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2022年03月29日
第5訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて。
明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第5訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第5訓
原文
或る時、「幾歴辛酸志始堅。丈夫玉砕愧甎全、一家遺事人知否。不為児孫買美田」との七絶を示されて、若しし此の言に違ひなば、西郷は言行反したりとて、見限られよと申されける。
仮名入り
あ とき いくたびかしんさんをへてこころざはじめてかたし
或る時、「幾歴辛酸志始堅。
じょうぶぎょくさいせんぜんをはず
丈夫玉砕愧甎全、
いっかのいじひとしるやいなや
一家遺事人知否。
じそんのためにびでんをかわず
不為児孫買美田。」
しちぜつ しめ もし こ げん たが
との七絶を示されて、若し此の言に違ひなば、
げんこうはん
西郷は言行反したりとて、
みかぎ もう
見限られよと申されける。
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私流訳
ある時「度重なる艱難辛苦にあった後に、志というものは強固になるものである。
志を持った誠の人は、玉となって砕けても、志を捨てて瓦のように生を活かすのは恥としなさい。
自分は、我が家にに残したい家訓があるが、人はそれを知っているだろうか?
それは子孫の為に良い田を買わない、すなわち財産を残さないという事だ。」
という七言絶句の漢詩を示されて、もしこの言葉に違うような事があったら、
西郷は、言っていることやっていることが、反対であると見限って良いと言われた。
私流解説
この第5訓は、明治政府がスタートして間もない頃、西郷は鹿児島におり、明治政府に参画していなかったが、度重なる政府の要請を受けて東京に向かう時の訓話である。当時の明治政府は、汚職や職権乱用なので人事が混迷をしていた頃で、それを見て、自らの決意ともいうべきものでしょう。
漢詩で書かれており、敬遠しがちではありますが、短く西郷の一生を表しております。
最初の「幾歴辛酸志始堅」度重なる事が志を固くするということは、西郷のこれまでの苦難をものがっております。子供の頃右腕の負傷で剣術の道を諦めたこと、下級武士という冷遇、藤田東湖との別れ、安政の大獄で逃れた月照上人との入水自殺、2度の島流し、斉彬との別れ、度重なる戦での友との別れなど、多難な苦難を経験しました。江戸から明治の大転換期に西郷や明治の志士がいなければ近代の日本は開かれなかったでしょう。
このような苦難を何度も経験し、そして、立ち上がりさらなる進化をした人物であります。
日本人には、このような艱難辛苦を経験すると、その後に立ち上がる力を持っていると感じる次第です。
大東亜戦争後の復興や近年の東北大震災の復興など、何か大きな事件や災難があると一つにまとまり、さらなる進化発展を遂げております。西郷だからではなく、日本人には等しくこの力があると信じる次第であります。
また、西郷ならでは、無私で無欲な内容があります。美田を買わない、すなわち財産を残さないと。西郷のこの遺訓には、度々、無欲の大切を言っております。公の仕事やまたは目標に向かう時には、そういったものが邪心のように思えるところであります。
今の現代をみても成功をした人が、自ら引くまで人格的に素晴らしいままに身を引く方は稀有な存在であります。このことがいかに難しかは、この令和の時代でも感じる次第であります。
最後には、「若し此の言に違ひなば、西郷は言行反したりとて、見限られよと申されける。」と言っています。この一文をみますと上杉鷹山が藩主になる日に崇敬した春日神社に奉納した誓詞を思い出しました。
上杉鷹山は誓詞に自ら行うことを誓い最後にこのような一文で締めくくっています。
「これを今後固く守することを誓う。もし怠るときはただちに神罰を下し、家運を永年にわたり消失されんことを。」
西郷隆盛にしても、上杉鷹山にしてもすばらしいです。自分の言ったことや誓ったことに全人格をかけた決心と覚悟を感じる次第であり、言行一致の人であります。
はてさて、現代の政治家でこういった人はいるでしょうか?
特に岸田総理の総裁選や衆議院選挙の時の公約はどうなったのでしょうか?
