールもナッジモジュールもなし)
(d)定量的モジュールとナッジモジュールの両方。
アウトカムは、上記の意思決定支援のための情報が与えられる前後で
大腸癌のリスク、検診受診の意向、
大腸内視鏡検査か便潜血検査のどちらを好むか
受診決断の迷い
について評価された。
また、6ヵ月後の検診行動を評価した。
(捕捉)
「定量的情報」と「便潜血検査受診を促すナッジ」は
具体的な説明をみないと分かりづらいと思います。
結果をご紹介する前に基本情報、定量的情報、ナッジ
について次回、ご紹介しますね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
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日本消化器内視鏡学会雑誌の6月号(61 巻 6 号 p. 1256-1263)に
「大腸CT検査(CT colonography)読影の基本とコツ(動画付き)」が
掲載されました!
是非、ご一読ください。
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PubMedから、今日のつぶやき − 559 −
Schwartz PH, et al. Providing Quantitative Information and a Nudge to Undergo Stool Testing in a Colorectal Cancer Screening Decision Aid: A Randomized Clinical Trial. Med Decis Making 2017 Aug;37(6):688-702.
それでは
論文「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
のご紹介です。
【アブストラクト】
背景:
がん検診ガイドラインでは、受診者が
検診を受けるにあたっての意思を決定するための支援として
利益・不利益などに関する定量的情報を提供することを推奨している。
ただし、この定量的情報の提供による効果は必ずしも明らかではない。
行動経済学による「ナッジ」は、
定量的医療情報で迷っている受診者に
受診を促す可能性があることが示唆されている。
定量的情報の提供と
ナッジによる効果の影響を評価するために
パイロットランダム化比較試験を実施した。
方法:
大腸がん検診の適応がある213名の無症状者は
大腸がん検診の情報をランダム化して与えられた。
与えられる情報の組み合わせは以下の4群にランダム化された。
(a)定量的情報(定量的モジュール)
(b)便潜血検査受診を促すナッジ(ナッジモジュール)
(c)基本情報のみ(定量的モジュールもナッジモジュールもなし)
(d)定量的モジュールとナッジモジュールの両方。
アウトカムは、上記の意思決定支援のための情報が与えられる前後で
大腸癌のリスク、検診受診の意向、
大腸内視鏡検査か便潜血検査のどちらを好むか
受診決断の迷い
について評価された。
また、6ヵ月後の検診行動を評価した。
(捕捉)
「定量的情報」と「便潜血検査受診を促すナッジ」は
具体的な説明をみないと分かりづらいと思います。
結果をご紹介する前に基本情報、定量的情報、ナッジ
について次回、ご紹介しますね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
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2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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2019年09月03日
大腸CTアカデミア 便潜血検査におけるナッジ(Nudge)とは!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
大腸CT検査技師認定制度がはじまります!!
1 .第1 回技師認定申請書類提出期限
2020年4月1日〜 6月30日
2 .申請には
第59回日本消化器がん検診学会総会(2020年6福岡市)
で開催される大腸CT検査教育研修会の出席
2019年度中の学会への入会等が必須です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 558 −
Schwartz PH, et al. Providing Quantitative Information and a Nudge to Undergo Stool Testing in a Colorectal Cancer Screening Decision Aid: A Randomized Clinical Trial. Med Decis Making 2017 Aug;37(6):688-702.
