2019年09月11日
大腸CTアカデミア 便潜血検査受診を促すナッジ(ナッジモジュール)の内容とは!?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第152回福島県医師会医学大会
第19回健康づくりフェスティバル
2019年10月6日(日)
が福島市で開催されます。
ナガイチは講演を担当させていただきます。
是非、ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
PubMedから、今日のつぶやき − 564 −
Schwartz PH, et al. Providing Quantitative Information and a Nudge to Undergo Stool Testing in a Colorectal Cancer Screening Decision Aid: A Randomized Clinical Trial. Med Decis Making 2017 Aug;37(6):688-702.
それでは
論文「便潜血検査による大腸がん検診受診の意思決定を補助する
定量的情報とナッジの提供:ランダム化臨床試験」
のご紹介です。
与えられる大腸がん検診の情報
下記にランダム化
(a)定量的情報(定量的モジュール)
(b)便潜血検査受診を促すナッジ(ナッジモジュール)
(c)基本情報のみ(定量的モジュールもナッジモジュールもなし)
(d)定量的モジュールとナッジモジュールの両方。
今回は(c)の便潜血検査受診を促すナッジ(ナッジモジュール)
とすべてのモジュールに共通の最終スライドのご紹介です。
【ナッジモジュール】
Appendix ナッジモジュールのスライド
(ラインコミュニティ限定で配信しました)
<スライド1枚目>
両方の検査の長所と短所を考慮すると
どちらを受けるかなかなか決められないかもしれない。
<スライド2枚目>
大腸内視鏡検査を受けたくないと考える人、
またはどちらの検査法を選択すべきか迷う人の
多くは便潜血検査を受けている。
これはとても合理的な判断といえる。
便潜血検査は大腸内視鏡検査と同様に
あなたを大腸癌から守ってくれる。
どちらの検査であっても
検診を受けない場合に比べれば
大腸癌のリスクからはるかに守ってくれるからだ。
あなたが今回便潜血検査を選択しても
あなたは今後いつでも大腸内視鏡検査を
受けることができる。
<スライド3枚目>
あなたがいますぐ大腸内視鏡検査を受けたくないのであれば
あるいは
どちらの検査を受けるべきか迷っている場合では
便潜血検査を受けることが正しい判断といえる。
【すべてのモジュール共通の最終スライド】
主治医によってはどちらかの検査を特に
進めてくる場合があるかもしれない。
けれども最終決定は
あなた自身が決めるべきである。
大切なことは最終的判断は
自分自身で行うことである。
(感想)
どちらの検査を迷って
考えているうちに
結局はどちらの検査も受けない。
これが一番残念なことです。
そのためにナッジが効けば素晴らしいですね。
それでは、また。
原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。
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ご質問もお待ちしています。
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・最新の情報を入手できる。
・仲間と意見を交換できる。
・待ち時間に気軽にみられる。
・配信されたことがすぐに分かる。
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(恐れ入りますが、ラインコミュニティは医療関係者の方に限定させていただいております)
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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。
●お願いとお断り●
本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
著者に無断で各種メディアに貼り付ける
などの行為は著作権違反となります。
読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。
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けれども最終決定は
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自分自身で行うことである。
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どちらの検査を迷って
考えているうちに
結局はどちらの検査も受けない。
これが一番残念なことです。
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原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28398836
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