2019年09月03日
大腸CTアカデミア 便潜血検査におけるナッジ(Nudge)とは!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
大腸CT検査技師認定制度がはじまります!!
1 .第1 回技師認定申請書類提出期限
2020年4月1日〜 6月30日
2 .申請には
第59回日本消化器がん検診学会総会(2020年6福岡市)
で開催される大腸CT検査教育研修会の出席
2019年度中の学会への入会等が必須です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 558 −
Schwartz PH, et al. Providing Quantitative Information and a Nudge to Undergo Stool Testing in a Colorectal Cancer Screening Decision Aid: A Randomized Clinical Trial. Med Decis Making 2017 Aug;37(6):688-702.
「ナッジ」に関する議論がありましたので、
関連する論文をご紹介したいと思います。
「ナッジ」の応用は日本でも徐々に始まっています。
ご興味のある方はこちらも参照してください。
「ナッジ」は行動経済学から誕生しました。
行動経済学で最初にノーベル賞を受賞したのが
ダニエル・カールマン博士です。
以前、このつぶやきでも「fast and slow」でご紹介しました。
2度目の受賞はリチャード・セイラ―博士です。
ここでナッジが紹介されていますね。
実践 行動経済学
実践行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択 [ リチャード・H.セイラー ]
面白いので、ご興味のある方は一読ください。
原著で読みたい方はNudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness (English Edition)" target="_blank">こちら
ナッジ(Nudge)とは「肘をつつく」、「そっと後押し」という意味ですね。
人を強制して動かすのではなく
望ましい行動様式に誘導するシステムを指します。
今回ご紹介する論文は
「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
です。
この論文では医学的な定量的情報の提供あるいは
ナッジが検診受診率にどのように影響したのか評価しています。
「定量的情報」とは医学的な情報を具体的な数値で表された情報を指します。
一方で「定性的情報」とは性質をまとめた情報になります。
具体的な数値を示す効果とナッジの効果を比較した面白い研究ですね。
前振りが長くなったので、次回から内容に入っていきたいと思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【108名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
大腸CT検査技師認定制度がはじまります!!
1 .第1 回技師認定申請書類提出期限
2020年4月1日〜 6月30日
2 .申請には
第59回日本消化器がん検診学会総会(2020年6福岡市)
で開催される大腸CT検査教育研修会の出席
2019年度中の学会への入会等が必須です。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 558 −
Schwartz PH, et al. Providing Quantitative Information and a Nudge to Undergo Stool Testing in a Colorectal Cancer Screening Decision Aid: A Randomized Clinical Trial. Med Decis Making 2017 Aug;37(6):688-702.
「ナッジ」に関する議論がありましたので、
関連する論文をご紹介したいと思います。
「ナッジ」の応用は日本でも徐々に始まっています。
ご興味のある方はこちらも参照してください。
「ナッジ」は行動経済学から誕生しました。
行動経済学で最初にノーベル賞を受賞したのが
ダニエル・カールマン博士です。
以前、このつぶやきでも「fast and slow」でご紹介しました。
2度目の受賞はリチャード・セイラ―博士です。
ここでナッジが紹介されていますね。
実践 行動経済学
実践行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択 [ リチャード・H.セイラー ]
面白いので、ご興味のある方は一読ください。
原著で読みたい方はNudge: Improving Decisions About Health, Wealth, and Happiness (English Edition)" target="_blank">こちら
ナッジ(Nudge)とは「肘をつつく」、「そっと後押し」という意味ですね。
人を強制して動かすのではなく
望ましい行動様式に誘導するシステムを指します。
今回ご紹介する論文は
「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
です。
この論文では医学的な定量的情報の提供あるいは
ナッジが検診受診率にどのように影響したのか評価しています。
「定量的情報」とは医学的な情報を具体的な数値で表された情報を指します。
一方で「定性的情報」とは性質をまとめた情報になります。
具体的な数値を示す効果とナッジの効果を比較した面白い研究ですね。
前振りが長くなったので、次回から内容に入っていきたいと思います。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
◆メルマガ「大腸CT検査アカデミー」無料購読募集中です◆
ライン参加者の皆様も過去の記事を読むのに便利ですよ〜
☆☆大腸CT検査ってなあに? 〜大腸がんをへらせるの?〜☆☆
Q&A方式で、一般の方の素朴な疑問に答えます!
ご質問もお待ちしています。
◆ラインコミュニティ「CTC Academy」の参加募集◆
メリット
・画像が共有できる!
・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
☆彡 入会希望の方はご連絡下さい
【108名の仲間がいるよ!】
(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
■読影トレーニングに関して重要なお知らせです。■
ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/9120824
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック