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2021年12月20日

大腸CTアカデミア 英国の現行ガイドラインでは、CT室では1時間に10回以上の空気交換を行うことが推奨されている

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PubMedから、今日のつぶやき − 1114 −



Taylor A, Williams C, Brown A. A case-control study of airborne dissemination of bacteria during CT colonography. Br J Radiol. 2021 Sep 19:20210607. doi: 10.1259/bjr.20210607. Epub ahead of print. PMID: 34538081.




それでは論文
「大腸CT検査に伴う細菌の飛沫拡散に関する症例対照研究」
のご紹介です。

【考察】
今回の研究では、部屋の換気システムが調査結果に与える影響については調べられていない。

英国の現行ガイドラインでは、CT室では1時間に10回以上の空気交換を行うことが推奨されているが、医療機関がこの要件をどの程度みたしているのかや、推奨される空気交換頻度を達成できない検査室で空気ろ過システムを設置することが空気の質の改善にどの程度効果的であるかを示すデータを今のところない。

(感想)
感覚的に換気は重要ですが、検査室でのその有用性については今後の報告をまたなければいけないようですね。

次回から新しい論文をご紹介します。



原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34538081/



ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。













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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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