2015年11月06日
袱紗からご祝儀袋をとりだして、受付の人に渡す方法
こちらでは、結婚式当日に、袱紗を受け付けに渡す時のマナーについてお話します。
ただ先に言っておくと、ここはそこまで重要ではないんです。なぜなら、実際の受付ではマナー通りにしている人はあんまりいないからなんですね(^^;)
その場その場での、柔軟な対応がポイントですよ。
基本の受付の流れ
受付には、新郎側の友人と新婦側の友人がそれぞれいます。あなたが招待されている側の方に並んでください。
ご祝儀袋を渡す流れ
袱紗から取り出したご祝儀を渡す(「おめでとうございます」などお祝いの言葉と一緒に)
↓
横にずれて、名前を記帳する
↓
席次などのパンフレットをもらう
↓
はける
↓
横にずれて、名前を記帳する
↓
席次などのパンフレットをもらう
↓
はける
基本の流れはこんな感じですね。「こちらにご記帳をお願いします」など、受付の方も案内してくれるので、安心してください。
マナー通りにはいかない式場受付
結婚式場の受付場所は、各式場によって違います。
入口のすぐそばに簡易的にテーブルが設けられていり、ドリンクを飲んだりしながら待っていられる部屋を別で用意してくれていたりもします。
共通しているのは、その受付テーブルのスタイルです。新郎側の招待客と、新婦側の招待客とでそれぞれ受付が分けられています。
受付は新郎新婦それぞれの友人などがしてくれることが多いですね。
上の図のように、効率的に人が流れるようにセッティングされています。どうして、効率よく流れるようにセッティングされていると思いますか?
それは、受付ってとっても混雑するからです!
新郎側、新婦側、それぞれの何十人という招待客が小さいテーブルの受付に集まってきます。それぞれの方からご祝儀をもらって、記帳してもらって、席次の案内をする・・・受付の人も大変です!
この後、袱紗から取り出して、ご祝儀袋を渡すマナーをお伝えしますが、この受付の場面では、正直そこまでマナーにとらわれなくても大丈夫です。
マナーにとらわれすぎて、後ろに並んでいる人たちを待たせてしまう方が、かえって迷惑になってしまうこともあるからです。とくに、風呂敷タイプの袱紗で参加する場合は、慣れてないと手間取ると思います。
マナーを大切にするのはいいことですが、周りの状況を見て柔軟に対応できるようにしてみてくださいね。
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袱紗から取り出し、渡すまでのマナー
本来のマナー
「爪付き袱紗、台付き袱紗(風呂敷タイプの袱紗)の場合」
@左手に袱紗をのせて、右手で開きます。
A右に開いた部分をそのまま折り返して、袱紗を乗せている左手の中指で抑えておきます。
B下側の袱紗を開き、同じように折り返して、左手の小指でおさえておきます。
C隙間からご祝儀袋を取り出して、袱紗の上にもってきます。
D左手の人差し指と親指で、ご祝儀袋をはさんで持ちます。
E先ほど広げた袱紗の下部分と右部分を、右手で元通りにします。(ご祝儀袋と袱紗のすき間で行う)
F袱紗とご祝儀袋を一緒にもって、右回しで180°回転させます。(受付の人がご祝儀袋の名前を読めるようにする)
G袱紗ごと両手でご祝儀袋を差し出し、ご祝儀袋だけ受付の人にとってもらいます。(名刺交換のときのように)
A右に開いた部分をそのまま折り返して、袱紗を乗せている左手の中指で抑えておきます。
B下側の袱紗を開き、同じように折り返して、左手の小指でおさえておきます。
C隙間からご祝儀袋を取り出して、袱紗の上にもってきます。
D左手の人差し指と親指で、ご祝儀袋をはさんで持ちます。
E先ほど広げた袱紗の下部分と右部分を、右手で元通りにします。(ご祝儀袋と袱紗のすき間で行う)
F袱紗とご祝儀袋を一緒にもって、右回しで180°回転させます。(受付の人がご祝儀袋の名前を読めるようにする)
G袱紗ごと両手でご祝儀袋を差し出し、ご祝儀袋だけ受付の人にとってもらいます。(名刺交換のときのように)
こちらが、基本的なマナーです。文字にすると余計大変そうにみえますね(笑)
袱紗を机などに置いて、ご祝儀袋だけを両手で差し出す方法もあります。ただ、机の上はあまりスペースがない場合もあるので気を付けてください。
袱紗の一番やっかいポイントは、左手の指を駆使して、包みから取り出すところです。挟むタイプの金封袱紗なら、この工程が楽なので、受付時もスムーズにできますよ。
⇒袱紗の種類はこちらでまとめています。
実際の受付でよく見かけるパターン
さて、本来のマナーを書き出してみましたが、いかがでしたか?
慣れてしまえばそこまで手間ではないんですが、はじめにお話しした通り、受付はとっても混み合っていることも多いです。
そのため実際には、並んでいる間に袱紗から出してしまっている方が多いんですよね。
慣れないマナーで手間取って、後ろに並んでいる人たちを待たせてしまうくらいなら、このくらいは臨機応変に対応してもいいのかな、と個人的には思います(^^)
加えて、「袱紗の上にご祝儀袋を乗せて差し出す」というのを、受付の方が知らない場合もあります。すると、ご祝儀と袱紗を一緒に持っていかれたり、え?という不思議な目で見られたりします。
きちんと浸透していないと、マナーももはやよくわからないものになってしまいますね(^^;)参考にしてみてください。
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