中国のことを気にしながら意見をいい、米国から指示されまで思案している振りをし、公明党の意見には尻尾を振る。日本国民のことより、外国人労働者や外国留学生には、補助や援助を出し、日本の労働者には、年々高い税金と社会保障料負担をのせる。他国で有事の時は、自衛隊よりも民間航空機が第一優先で考えるなど。
岸田総理だけでなく、戦後一貫して言行一致の日本の総理は皆無でありますが、これを打破してくれる希望の政治家もいることと西郷隆盛や上杉鷹山のような先人の偉人を学べることができる日本であることが救いであります。
最後まで読んで頂きまして有難うございます。
押して頂くと励みになります。
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現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第5訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第5訓
原文
或る時、「幾歴辛酸志始堅。丈夫玉砕愧甎全、一家遺事人知否。不為児孫買美田」との七絶を示されて、若しし此の言に違ひなば、西郷は言行反したりとて、見限られよと申されける。
仮名入り
あ とき いくたびかしんさんをへてこころざはじめてかたし
或る時、「幾歴辛酸志始堅。
じょうぶぎょくさいせんぜんをはず
丈夫玉砕愧甎全、
いっかのいじひとしるやいなや
一家遺事人知否。
じそんのためにびでんをかわず
不為児孫買美田。」
しちぜつ しめ もし こ げん たが
との七絶を示されて、若し此の言に違ひなば、
げんこうはん
西郷は言行反したりとて、
みかぎ もう
見限られよと申されける。
私流訳
ある時「度重なる艱難辛苦にあった後に、志というものは強固になるものである。
志を持った誠の人は、玉となって砕けても、志を捨てて瓦のように生を活かすのは恥としなさい。
自分は、我が家にに残したい家訓があるが、人はそれを知っているだろうか?
それは子孫の為に良い田を買わない、すなわち財産を残さないという事だ。」
という七言絶句の漢詩を示されて、もしこの言葉に違うような事があったら、
西郷は、言っていることやっていることが、反対であると見限って良いと言われた。
私流解説
この第5訓は、明治政府がスタートして間もない頃、西郷は鹿児島におり、明治政府に参画していなかったが、度重なる政府の要請を受けて東京に向かう時の訓話である。当時の明治政府は、汚職や職権乱用なので人事が混迷をしていた頃で、それを見て、自らの決意ともいうべきものでしょう。
漢詩で書かれており、敬遠しがちではありますが、短く西郷の一生を表しております。
最初の「幾歴辛酸志始堅」度重なる事が志を固くするということは、西郷のこれまでの苦難をものがっております。子供の頃右腕の負傷で剣術の道を諦めたこと、下級武士という冷遇、藤田東湖との別れ、安政の大獄で逃れた月照上人との入水自殺、2度の島流し、斉彬との別れ、度重なる戦での友との別れなど、多難な苦難を経験しました。江戸から明治の大転換期に西郷や明治の志士がいなければ近代の日本は開かれなかったでしょう。
このような苦難を何度も経験し、そして、立ち上がりさらなる進化をした人物であります。
日本人には、このような艱難辛苦を経験すると、その後に立ち上がる力を持っていると感じる次第です。
大東亜戦争後の復興や近年の東北大震災の復興など、何か大きな事件や災難があると一つにまとまり、さらなる進化発展を遂げております。西郷だからではなく、日本人には等しくこの力があると信じる次第であります。
また、西郷ならでは、無私で無欲な内容があります。美田を買わない、すなわち財産を残さないと。西郷のこの遺訓には、度々、無欲の大切を言っております。公の仕事やまたは目標に向かう時には、そういったものが邪心のように思えるところであります。
今の現代をみても成功をした人が、自ら引くまで人格的に素晴らしいままに身を引く方は稀有な存在であります。このことがいかに難しかは、この令和の時代でも感じる次第であります。
最後には、「若し此の言に違ひなば、西郷は言行反したりとて、見限られよと申されける。」と言っています。この一文をみますと上杉鷹山が藩主になる日に崇敬した春日神社に奉納した誓詞を思い出しました。
上杉鷹山は誓詞に自ら行うことを誓い最後にこのような一文で締めくくっています。
「これを今後固く守することを誓う。もし怠るときはただちに神罰を下し、家運を永年にわたり消失されんことを。」
西郷隆盛にしても、上杉鷹山にしてもすばらしいです。自分の言ったことや誓ったことに全人格をかけた決心と覚悟を感じる次第であり、言行一致の人であります。
はてさて、現代の政治家でこういった人はいるでしょうか?
特に岸田総理の総裁選や衆議院選挙の時の公約はどうなったのでしょうか?
