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2022年02月09日

大腸CTアカデミア 必要な検査の優先順位を決める

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
大腸CT検査技師認定制度が根付いてまいりした!!

類似の認定制度が発足したそうです。
混合しないようご留意ください。

日本消化器がん検診学会の大腸CT検査技師認定制度は
・60年以上の歴史がある学会で実施しており継続性が高いです。
・5年以上かけて十分に議論・審議されてきた制度です。
・施設認定制度があります。
・制度を運営している大腸CT検査技師認定委員会は診療放射線技師と医師の双方が参加してます。

日本消化器がん検診学会の認定をご検討ください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆





PubMedから、今日のつぶやき − 1147 −




Holland P, et al. Collaboration between an NHS University Teaching Hospital and independent hospital to maintain CT colonography service provision during the 2020 COVID-19 pandemic. BJR Open. 2021 Nov 24;3(1):20210025. doi: 10.1259/bjro.20210025. PMID: 34877455; PMCID: PMC8611683.





論文
「2020年のCOVID-19パンデミック時に大腸CT検査の実施を維持するためのNHS大学教育病院と一般系病院との連携」
のご紹介です。


【COVID-19に対応した検査体制の変更】
そこで、FIT(免疫便潜血検査)、フェリチン、血小板、ヘモグロビン、そして臨床症状を組み合わせて、患者の優先順位を決めるための検査フロー改訂を開発した。

この基準は、大腸癌2週間紹介システム(2WW Services)の患者 13,361 名のコホートを分析した当院の未発表のデータに基づいている。

FIT が 100μg Hb/g 以上の患者の大腸癌検出率は 20.7%であった。

FIT 10-19.9μg Hb/gの患者における大腸癌検出率は1.4%、FIT <20μg Hb/gの患者における大腸癌検出率は0.3%未満であり、どちらも緊急癌紹介の推奨基準3%を大きく下回るものであった。

(感想)
あふれた患者を今あるデータで必要な検査の優先順位を決めるということです。

パンデミックのような緊急時に即座に行動できることは素晴らしいですね。

原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34877455/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。














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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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