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posted by fanblog

2019年08月26日

大腸CTアカデミア 大腸CT検査の腸管穿孔は無症状のマイクロパーフォレーションが多い!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
第15回消化管先進画像診断研究会(GAIA)が
当番世話人の平山眞章先生(斗南病院)のもと
2019年9月8日(日)に開催されます!

身につけるべき最新情報を
今回も企画しています!

是非ご参加くださいね。

事前参加申込み
受付専用メール: gaia15.sapporo@gmail.com
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★






PubMedから、今日のつぶやき − 552 −


Ziogas IA, et al. Rectal Perforation during Computed Tomographic Colonography: Case Report and Literature Review. Hellenic J Surg 2019;91:49-56.




それでは
ケースレポートです。
「大腸CT検査による直腸穿孔」のご紹介です。

【考察】
文献からは、大腸CT検査に伴う穿孔に対して
外科治療を行うかそれとも
保存加療を行うかについてのガイドラインは存在しない。

現状では個々の患者の状態によって決定されるべきである。

今までの報告をレビューすると大腸CT検査の穿孔例の多くは
保存加療をされている。

一方で、大腸内視鏡検査に伴う腸管穿孔は
外科治療を必要とすることが多い。

(感想)
大腸CT検査では画像でフリーエアをとらえるため
無症状のマイクロパーフォレーションも検出してしまいます。

一方で、内視鏡による穿孔は主に症状や穿孔所見によるものです。

両検査で検出される穿孔の程度が大きく違うためですね。

とはいいましても、穿孔は重大な偶発症です。

大腸CT検査は安全性は高くても
高齢者、憩室多発例、直腸に病変がある症例、
大腸がん症例ではいつも以上に丁寧な検査操作が必用です。

気を引き締めていきたいですね。

次回から新しい論文をご紹介します。


それでは、また。

原文
https://link.springer.com/article/10.1007/s13126-019-0505-3

ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。



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ここ数年、ボランティアで読影トレーニングを行ってきましたが、
自身の業務が膨大になってきたこともあり、
残念ながら永続的に続けることは困難となりました。
2017年の春から予告しておりましたように、
ボランティアによる読影トレーニングの実施は
2017年末で終了いたしました。
何卒、ご理解のほどよろしくお願い致します。


●お願いとお断り●
 本ブログの無断転用および複製を禁止いたします。
 著者に無断で各種メディアに貼り付ける
 などの行為は著作権違反となります。


読者の皆さまの大腸検査に対する知識のお役に立ちましたら幸いです。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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