中国のことを気にしながら意見をいい、米国から指示されまで思案している振りをし、公明党の意見には尻尾を振る。日本国民のことより、外国人労働者や外国留学生には、補助や援助を出し、日本の労働者には、年々高い税金と社会保障料負担をのせる。他国で有事の時は、自衛隊よりも民間航空機が第一優先で考えるなど。
岸田総理だけでなく、戦後一貫して言行一致の日本の総理は皆無でありますが、これを打破してくれる希望の政治家もいることと西郷隆盛や上杉鷹山のような先人の偉人を学べることができる日本であることが救いであります。
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2022年03月12日
ウクライナすごいです。
冬季北京オリンピックは、まったく興味がなく、
ましてやパラリンピックなども同じだったが・・。
たまたま、北京パラリンピックのメダル獲得数をみたら。
ウクライナがメダル獲得数2位である。
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北京オリンピックでは、ウクライナは25位だったのでパラリンピックでの獲得数はすごいです。
北京オリンピックは2月20日で終わったが、
パラリンピックは3月4日~3月13日だから明日で閉幕です。
やはり、ウクライナの国を思う気持ちがこの素晴らしい成果になっているのではないかと感じる次第であります。
ウクライナの選手の人達にも、一生懸命にウクライナのために戦っている戦士にも、
そして、パラリンピックに活躍しているウクライナの選手にも
最大の敬意と自国を思う心には頭が下がります。
戦争が一刻も終わることを切に願う次第であります。
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
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ましてやパラリンピックなども同じだったが・・。
たまたま、北京パラリンピックのメダル獲得数をみたら。
ウクライナがメダル獲得数2位である。
北京オリンピックでは、ウクライナは25位だったのでパラリンピックでの獲得数はすごいです。
北京オリンピックは2月20日で終わったが、
パラリンピックは3月4日~3月13日だから明日で閉幕です。
やはり、ウクライナの国を思う気持ちがこの素晴らしい成果になっているのではないかと感じる次第であります。
ウクライナの選手の人達にも、一生懸命にウクライナのために戦っている戦士にも、
そして、パラリンピックに活躍しているウクライナの選手にも
最大の敬意と自国を思う心には頭が下がります。
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2022年02月18日
第4訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて。
西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて。第4訓
明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第4訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第4訓
原文
万民(ばんみん)の上に位(い)する者、己を慎(つつし)み、品行(ひんこう)を正くし、驕奢(きょうしゃ)を戒め、節倹(せっけん)を勉め、職事(しょくじ)に勤労して人民の標準となり、下民(かみん)其(そ)の勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難(がた)し。然(しか)るに草創(そうそう)の始(はじめ)に立ちながら、家屋(かおく)を飾り、衣服を文(いろどり)り、美(び)妾(しょう)を抱(かかえ)へ、蓄財を謀(はか)りなば、維新の功業(こうぎょう)は遂(と)げられ間敷也(まじきなり)。今と成りては、戊辰(ぼしん)の義戦(ぎせん)も偏(ひと)へに私(し)を営(いとな)なみたる姿に成り行き、天下に対し戦死者に対して、面目(めんぼく)無(な)きぞとて、頻(しき)りに涙を催(もよお)されける。
私流訳
人の上に立つ者は、自分自身に謙虚であり、人格や礼節を正しくし、驕り高ぶることを戒め、贅沢を慎み節約に努め、仕事に一生懸命に励んで、国民の手本となり、国民がその仕事ぶりや、生活ぶりを気の毒に思う位にならなければ、政治はうまくいくことは難しい。
しかし、明治維新が始まりまだ軟弱な時に、豪邸や調度品を飾り、立派な洋服を着て、妾や愛人をかこい、自分の私欲な富ばかりを考えるならば、維新の本来の成果を全うすることは出来ないであろう。今となって見ると戊辰の正義の戦争も、ただ私利私欲を肥やすだけの結果となり、国に対し、また戦死者に対して面目ないといって西郷は、しきりに涙を流された。

