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2021年02月24日

大腸CTアカデミア 併存疾患は内視鏡のリスクに影響する!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
2021年度 第60回本消化器がん検診学会総会
https://www.jsgcs60.org/
会長:小川 眞広 先生(日本大学病院消化器肝臓内科)
会期:2021年6月4日(金)〜6日(日)(6日は研修会のみ)
会場:ステーションコンファレンス東京
演題応募は2月26日までです!
https://www.jsgcs60.org/list-of-abstract-registration-and-selection
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆





PubMedから、今日のつぶやき − 912 −


Causada-Calo N, et al. Association Between Age and Complications After Outpatient Colonoscopy. JAMA Netw Open. 2020 Jun 1;3(6):e208958. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2020.8958. PMID: 32584409; PMCID: PMC7317606.




それでは、論文
「大腸内視鏡検査における年齢と合併症との関連」
のご紹介です。

前回のコメントで触れてしまいましたが、併存疾患の保有率についてみてみましょう。
Table 1と併せてごらん下さい。

【結果】
検診対象年齢群と高齢者群とでは併存疾患の分布に有意差を認めた。

高齢者では、検診対象年齢群に比較して併存疾患の保有が多かった。

貧血:924名 [12.1%] vs 1382名 [4.5%]

高血圧:695名 [9.1%] vs 1475名 [4.8%]

不整脈:297名 [3.9%] vs 153名 [0.5%])

ただし、肝疾患や肥満の保有率に差は認めなかった。

(感想)
併存疾患が多くなれば、当然、腸管前処置や鎮静の使用、内視鏡操作へのリスクに影響しますね。

それでは、また。

原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32584409/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。






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プロフィール
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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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