今回は、ある例えを通して
警備員からの転職で失敗するケースを
考察し、対策を探ります。
その例えとは、タイトルにあるように
空っぽのバケツ。具体的には以下の
SNS投稿をご覧ください。
「空っぽのバケツほど蹴るとうるさい。
中身が空っぽな人ほど、刺激すると
不平不満を言ったり激しく批判したりする。
だから水が沢山入ったバケツのように、
中身が詰まった人になりなさい。
という言葉が私がハッとした金言ランキング
上位でして、人は蹴飛ばされた時、その器の
大きさが分かる。自戒をこめて」
うーん、身につまされますね。
警備員からの転職を失敗する原因として
体制側への無軌道な批判、言葉使いの悪さ
などを過去記事で挙げてきました。
今回はそれらを包摂(ほうせつ:含める
こと)する形で、空っぽのバケツという
例えを用いました。
警備の職場にも、そんな人がいます
よね。声高らかに批判するのが
かっこいいと思う人が。
彼らは職場を良くすることよりも、
現場でマウントを取ることが目的。
そんな人が、警備以外の職場に転職して
きたら、どう思われるでしょうか?
「いい歳こいて中身のない奴」
中身とは、生産性と言い換えることも
できます。
どんな職場でも、理不尽な事が起きる。
上記投稿で言えば、蹴とばされた時。
その時に、本性が現れるという事で
しょう。
マウントばかりとってきた人は、
浅ましい姿を晒すことになります。
警備では、批判するのがかっこいいと
思われる現場もあります。口が立つほど
得意げになれるでしょう。
それが職場に対して生産性を上げる、
建設的な意見でなくてもです。
社会人としての価値は、仕事を
通じて、乗り越えてきた足跡では
ないのでしょうか。
蹴っ飛ばされても問題に立ち向かった
プロセスで、バケツに溜まっていった
水に相当します。
例え他人の力を借りようが、です。
むしろ団体戦を戦ってきた人の方が、
物事の根回しが上手かったりします。
中小警備会社では、労働組合もない
事が多く、評価されるには自分の力こそ
すべてと思っている人もいるでしょう。
すなわち、口の上手さや他人を抑え
込む要領など、個人の力が最も価値が
ある。美味しい想いができますからね。
それが、乗り越えた足跡につながる
ものでしょうか?職場の生産性に貢献
したものでしょうか。
そんな人は言っている事自体は正しい
ようでも、周囲の信頼を得るレベル
までは行きませんね。
ここに来ている皆さんは、そうでは
ないと思います。
会社やクライアント側にとって益する
落とし所は何か?というイシュー(懸案
事項)を考え人間関係にも腐心している。
さて、転職先で空っぽのバケツと
揶揄されないためにはどうすれば
いいか。
一つは、視野を広くすること。
職場のいろんな人と関わって、
組織の方針や考えをインストール。
そうすれば職場の抱えるイシュー
が見えてきます。警備員時代の
観察眼を活かせるチャンス。
もう一つは、センターピンは何かを
見極める事。
前回記事「センターピン理論」で紹介
したように、最小の労力で最大の成果
を上げるには、必要なポイントです。
逆に言えば、センターピンに気づく
のは、ある程度バケツに水か溜まった
状態だから可能なのです。
これまでのものの考えに拘泥(こうでい:
必要以上に気にしてこだわること)して
いては、センターピンに気づくのは難しい。
例えばセンターピンを捉えていると、
誰に意見具申すればいいか、分かって
きます。本当の実力者は誰なのか。
バケツに入ってる水は、問題を
乗り越えた経験値や、頼れる
人間関係だったりします。
水の量が少なくても、人間関係に留意し
経験に学ぶことで、増やしていくことが
できます。
警備に限ったことではありませんが、
転職に失敗するのは、自分の力を
過信すること。
自分が正論を言っているつもりでも、
うるさいだけの人間と、評価されれば
人も組織も動きません。
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