私流解説
政治を行う人の私生活まで、踏み込んだ人格像を提言しています。
明治維新の人でも、なかなか素晴らしい人は、いなかったようですね。
現代の日本の国会議員は、模範になっているように感じます。
当てはまるような人は少ないですが・・・。
上に立つ人の視点で言えば、会社の社長やあらゆる長に当てはまるかと思います。
つまり、ほとんど人が模範できるかと思いますし、
ここに書かれている「謙虚さ・礼節・自戒・自己慎み・節約・一生懸命」などは、
現代では、意識しないと忘れ去るところですね。
ただ、現代では、清貧という概念は少し薄れたかと思います、稼いだ富は、十分享受していい時代になりましたが、日本人おして、「謙虚さ・礼節・自戒・自己慎み・節約・一生懸命」と富を使うバランスだけはしっかりしていきたと感じる次第であります。
ここで戊辰戦争で戦死した人が引用されておりますが、今の日本人は先人の有り難さが忘れされたような気がします、戦後の自虐史観があります。先の大戦がすべて悪いことであり、周辺諸国に迷惑をかけ、その時代の思想が悪というふうにみなすことがありますが、今の日本人の道徳は先人の礎が積み重ねているものであります。
そういったことを抜きにして、今の日本人の道徳主観は抜きにできませんし、それが海外からは羨望の目でみられています。
いい考え方は、いい思想や先人の行いは学ばなければならないと思います。
そして、命を投げうってまできづいた人には尊びことは、大切なことでありますし、平和を享受している現代では、忘れがちでありますぐ、そういったことに感謝し、先人の礎をさらに積み上げることが現代人がやらねばならないことかもしれませんね。
ここで、著名な方の解説を見てみましょう。
稲盛和夫の解説
最初の一節の解説で、京セラの稲盛和夫は西郷南洲の教えにまなぶ「人生の王道」の中には、自らの体験を語っています。社長室や会議室で指示するだけでなく、自らが現場に入り、誰にも負けない努力で、社員共に働き、共感を得て会社を率先垂範し、苦労している社長の姿をみて、従業員が気の毒に思い、奮い立つくらいでなければ、会社経営をうまく進めていくのは難しいと西郷はいっているわけです。理屈ではなく、実際の現場で従業員の信頼を獲得し、リーダーシップを確立するうえで、この西郷の言葉はたいへん大事なことだと解説しています。
森信三の解説
修身の教授の森信三は、下々の者が上の人の様子を見て「あれはどうもお気の毒である、あんなにまでされないでもよいのに、私どもがさせて頂きますからー」と、こういう処まで人に長たる者は己を尽くさなければならぬ。そこまで行かないと政令も十分には行われないものとし、命令が行われるまずそこに情が先であって、情の潤(うるおい)いとうものがなければ命令や指示は真に行われないものであり、実に人生の惨憺たる苦労とそれを照らすところの学問の光との二つが合一し融会するところに出来上がった人格と解説しています。
その次には現状を鑑みると悲痛な内容である。
贅沢をし、私利私欲に奔る政治家を見て嘆いてるが、これは古今東西同じでありますが、西郷のすごい処は、戊辰戦争の戦死した人を引用しているのであります。「天下に対し戦死者に対して、面目無きぞー」という言葉は、先の「済まぬもの也」とか「面目なきぞ」とかいう言葉と同じ処から出たものであって、そこには一つの貫いたものがあります。
さらに以上の言葉を大きく背後から裏づけて支えるものは終わりの「頻りに涙を催されける」という一句であります。そこには言葉を超えた背景の大なる差が出来てくるのであります。即ちその背景の深さにおいてまさに平面と立体との相達があるのであります。
涙というものは必ずしもその人の人格の深浅にかかわらないものともいえますが、しかしとにかく人間が涙を流すということは、その人の器としては中心の深さに触れている何よりの証拠なのであります。その人柄はよし浅くとも、とにかく涙を流すということはその人としては一番根本中枢に触れなければ涙というものは出ないものであります。
経済人と教育者の視点の違いがおもしろいところであります。
私は、森信三の涙の解説が痛快であるところであります。
涙を解説にでは、一等のものと感じる次第であります。
最後まで読んで頂きまして、有難うございます。
押して頂きますと励みになります。
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稲盛和夫の南洲翁遺訓の解説本
経営者の視点では素晴らしい本です。
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森信三の南洲翁遺訓の解説本
