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2021年03月05日

大腸CTアカデミア 80歳以降では大腸内視鏡検査の合併症リスクが顕著に増加する

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第17回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
ウェブ開催のお知らせです。

日時 2021年3月13日(土) 17:00〜19:00

1.特別講演
「消化管疾患におけるスペクトラルCTの有用性」
片平和博先生(熊本中央病院 放射線診断科)

2.大腸CT検査技師認定制度の最新情報

3.パネルディスカッション
Withコロナ時代での大腸検査のあり方
〜わたしの施設はこのようにしています〜

YouTube配信いたします!
パンデミックでも行く抜く方法を考えてみましょう!!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆







PubMedから、今日のつぶやき − 919 −


Causada-Calo N, et al. Association Between Age and Complications After Outpatient Colonoscopy. JAMA Netw Open. 2020 Jun 1;3(6):e208958. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2020.8958. PMID: 32584409; PMCID: PMC7317606.




それでは、論文
「大腸内視鏡検査における年齢と合併症との関連」
のご紹介です。

【考察】
大腸内視鏡検査における合併症のリスクは、特に75歳以上の個人で増加し、5歳間隔で分析すると、80歳以降はより顕著に増加することが判明した。

高齢者の合併症に関するシステマティックレビューによると、複合的な有害事象(穿孔、出血、心血管や肺の障害)の発生率が年齢とともに増加した。

また別の大規模コホート研究では、66-69歳の患者と比較して、80-84歳の患者では深刻な消化管の有害事象の発生リスクが75%高いことも報告されている。

これらをまとめると、高齢患者は大腸内視鏡検査における合併症のリスクが高く、75-80歳がリスクを考慮するための目安であるいえる。

(感想)
分かりやすいですね。

75-80歳以上の患者さんへの説明や検査モダリティの選択に役立つかもしれません。

それでは、また。

原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32584409/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。





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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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