「ナッジ」に関する議論がありましたので、
関連する論文をご紹介したいと思います。
「ナッジ」の応用は日本でも徐々に始まっています。
ご興味のある方はこちらも参照してください。
「ナッジ」は行動経済学から誕生しました。
行動経済学で最初にノーベル賞を受賞したのが
ダニエル・カールマン博士です。
以前、このつぶやきでも「fast and slow」でご紹介しました。
2度目の受賞はリチャード・セイラ―博士です。
ここでナッジが紹介されていますね。
実践 行動経済学
実践行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択 [ リチャード・H.セイラー ]
面白いので、ご興味のある方は一読ください。
原著で読みたい方はNudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness (English Edition)" target="_blank">こちら
ナッジ(Nudge)とは「肘をつつく」、「そっと後押し」という意味ですね。
人を強制して動かすのではなく
望ましい行動様式に誘導するシステムを指します。
今回ご紹介する論文は
「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
です。
この論文では医学的な定量的情報の提供あるいは
ナッジが検診受診率にどのように影響したのか評価しています。
「定量的情報」とは医学的な情報を具体的な数値で表された情報を指します。
一方で「定性的情報」とは性質をまとめた情報になります。
具体的な数値を示す効果とナッジの効果を比較した面白い研究ですね。
前振りが長くなったので、次回から内容に入っていきたいと思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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1 .第1 回技師認定申請書類提出期限
2020年4月1日〜 6月30日
2 .申請には
第59回日本消化器がん検診学会総会(2020年6福岡市)
で開催される大腸CT検査教育研修会の出席
2019年度中の学会への入会等が必須です。
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PubMedから、今日のつぶやき − 558 −
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「ナッジ」に関する議論がありましたので、
関連する論文をご紹介したいと思います。
「ナッジ」の応用は日本でも徐々に始まっています。
ご興味のある方はこちらも参照してください。
「ナッジ」は行動経済学から誕生しました。
行動経済学で最初にノーベル賞を受賞したのが
ダニエル・カールマン博士です。
以前、このつぶやきでも「fast and slow」でご紹介しました。
2度目の受賞はリチャード・セイラ―博士です。
ここでナッジが紹介されていますね。
実践 行動経済学
実践行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択 [ リチャード・H.セイラー ]
面白いので、ご興味のある方は一読ください。
原著で読みたい方はNudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness (English Edition)" target="_blank">こちら
ナッジ(Nudge)とは「肘をつつく」、「そっと後押し」という意味ですね。
人を強制して動かすのではなく
望ましい行動様式に誘導するシステムを指します。
今回ご紹介する論文は
「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
です。
この論文では医学的な定量的情報の提供あるいは
ナッジが検診受診率にどのように影響したのか評価しています。
「定量的情報」とは医学的な情報を具体的な数値で表された情報を指します。
一方で「定性的情報」とは性質をまとめた情報になります。
具体的な数値を示す効果とナッジの効果を比較した面白い研究ですね。
前振りが長くなったので、次回から内容に入っていきたいと思います。
それでは、また。
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2019年09月02日
大腸CTアカデミア 消化管内視鏡検査にとってAIによる未来は内視鏡をより有用にする大きなチャンスである!!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
2019年9月8日(日)に開催されます!
身につけるべき最新情報を
今回も企画しています!
是非ご参加くださいね。
事前参加申込み
受付専用メール: gaia15.sapporo@gmail.com
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 557 −
Neumann H, et al. Artificial intelligence and the future of endoscopy. Dig Endosc 2019;31:389-390.
それでは
エディトリアル「AIと未来の内視鏡」のご紹介です。
【本文】
全ての病変画像が内視鏡レンズから確実に同じ距離にすることができれば
AIはでイプラーニングに必用とする画像データ量は少なくすることができる。
したがって、現在のEndoBrainのソフトウェアは
エンドサイト(超拡大内視鏡)が組み込まれている。
エンドサイトは接触型光学顕微鏡に似ているが
通常は病変の深さに関する情報がなく
病変全体に焦点が合っている。
これは、AIシステムが最終的な組織診断を予測するために必要な
画像データ量が少なくて済むことを意味する。
そのため、現在のEndoBrainは通常の内視鏡だけでは作動しない。
様々な疾患から何十万もの画像データを集めることは現実的ではないが
畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いたディープラーニングによって、
必要な画像データがかなりに少なくて済む。
そのため、消化管内視鏡検査におけるAIの実行可能性は
現実的でには難しくないだろう。
内視鏡検査のためのAIのアルゴリズムはすでに開発が進んでおり、
臨床試験で結果が出始めている。
感性度の高いAIが今後登場してくるであろう。
ヴィクトル・ユーゴーの格言に戻ろう。
未来にはいくつかの意味がある。
消化管内視鏡検査にとってAIによる未来は内視鏡をより有用にする大きなチャンスである。
それでは、また。
(感想)
畳み込みニューラルネットワーク(CNN)は以前取り上げました。
https://fanblogs.jp/ctcacademia/archive/614/0
そうですね。
チャンスとしてとらえるか、脅威としてとらえるかで
その人の未来は変わります。
チャンスとして自分の武器にしていきましょう!
次回から新しい論文をご紹介しますね。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30854730
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
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第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
2019年9月8日(日)に開催されます!
身につけるべき最新情報を
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是非ご参加くださいね。
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受付専用メール: gaia15.sapporo@gmail.com
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PubMedから、今日のつぶやき − 557 −
Neumann H, et al. Artificial intelligence and the future of endoscopy. Dig Endosc 2019;31:389-390.
