今日は快晴!久々に趣味のロードバイクで江の島まで行ってみたいと思います〜!
さて、今日の記事は先日、東京ビッグサイトで行われたスマートグリッドジャパンより、ブログ読者さんから面白い情報を頂きましたので書きたいと思います。
アントレも行きたかったイベントなのですが、オーストラリア旅行のため行けませんでした。。とても盛り上がっていたみたいですね〜w
で、本題ですが、「角度可変架台」です。
機械的に太陽光を追従するようなシステムは今までもあったのですが、確か機器の導入コストに対する発電効果がそれほど高くなく、あまり普及してこなかった経緯があります。
それに、電気的な油圧システムを導入するわけで、いつ壊れるかわからない、といったリスクも気になるところでした。
しかしながら、今回ご紹介するシステムは至ってシンプル。
普通の架台に角度調整機能をくっつけただけ。イメージ的には貝殻のように、空いたり閉めたりできる感じです。機械的なシステムは一切なく、固定されているボルトとナットを外して、手動で任意の角度にセットできるといった代物ですw
シンプルで中々よさそうですね〜。
そして、シンプルがゆえに導入コストも一般的な架台とほぼ変わらないとのこと。
いいですね〜。
また、角度は0度〜60度までセット可能とのことでした。
そしてこの業者さんの凄いところは、それぞれの角度で、年間の発電量の違いを実験しているところですw
つまり、同じ条件下において、0度、10度、20度、30度、40度、50度、60度と角度を変えた架台/パネルを用意しておき、各月ごとに発電量をモニタリングしていたのです!!!!
これ、アントレがやりたかったことです〜(笑)
で、気になる結果ですが、詳しい資料をもらっちゃったので、詳細データは手元にあるのですが、さすがにそのままブログには載せられないので、アントレなりに理解した点を列挙したいと思います。
・6月、7月は0度、12月、1月は60度が一番発電する。
・その他の月は段階的に角度を上げ下げしていく形がベスト。
・角度を10度(一定)と比べ、毎月最適角度にアジャストした場合、発電効果は+11.8%
・角度を10度(一定)と比べ、固定角度で一番発電するのは30度(発電効果は+6.1%)。次は40度。
なるほどぉ〜。角度を固定するならやはり30度ってのは議論の余地なしですねw
では早速、一般的な50Kwの低圧システム(角度10度)に導入した場合の効果を試算してみましょうw
年間を平均すると概ね月当たり20万ほど売電しますので、最適角度にした場合、年間の発電効果は11.8%プラスになるので、金額では、23.6万。これが20年間続くので合計472万w
中々の効果ですね〜。
既に30度で導入しようとしちゃってるよ〜。って方向けに、30度との比較をしたところ、20年間の発電効果は230万程度ってところですかねw
中々面白い数字が出たのかな、と感じました。
ただ、すでに導入済みの発電所で、可変システムに鞍替えするのは、ほぼ不可能というか、コストが折り合わないと思います。
また、この試算で抜けている非常に大事なこと、それは、、、、角度調整に伴う、人件費。ですw
架台はかなり重くなるとのことで、どうやら、大人8人で上げ下げしないといけないみたいです。
1回5万とすると、年間12回やっちゃったら、60万。20年間で120万ですかw
うーん。。。微妙かも(笑)
やはり、年に1,2回アジャストする感じがいいのかもですねw
固定架台と導入コストが同じなら、取り急ぎ可変架台の30度で導入しておいて、その後の角度調整は別途検討していく、が一番いいかもですね〜。
っと、皮算用的には劇的な効果はなさそうなのですが、こういった取り組みや、角度ごとに実験データを取っていく姿勢って、アントレ的にはかなり感心してしまいました〜。
太陽光ってのは、同一条件下での実験データがとりやすい形になってますので、架台の角度のみならず、色々な観点でデータが集まってくると、また更に面白くなってきそうですね〜。
読者さん、面白い情報ありがとうございました〜!
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