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2021年03月02日

大腸CTアカデミア 大腸がん検診の年齢の上限は!?

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
第17回消化管先進画像診断研究会(GAIA)
ウェブ開催のお知らせです。

日時 2021年3月13日(土) 17:00〜19:00

1.特別講演
「消化管疾患におけるスペクトラルCTの有用性」
片平和博先生(熊本中央病院 放射線診断科)

2.大腸CT検査技師認定制度の最新情報

3.パネルディスカッション
Withコロナ時代での大腸検査のあり方
〜わたしの施設はこのようにしています〜

YouTube配信いたします!
パンデミックでも行く抜く方法を考えてみましょう!!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆



PubMedから、今日のつぶやき − 916 −


Causada-Calo N, et al. Association Between Age and Complications After Outpatient Colonoscopy. JAMA Netw Open. 2020 Jun 1;3(6):e208958. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2020.8958. PMID: 32584409; PMCID: PMC7317606.


おはようございます!

それでは、論文
「大腸内視鏡検査における年齢と合併症との関連」
のご紹介です。

【結果】
患者の年齢と大腸内視鏡検査後30日以内に発生する合併症リスクを評価するために、局所的な重み付けをした散布図平準化を用いた。

eFigureを添付あるいは下記のURLからご覧ください。
https://cdn.jamanetwork.com/ama/content_public/journal/jamanetworkopen/938482/zoi200377supp1_prod.pdf?Expires=2147483647&Signature=iLji29tDzaMh1ONpx6M5LIU7g4ZZxvD2U7WIyA1KGTbp~IpHtl~JxDtOB83tImBmLQzIDlecPpihbstWLkI9W5c83rnB1DgJqWGsSYsh2rMfaViFoTG6iBRnSRvMgb-FnlBEizPsuboDPHbLzFU~-WXg6Rmsnl8~RspwyW-LtR4lQzrF-PXgntRdb3~7FrItxO8GHpbG1m-IT~XYevvX50lCuUlYB-2VYiwCqFbYcg5VVnD9a~6GQVp228go-8KJQ33Gw5sOSvkgoIDMIJ15YMREtAINAhjUZQjQj4VKcST6j2IsL805NqbhGHzjTFnvfMiGrSbbviiaVsjbE0aW5Q__&Key-Pair-Id=APKAIE5G5CRDK6RD3PGA

合併症の発生確率は年齢とともにほぼ直線的に増加し、とくに76歳から78歳にかけて合併症の発生カーブが変化している。

これはFigure 2をみても同様で、合併症発生率は、70-74歳の205/5108名の患者(4.0%)から75-79歳の210/3752名の患者(5.6%)および80-84歳の170/2248名の患者(7.0%)に増加していることからもわかる。

Figure 2
ラインコミュニティ限定で配信しました。

(感想)
大腸がん検診の年齢の上限のヒントが見えてきました。

それでは、また。

原文
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32584409/


ご注意)必ずしも論文の内容をすべて網羅している情報ではございません。詳細にご興味の方は原文をご確認ください。つぶやきは正確な情報発信を心がけますが、その内容を保証するものではないことをどうぞご了承ください。















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大腸の専門家 ナガイチ
大腸を専門に外科、内視鏡、画像診断のキャリアがあります。               経歴のご紹介:               1996年 国立医学部医学科卒業。       1996〜2007年 消化器外科、内視鏡医として従事。                    2007〜2011年 ハーバード大学 医学部 放射線科、マサチューセッツ総合病院に留学。 2009年〜国内のナショナルセンターに外来研究員として併任。               2011年 帰国し内視鏡医として従事。     2015年〜国内のナショナルセンターに常勤勤務。 2019年〜某国公立大学医学部医学科の特任教授として働いています。                  資格: 外科認定医・認定登録医、消化器内視鏡認定医・専門医・指導医、消化器病専門医、H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医、消化器がん検診認定医、胃腸科専門医・指導医、アメリカ消化器内視鏡学会(American Society for Gastrointestinal Endoscopy) 国際会員、アメリカ消化器病学会(American College of Gastroenterology) 国際会員                    どうぞよろしくお願いいたします。              ご注意)個人的な病状に関するご相談、診療に準じるご相談にはお答えできませんので、何卒、ご容赦ください。
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