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エディトリアル「AIと未来の内視鏡」のご紹介です。
【本文】
全ての病変画像が内視鏡レンズから確実に同じ距離にすることができれば
AIはでイプラーニングに必用とする画像データ量は少なくすることができる。
したがって、現在のEndoBrainのソフトウェアは
エンドサイト(超拡大内視鏡)が組み込まれている。
エンドサイトは接触型光学顕微鏡に似ているが
通常は病変の深さに関する情報がなく
病変全体に焦点が合っている。
これは、AIシステムが最終的な組織診断を予測するために必要な
画像データ量が少なくて済むことを意味する。
そのため、現在のEndoBrainは通常の内視鏡だけでは作動しない。
様々な疾患から何十万もの画像データを集めることは現実的ではないが
畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いたディープラーニングによって、
必要な画像データがかなりに少なくて済む。
そのため、消化管内視鏡検査におけるAIの実行可能性は
現実的でには難しくないだろう。
内視鏡検査のためのAIのアルゴリズムはすでに開発が進んでおり、
臨床試験で結果が出始めている。
感性度の高いAIが今後登場してくるであろう。
ヴィクトル・ユーゴーの格言に戻ろう。
未来にはいくつかの意味がある。
消化管内視鏡検査にとってAIによる未来は内視鏡をより有用にする大きなチャンスである。
それでは、また。
(感想)
畳み込みニューラルネットワーク(CNN)は以前取り上げました。
https://fanblogs.jp/ctcacademia/archive/614/0
そうですね。
チャンスとしてとらえるか、脅威としてとらえるかで
その人の未来は変わります。
チャンスとして自分の武器にしていきましょう!
次回から新しい論文をご紹介しますね。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30854730
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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2019年09月01日
AIについて考える 我々はどうすべきか!? その5
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第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
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産業革命、自動化、AI
技術の革命的な革新の都度
実際に職にあぶれた人は多くでました。
AIによって、生活はより便利に快適にはなると思います。
では、AIにできないことは?
自分が得意とするところ、自分のオリジナル
をそこに定めていく必要があります。
AI vs. 教科書が読めない子どもたち
新井 紀子さん著
はそんなことを考える契機になると思います。
みんなのAI講座 ゼロからPythonで学ぶ人工知能と機械学習
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新井 紀子さん著
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2019年08月31日
AIについて考える 我々はどうすべきか!? その4
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8月も今日で終わり。
子供の頃、夏休みは長く感じた。
今では8月というひと月もあっという間です。
年齢を重ねるごとに加速する時間の流れを痛感します。
いずれにしても、充実して生きていきたいですね。
未来を良くするためには
今を頑張らねばなりません。
すぐに結果は出ません。
性急に結果を求めてもろくなことにならない。
コツコツ頑張る。
ただ、今後の時代は継続だけでは駄目だと思う。
継続は必用だけれど、
その時代の変化をとらえて
敏感に自分を変化させ
そしてその時代に必要な知識を意識して身につけていく。
それがAIと共存していく方法だと思います。
時代の流れに飲み込まれないよう
注意したいですね。
AI、機械学習、ディープラーニングを学びましょう
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未来を良くするためには
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コツコツ頑張る。
ただ、今後の時代は継続だけでは駄目だと思う。
継続は必用だけれど、
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2019年08月30日
大腸CTアカデミア 消化器内視鏡検査におけるAIアルゴリズムとは!?
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大腸内視鏡検査におけるadenoma detection rateに
関する多施設共同全国調査研究
Japanese ADR Surveyを開催中です!
既にご登録をしていただいた先生、
どうもありがとうございます!!
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PubMedから、今日のつぶやき − 556 −
Neumann H, et al. Artificial intelligence and the future of endoscopy. Dig Endosc 2019;31:389-390.
