2015年11月15日
【ご祝儀袋】夫一文字で妻二文字の連名の書き方
ご祝儀袋への名前の書き方は、以前の記事で基本をまとめたんですが、どうやら、名前の文字数のバランスで悩まれている方が少なからずいるようです。
たとえば、夫が一文字の名前で、妻が二文字の名前の場合。
二人の名前を並べてみたときに、夫の名前の方が一段下にさがったようになってもいいのか?ということです。
先に言ってしまいますと、このご主義袋の名前バランスに関してはとくにマナーはありません。
要は、いかにきれいに見せれるか、というところがポイントです。今回はこのバランスについて見ていきます。
連名の基本
ご祝儀袋を連名で書くときにマナーとして気を付けたいのは、縦のラインです。つまり、並び順。
地位が高いとされる人が、一番右に来ます。たとえば、
- 家族や夫婦での連名であれば、家主。
- 何かのグループなど、他人同士の連名であれば、年長者。
- 例外としては、そういった区別のない友人同士であれば、名前順
になります。
基本はこの書き順を間違えなければ大丈夫です。連名が4名以上になるときは、以前の記事でもまとめましたが、
@代表者1名の名前を書いた左側に「他一同」と書く
A「〇〇一同」と書く
のどちらかで対応してください。
では、ここからは夫婦それぞれの文字数ごとのバランスを見ていきたいと思います。
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Case.1 夫一文字 妻二文字
夫の名前が一文字で、妻の名前が二文字の場合を見ていきます。ちなみに、苗字は夫の上でも、夫婦の間の真上でも、どちらでもOKです。
今回は中央でそろえますね。
いかがでしょう?夫の一文字の名前の頭に、妻の名前をそろえた場合と、妻二文字の名前の中央線に、夫の名前を合わせた場合です。
これは、どちらでも左程変わらないかな、という印象ですね。
Case.2 夫二文字 妻三文字
次は夫が二文字、妻が三文字の場合。
これも、どちらでもバランスは悪くないですね。頭をそろえるパターンと、妻の名前の一文字一文字の間でそろえるパターンです。
個人的には、間でそろえる方が好きですけどね(^^)
Case.3 夫一文字 妻三文字
そして、夫が一文字で妻が三文字の場合です。
やはり、二人の名前の文字数の差が大きいほど、バランスはとりにくくなりますね。
個人的には、妻の名前の真ん中の文字と、夫の名前の一文字を合わせる方が、バランスがいいかな?という気がします。
バランスをとるポイント
夫の名前が一文字、妻が三文字、という文字数だと、バランスを取るのが特に難しくなります。
そんな場合には、文字の数が少ない方の字を、気持ち大きめに書くと、バランスを取りやすくなりますよ。
かといって、やたらとデカイ文字にしてしまっては、それはそれで不自然です。
なんとなく大きめかな〜くらいの意識でいいでしょう。
実はこの書き方は、他の場面でも有効活用できます。
たとえば、「苗字がやたら少ない画数なのに、名前の画数だけ多い」時です。その逆もあれば、名前の内1文字だけ画数が多い、という場合もありますね。
【例】「綾瀬はるか」←どうしても画数が多い“綾瀬”の方が、自然と字が大きくなりがちです。
画数が少ない、シンプルな文字だと、字が小さくなりがちです。画数が多い文字は、意識しなくても自然と他より大き目な文字になります。
単純に、画数が多いものを小さく収めるのは難しいですよね?
だったら、画数が少ない方を、多い方に合わせてあげる方が簡単です。
考えてみると、単純なことなんですけどね。ほんの少しの意識の違いだけでも、文字バランスが変わってきます。
よかったら試してみてください(^^)
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