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2019年08月27日

大腸CTアカデミア AIと未来の内視鏡

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
日本消化器がん検診学会
第79回関東甲信越支部地方会
2019年9月29日に萩原廣明先生の会長のもと
群馬県前橋市で開催されます!

ナガイチは講演を担当させていただきます。

是非ご参加くださいね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★




PubMedから、今日のつぶやき − 553 −


Neumann H, et al. Artificial intelligence and the future of endoscopy. Dig Endosc 2019;31:389-390.




多くの知識がある
より早く解析できる
適格な判断ができる
これらは、優秀であるために必要でした。
これからの時代は、こうした能力はAIが最高のパフォーマンスでしてくれるでしょう。
では、これから人に求められるのはなんでしょうか?
明日の前フリに続きます。



新しい論文をご紹介します。

今回は「エディトリアル」です。
エディトリアルとはあるトピックや問題について専門家が意見を述べるものです。
様々な研究や課題について簡潔に述べられています。

タイトルは「AIと未来の内視鏡」です

【本文】
The future has many names.
For the weak, it means the unattainable.
For the fearful, it means the unknown.
For the courageous, it means opportunity.

未来にはいくつかの意味がある。
弱虫にはそれを不可能という意味であり、臆病者は未知という意味になる。
しかし、勇敢な者はそれをチャンスととらえる。

ヴィクトル・ユーゴー、フランスの詩人、1802?1885


この数年、我々は人工知能(AI)システムの進歩と
日常生活のへのAIの関与について継続して観察してきた。

自律走行車、自動化された国境管理、
ユーザーに関連性の高い検索結果を提供するGoogle RankBrain
(ランクブレイン、GoogleのAIベースの検索アルゴリズム)などの
特定の検索エンジンは、すでに日常使用され
その進歩が加速し、高い効果が得られている。

AIの継続的な進化により、消化管内視鏡検査などの実臨床に
AIが用いられるのも時間の問題であった。

けれども、多くの医師にとって、AIは依然として
「未完成なもの」または「未知なもの」として認識されており、
内視鏡検査におけるAIシステムの利点に対しても疑問の目が向けられている。

しかし、AIは未来の技術ではないと認識することが大切だ。

事実、AIはすでに現在の内視鏡検査に取り入れられている。

結果として、今後数年以内に大きな変化を実臨床にもたらすだろう。


(感想)
最初のポエムは、フランスの詩人、小説家、政治家である
ヴィクトル・ユーゴーさん(1802年〜1885年)の格言です。
代表作は『レ・ミゼラブル』『ノートルダム・ド・パリ』などなど。
有名ですね。

こんな格言もあります。

Forty is the old age of youth; fifty is the youth of old age.
四十歳は青年の老年期であり、五十歳は老年の青年期である。

There is nothing like a dream to create the future.
ドリーム! これ以外に将来を作り出すものはない。


勇気をもらえますね!


内視鏡検査におけるAIの応用は、事実、
研究から臨床に組み込まれてきています。

今後、さらに内視鏡のあらゆるところにAIが入り込んでくるのではないでしょうか。

それでは、また。


原文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30854730

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。


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2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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