病人系会社員の雑記帳（単車、読書、歴史、株等）

ぼちぼちです。

12/8（金）は終わりましたが、
この日は76年前、太平洋戦争開戦日であります。

毎年、中日新聞朝刊の社説には開戦の日として
特集されているように記憶しております。

今年も　問い直す「なぜ戦争を」というタイトルで社説に開戦関連の記事が掲載されています。

私は戦後に生まれているので、太平洋戦争を経験していません。
太平洋戦争があったということは日本の現代史の中で知ることができます。
歴史の教科書には当時の日米の国力等の相違を数値などを用いて表現したりしているので、
なぜ、日本はアメリカに対して勝てる見込みのない戦争を仕掛けたのだろうか？
と疑問に思ってしまいます。

しかし、12/8の中日新聞社説にて、
江戸時代に欧米諸国と締結した不平等条約で苦しんできたという欧米に対する屈辱感と
日清・日露戦争にて大国に戦争で勝利したということが
軍部だけでなく、日本国民の大部分も共通の認識で、そのような考えが通ってしまったと。
世の中も、あまり景気が良くなかっただろうし、
ここに一筋の光を求めてしまったというのも言い過ぎではないかもしれない。
今の人間から見れば、冷静な判断を欠いた状態、日本全国うつ状態になったのかなあ、思う。

ただ、一部の大学の先生は国力の違いで負けてしまうと認識していたそうです。
さらに、軍部でも冷静に日米決戦の長期化は悲惨な負け戦になるというように分析もしていたようです。
http://toyokeizai.net/articles/-/199280
上記の記事では、軍部は自己保身に走り、国民は熱狂してしまったと書かれています。

近年、与党は軍事力に関する日本のリミッターを少しずつ緩めているように感じるのですが、
過去のようなミスリードしてしまわないように我々日本国民一人一人が情報を仕入れ、
悲惨な戦争に向かわないようにしなければならないと思います。

新聞か雑誌の記事で見た記憶があるのですが、
アウシュビッツの記念館の館長さんか誰かでアウシュビッツでの経験をされた方が
おっしゃっていた一言。
過去の過ちに対して、現代の人には責任はない。
しかし、現代の人には過去の過ちを繰り返させない責任がある、と。

この記事を読んで、ああ、深い意味があるなあ！と思いました。
日本の戦争に対することもこの上記の言葉と同様のことが言えるのではないでしょうか？

それと終戦記念日は8/15に大きく取り上げて盛大に行われるのですが、
12/8の太平洋戦争開戦日についてはあまりニュースなどで取り上げられていないように思うので、
悲惨な戦争の開始日という意味でももうちょっと取り上げて欲しかったなあと思いました。
意外にネットもこちらに関連するニュースが少なかったような気がします。

拙い文章で、申し訳ないです。

では。

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