それでは
エディトリアル「AIと未来の内視鏡」のご紹介です。
【本文】
コンピュータによるディープラーニングの課題の一つは、
コンピュータの評価するパラメータは
人間によって評価されたものとは異なる点である。
医師は病変の全体像と病変の表面構造形態に注目して診断するが
AIは腺管構造の直径や範囲など、より複雑な構造で評価している。
したがって、コンピュータは得られた所見を
自身のデータベースと比較し
最も一致した診断結果を抽出することで予測診断を行う。
消化器内視鏡検査におけるAIアルゴリズムの2つの大きな課題を説明しよう。
第1にに、コンピュータは病変のすべての構造、
ポリープの腺管など、を評価する。
医師は組織診断を予測するため
病変全体に対して一般的な評価を行うが
AIにとって、腺管構造の分岐径のわずかな変動
(マイクロメートルのレベルでも)は予測診断に大きな影響を及ぼす。
第2に、内視鏡スコープから病変までの距離によって
対象病変やその構造の直径が変化し
コンピュータ解析に違いが生じる可能性がある。
これは、AIアルゴリズムの学習において大きな課題である。
AIは、正確な診断のためにより多くのデータが必用であり
何十万病変もの画像を集積しなければならない。
こうした課題から、AI診断が医師の期待に沿うレベルの診断結果
を出すためにはまだ多くの困難があると予想される。
(感想)
挙げられている課題は確かに課題です。
ただ、これらの課題は早急に解決されていくでしょう。
時間の問題だと思うのです。
ひと昔前の知識を絶えず更新していく努力が
今後さらに求められると思います。
それでは、また。
原文
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2017年の春から予告しておりましたように、
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2017年末で終了いたしました。
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PubMedから、今日のつぶやき − 556 −
Neumann H, et al. Artificial intelligence and the future of endoscopy. Dig Endosc 2019;31:389-390.
それでは
エディトリアル「AIと未来の内視鏡」のご紹介です。
【本文】
コンピュータによるディープラーニングの課題の一つは、
コンピュータの評価するパラメータは
人間によって評価されたものとは異なる点である。
医師は病変の全体像と病変の表面構造形態に注目して診断するが
AIは腺管構造の直径や範囲など、より複雑な構造で評価している。
したがって、コンピュータは得られた所見を
自身のデータベースと比較し
最も一致した診断結果を抽出することで予測診断を行う。
消化器内視鏡検査におけるAIアルゴリズムの2つの大きな課題を説明しよう。
第1にに、コンピュータは病変のすべての構造、
ポリープの腺管など、を評価する。
医師は組織診断を予測するため
病変全体に対して一般的な評価を行うが
AIにとって、腺管構造の分岐径のわずかな変動
(マイクロメートルのレベルでも)は予測診断に大きな影響を及ぼす。
第2に、内視鏡スコープから病変までの距離によって
対象病変やその構造の直径が変化し
コンピュータ解析に違いが生じる可能性がある。
これは、AIアルゴリズムの学習において大きな課題である。
AIは、正確な診断のためにより多くのデータが必用であり
何十万病変もの画像を集積しなければならない。
こうした課題から、AI診断が医師の期待に沿うレベルの診断結果
を出すためにはまだ多くの困難があると予想される。
(感想)
挙げられている課題は確かに課題です。
ただ、これらの課題は早急に解決されていくでしょう。
時間の問題だと思うのです。
ひと昔前の知識を絶えず更新していく努力が
今後さらに求められると思います。
それでは、また。
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第57回日本消化器がん検診学会大会の会長は
松島病院大腸肛門病センター 松島クリニックの
鈴木康元先生です。
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PubMedから、今日のつぶやき − 555 −
Neumann H, et al. Artificial intelligence and the future of endoscopy. Dig Endosc 2019;31:389-390.
それでは
エディトリアル「AIと未来の内視鏡」のご紹介です。
【本文】
最高にエキサイティングなこととして
商業ベースの消化管内視鏡検査におけるAIシステムが最近発売された。
オリンパスの「EndoBRAINR(エンドブレイン)」である。
このソフトウェアは、エンドサイト(超拡大内視鏡)と組み合わされ
病変の組織診断をリアルタイム表示する。
つまり、非腫瘍性病変と腫瘍性病変の鑑別を可能にしたのである。
しかし、深達度診断などさらなる詳細な診断には特殊染色などが必用であり
この意味で日常診療での適用には制限がある。
(感想)
センセーショナルな登場で、内外の様々な分野からも注目を集めましたね。
興味のあるなし、好き嫌いではなく
AIの潮流には追い付いていかねばなりません。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30854730
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つまり、非腫瘍性病変と腫瘍性病変の鑑別を可能にしたのである。
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2019年08月28日
大腸CTアカデミア 消化器内視鏡検査におけるAIシステム
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第37回日本大腸検査学会総会が
国立がん研究センターの斎藤豊先生の会長のもと
2019年11月1日-2日に東京で開催されます!
ナガイチは共催教育講演やハンズオンセミナーを
担当させていただきます。
6月28日まで演題募集中です。
是非ご応募くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 554 −
Neumann H, et al. Artificial intelligence and the future of endoscopy. Dig Endosc 2019;31:389-390.
