2019年09月06日
大腸CTアカデミア 定量的モジュール(検診を受けない場合)の説明
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
2019年9月8日(日)に開催されます!
身につけるべき最新情報を
今回も企画しています!
是非ご参加くださいね。
事前参加申込み
受付専用メール: gaia15.sapporo@gmail.com
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PubMedから、今日のつぶやき − 561 −
Schwartz PH, et al. Providing Quantitative Information and a Nudge to Undergo Stool Testing in a Colorectal Cancer Screening Decision Aid: A Randomized Clinical Trial. Med Decis Making 2017 Aug;37(6):688-702.
それでは
論文「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
のご紹介です。
与えられる大腸がん検診の情報
下記にランダム化
(a)定量的情報(定量的モジュール)
(b)便潜血検査受診を促すナッジ(ナッジモジュール)
(c)基本情報のみ(定量的モジュールもナッジモジュールもなし)
(d)定量的モジュールとナッジモジュールの両方。
今回は(a)の定量的情報です。
【定量的情報(検診を受けない場合)】
Appendix 定量的モジュール(検診を受けない場合)のスライド
(ラインコミュニティ限定で配信しました)
<スライド1枚目>
大腸癌に対して平均的リスクの1000人の
グループで考えてみよう。
このスライドは1000人の人を現している。
一つ一つが一人の人間である。
<スライド2枚目>
大腸検査を受けない場合には
人は一生の間に6%の確率で
大腸癌にかかる。
これは1000人の人がいれば
60名が大腸癌になるということである。
スライドの黄色部分の人が60名である。
<スライド3枚目>
この大腸癌にかかる60名のうち
30名は大腸癌で死亡する。
死亡する30名を赤で示している。
ここで重要なことは、この人数はあくまで
大腸検査を1回も受けたことがない人の話である。
科学的エビデンスのある大腸検査を受けることで
大腸癌にかかる確率や
大腸癌で死亡する確率を下げることが可能である。
(感想)
このスライドの説明で定量的モジュールが理解いただけたと思います。
具体的数値を示しているわけですね。
次回は定量的モジュール(大腸内視鏡検査)をご説明します。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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今回は(a)の定量的情報です。
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大腸検査を受けない場合には
人は一生の間に6%の確率で
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スライドの黄色部分の人が60名である。
<スライド3枚目>
この大腸癌にかかる60名のうち
30名は大腸癌で死亡する。
死亡する30名を赤で示している。
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具体的数値を示しているわけですね。
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
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