2017年11月21日
ご祝儀袋の中包みへの住所、名前、金額の書き方
ご祝儀袋の中包みにも、金額と名前、住所を書くのがマナーです。
今回は、基本的なご祝儀袋の中包みへの書き方をまとめました。
ご紹介するのは基本的なマナーですが、実は、このマナー通りにもいかない場合があります。
たとえば、予め金額を書く欄や、住所を書く欄が指定されている場合ですね。
その場合の書き方もご説明しますので、最後までお読みください。
中包みの基本の書き方
中包みの表には金額を書きます。
◆ポイント◆
@真ん中に書く
A縦書きで書く
B大字(おおじ)で書く
@真ん中に書く
A縦書きで書く
B大字(おおじ)で書く
順番に見ていきますね。
裏面には住所を書きます。
金額は封筒や包みの表にの中心線に沿って、縦書きにします。
また、金額を表す数字は「大字(おおじ)」という、旧漢字を用いるのがマナーです。
旧漢字を使う理由は諸説あります。
私たちが日常で使う漢数字(一、二、三など)よりも、大字は画数が多いものになります。
そのため、後から改ざんされたりする心配がない、という説が一般的なようですね。
大字の一覧をまとめましたので、こちらを参考に記入してみてください。
細かいところもわかるように、大きな文字にしてみました(笑)
大字一覧
1 / 壱
2 / 弐
3 / 参
5 / 伍(五でもOK)
7 / 七
8 / 八
10 / 拾
万 / 萬
円 / 圓(円でもOK)
金額の最後に「也」は必要かどうか
各書籍や、マナー講師の先生方によって違いが出てくる部分があります。
それが、金額を記載した後に「也」を付けるか付けないか、というところです。
結論から言うと、これはどちらでも構いません。
都内の某有名デパート内、祝儀袋売り場の担当者様
『「也」をつけるのは、その昔、円の下に銭(せん)、厘(りん)という単位があったとき、円の後に金額を追加されないようにしたためです。
昔からの正式な金額の書き方としては「也」を付けるのがマナーですが、最近では銭や厘という単位が存在しないことから、円のあとに金額を書き足される心配もないので「也」を付けなくても問題ありません。
当店では、古くからのマナーとして、代筆の際には「也」を付けております』との事でした。
出典:GoGoWedding
心配な場合は、也を付けておいた方がいいかもしれませんね。
封筒はのり付けするの?
中包みの封筒は、のり付けしなくてOKです。
ただし、中包みが封筒タイプではなく、包むタイプのものだったときは、のり付けをして、その部分に「封」または「〆」と書きます。
封筒をなくしてしまった、書き損じてしまった、という場合にも、身近なあるものを使って、包むタイプの中包みを作ることができますよ。
⇒意外なもので代用できる!中包みがないときの対処法
封筒に記入欄が記載されている場合
市販の封筒の中には、すでに金額や住所氏名を記載する欄が設けられているものもあります。
その場合は、その封筒の記入例に沿って書いてください。
金額記入欄が裏側になっていたり、住所を書く欄が表側になったりしている場合も、その通りに書いて構いませんよ。
また、金額欄が横書きになっている場合もありますよね。
↓こんな感じです。
金額
この場合は、大字ではなく、英数字で書いてかまいません。
金額 30,000円
まとめ
中包みを包むご祝儀袋には、基本的に自分の名前を書きます。
ですが、その名前を書いた短冊がなにかの拍子にひらひらと取れてしまう場合もあるんですね。
その時に頼りになるのが、この中包みの記入です。
せっかく御祝いの気持ちを贈ったのに、誰からのかわからない!なんて、あなたの気持ちも、懐も悲しいことになりますよね(笑)
自分のためにも、相手のためにも、しっかり記入してあげてくださいね。
素敵なパーティーを!
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