これからの時代に
人に求められるもの
AIにできないこと
それは
「好奇心を持つこと」
「人に体験やストーリーといった意味を提供できること」
だと思うのです。
これを意識して実行していけば
AIの時代もハッピーに過ごせるのではないでしょうか。
差別化が必要だと感じています。
それでは
エディトリアル「AIと未来の内視鏡」のご紹介です。
【本文】
本誌Digestive Endoscopyの今月号(2019年4号)では
急速に発展しているAIについて
日本の2名の第1人者にレビューいただいた。
最初の工藤らの論文では、大腸内視鏡検査におけるAI、
二つ目の森らの論文では上部内視鏡検査におけるAIの可能性について言及している。
一般に、消化器内視鏡検査におけるAIシステムは
病変の検出精度の向上、
そして組織診断の予測つまり対象病変が腫瘍性なのか
あるいは非腫瘍性なのかに関する解析結果を提供することを目的としている。
さらに、AIを搭載した消化管内視鏡検査システムは
画像の解釈および病変の早期検出に対して
良好な影響を及ぼす可能性が示されている。
初期の研究ですでに
バレット食道、食道扁平上皮癌、
胃癌、ヘリコバクター・ピロリ感染性胃炎、
大腸ポリープなどの診断において
AIが有用である可能性が示されている。
(感想)
今年の第97回日本消化器内視鏡学会総会でも大きく取り上げられていましたね。
懐疑的だったAIが確実に臨床に食い込んできています。
今後ブラッシュアップされて、
さらに役立つようになるのは間違いないでしょう。
AIをどう取り入れて、どのようにAIに負けない
差別化を医療従事者が行っていくかが命題です。
これはもちろん、内視鏡だけではなく大腸CT検査でも同様です。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30854730
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
著者からのおすすめPR-----------------------
英語の勉強法を聞かれる機会が増えました。
短気留学にいく行動や、日々の勉強が大切だと思いますよ。
友人のおすすめ ★常夏の楽園セブで語学留学(1週間73,000円〜)★
私もやってました アルクの「1000時間ヒアリングマラソン」
24時間365日いつでもどこでも英会話レッスンができる!
予約不要のオンライン英会話。
PC・スマートフォンから英会話レッスンが受けられます。
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PubMedから、今日のつぶやき − 554 −
Neumann H, et al. Artificial intelligence and the future of endoscopy. Dig Endosc 2019;31:389-390.
これからの時代に
人に求められるもの
AIにできないこと
それは
「好奇心を持つこと」
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だと思うのです。
これを意識して実行していけば
AIの時代もハッピーに過ごせるのではないでしょうか。
差別化が必要だと感じています。
それでは
エディトリアル「AIと未来の内視鏡」のご紹介です。
【本文】
本誌Digestive Endoscopyの今月号(2019年4号)では
急速に発展しているAIについて
日本の2名の第1人者にレビューいただいた。
最初の工藤らの論文では、大腸内視鏡検査におけるAI、
二つ目の森らの論文では上部内視鏡検査におけるAIの可能性について言及している。
一般に、消化器内視鏡検査におけるAIシステムは
病変の検出精度の向上、
そして組織診断の予測つまり対象病変が腫瘍性なのか
あるいは非腫瘍性なのかに関する解析結果を提供することを目的としている。
さらに、AIを搭載した消化管内視鏡検査システムは
画像の解釈および病変の早期検出に対して
良好な影響を及ぼす可能性が示されている。
初期の研究ですでに
バレット食道、食道扁平上皮癌、
胃癌、ヘリコバクター・ピロリ感染性胃炎、
大腸ポリープなどの診断において
AIが有用である可能性が示されている。
(感想)
今年の第97回日本消化器内視鏡学会総会でも大きく取り上げられていましたね。
懐疑的だったAIが確実に臨床に食い込んできています。
今後ブラッシュアップされて、
さらに役立つようになるのは間違いないでしょう。
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大腸CTアカデミア AIと未来の内視鏡
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日本消化器がん検診学会
第79回関東甲信越支部地方会が
2019年9月29日に萩原廣明先生の会長のもと
群馬県前橋市で開催されます!
ナガイチは講演を担当させていただきます。
是非ご参加くださいね。
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PubMedから、今日のつぶやき − 553 −
Neumann H, et al. Artificial intelligence and the future of endoscopy. Dig Endosc 2019;31:389-390.
多くの知識がある
より早く解析できる
適格な判断ができる
これらは、優秀であるために必要でした。
これからの時代は、こうした能力はAIが最高のパフォーマンスでしてくれるでしょう。
では、これから人に求められるのはなんでしょうか?
明日の前フリに続きます。
新しい論文をご紹介します。
今回は「エディトリアル」です。
エディトリアルとはあるトピックや問題について専門家が意見を述べるものです。
様々な研究や課題について簡潔に述べられています。
タイトルは「AIと未来の内視鏡」です
【本文】
The future has many names.
For the weak, it means the unattainable.
For the fearful, it means the unknown.
For the courageous, it means opportunity.
未来にはいくつかの意味がある。
弱虫にはそれを不可能という意味であり、臆病者は未知という意味になる。
しかし、勇敢な者はそれをチャンスととらえる。
ヴィクトル・ユーゴー、フランスの詩人、1802?1885
この数年、我々は人工知能(AI)システムの進歩と
日常生活のへのAIの関与について継続して観察してきた。
自律走行車、自動化された国境管理、
ユーザーに関連性の高い検索結果を提供するGoogle RankBrain
(ランクブレイン、GoogleのAIベースの検索アルゴリズム)などの
特定の検索エンジンは、すでに日常使用され
その進歩が加速し、高い効果が得られている。
AIの継続的な進化により、消化管内視鏡検査などの実臨床に
AIが用いられるのも時間の問題であった。
けれども、多くの医師にとって、AIは依然として
「未完成なもの」または「未知なもの」として認識されており、
内視鏡検査におけるAIシステムの利点に対しても疑問の目が向けられている。
しかし、AIは未来の技術ではないと認識することが大切だ。
事実、AIはすでに現在の内視鏡検査に取り入れられている。
結果として、今後数年以内に大きな変化を実臨床にもたらすだろう。
(感想)
最初のポエムは、フランスの詩人、小説家、政治家である
ヴィクトル・ユーゴーさん(1802年〜1885年)の格言です。
代表作は『レ・ミゼラブル』『ノートルダム・ド・パリ』などなど。
有名ですね。
こんな格言もあります。
Forty is the old age of youth; fifty is the youth of old age.
四十歳は青年の老年期であり、五十歳は老年の青年期である。
There is nothing like a dream to create the future.
ドリーム! これ以外に将来を作り出すものはない。
勇気をもらえますね!
内視鏡検査におけるAIの応用は、事実、
研究から臨床に組み込まれてきています。
今後、さらに内視鏡のあらゆるところにAIが入り込んでくるのではないでしょうか。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30854730
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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メリット
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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【本文】
The future has many names.
For the weak, it means the unattainable.
For the fearful, it means the unknown.
For the courageous, it means opportunity.
未来にはいくつかの意味がある。
弱虫にはそれを不可能という意味であり、臆病者は未知という意味になる。
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ヴィクトル・ユーゴー、フランスの詩人、1802?1885
この数年、我々は人工知能(AI)システムの進歩と
日常生活のへのAIの関与について継続して観察してきた。
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(ランクブレイン、GoogleのAIベースの検索アルゴリズム)などの
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その進歩が加速し、高い効果が得られている。
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AIが用いられるのも時間の問題であった。
けれども、多くの医師にとって、AIは依然として
「未完成なもの」または「未知なもの」として認識されており、
内視鏡検査におけるAIシステムの利点に対しても疑問の目が向けられている。
しかし、AIは未来の技術ではないと認識することが大切だ。
事実、AIはすでに現在の内視鏡検査に取り入れられている。
結果として、今後数年以内に大きな変化を実臨床にもたらすだろう。
(感想)
最初のポエムは、フランスの詩人、小説家、政治家である
ヴィクトル・ユーゴーさん(1802年〜1885年)の格言です。
代表作は『レ・ミゼラブル』『ノートルダム・ド・パリ』などなど。
有名ですね。
こんな格言もあります。
Forty is the old age of youth; fifty is the youth of old age.
四十歳は青年の老年期であり、五十歳は老年の青年期である。
There is nothing like a dream to create the future.
ドリーム! これ以外に将来を作り出すものはない。
勇気をもらえますね!
内視鏡検査におけるAIの応用は、事実、
研究から臨床に組み込まれてきています。
今後、さらに内視鏡のあらゆるところにAIが入り込んでくるのではないでしょうか。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30854730
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残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
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2017年末で終了いたしました。
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