修身や道徳の視点では必見の本です。
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明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第4訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第4訓
原文
万民(ばんみん)の上に位(い)する者、己を慎(つつし)み、品行(ひんこう)を正くし、驕奢(きょうしゃ)を戒め、節倹(せっけん)を勉め、職事(しょくじ)に勤労して人民の標準となり、下民(かみん)其(そ)の勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難(がた)し。然(しか)るに草創(そうそう)の始(はじめ)に立ちながら、家屋(かおく)を飾り、衣服を文(いろどり)り、美(び)妾(しょう)を抱(かかえ)へ、蓄財を謀(はか)りなば、維新の功業(こうぎょう)は遂(と)げられ間敷也(まじきなり)。今と成りては、戊辰(ぼしん)の義戦(ぎせん)も偏(ひと)へに私(し)を営(いとな)なみたる姿に成り行き、天下に対し戦死者に対して、面目(めんぼく)無(な)きぞとて、頻(しき)りに涙を催(もよお)されける。
私流訳
人の上に立つ者は、自分自身に謙虚であり、人格や礼節を正しくし、驕り高ぶることを戒め、贅沢を慎み節約に努め、仕事に一生懸命に励んで、国民の手本となり、国民がその仕事ぶりや、生活ぶりを気の毒に思う位にならなければ、政治はうまくいくことは難しい。
しかし、明治維新が始まりまだ軟弱な時に、豪邸や調度品を飾り、立派な洋服を着て、妾や愛人をかこい、自分の私欲な富ばかりを考えるならば、維新の本来の成果を全うすることは出来ないであろう。今となって見ると戊辰の正義の戦争も、ただ私利私欲を肥やすだけの結果となり、国に対し、また戦死者に対して面目ないといって西郷は、しきりに涙を流された。
私流解説
政治を行う人の私生活まで、踏み込んだ人格像を提言しています。
明治維新の人でも、なかなか素晴らしい人は、いなかったようですね。
現代の日本の国会議員は、模範になっているように感じます。
当てはまるような人は少ないですが・・・。
上に立つ人の視点で言えば、会社の社長やあらゆる長に当てはまるかと思います。
つまり、ほとんど人が模範できるかと思いますし、
ここに書かれている「謙虚さ・礼節・自戒・自己慎み・節約・一生懸命」などは、
現代では、意識しないと忘れ去るところですね。
ただ、現代では、清貧という概念は少し薄れたかと思います、稼いだ富は、十分享受していい時代になりましたが、日本人おして、「謙虚さ・礼節・自戒・自己慎み・節約・一生懸命」と富を使うバランスだけはしっかりしていきたと感じる次第であります。
ここで戊辰戦争で戦死した人が引用されておりますが、今の日本人は先人の有り難さが忘れされたような気がします、戦後の自虐史観があります。先の大戦がすべて悪いことであり、周辺諸国に迷惑をかけ、その時代の思想が悪というふうにみなすことがありますが、今の日本人の道徳は先人の礎が積み重ねているものであります。
そういったことを抜きにして、今の日本人の道徳主観は抜きにできませんし、それが海外からは羨望の目でみられています。
いい考え方は、いい思想や先人の行いは学ばなければならないと思います。
そして、命を投げうってまできづいた人には尊びことは、大切なことでありますし、平和を享受している現代では、忘れがちでありますぐ、そういったことに感謝し、先人の礎をさらに積み上げることが現代人がやらねばならないことかもしれませんね。
ここで、著名な方の解説を見てみましょう。
稲盛和夫の解説
最初の一節の解説で、京セラの稲盛和夫は西郷南洲の教えにまなぶ「人生の王道」の中には、自らの体験を語っています。社長室や会議室で指示するだけでなく、自らが現場に入り、誰にも負けない努力で、社員共に働き、共感を得て会社を率先垂範し、苦労している社長の姿をみて、従業員が気の毒に思い、奮い立つくらいでなければ、会社経営をうまく進めていくのは難しいと西郷はいっているわけです。理屈ではなく、実際の現場で従業員の信頼を獲得し、リーダーシップを確立するうえで、この西郷の言葉はたいへん大事なことだと解説しています。
森信三の解説
修身の教授の森信三は、下々の者が上の人の様子を見て「あれはどうもお気の毒である、あんなにまでされないでもよいのに、私どもがさせて頂きますからー」と、こういう処まで人に長たる者は己を尽くさなければならぬ。そこまで行かないと政令も十分には行われないものとし、命令が行われるまずそこに情が先であって、情の潤(うるおい)いとうものがなければ命令や指示は真に行われないものであり、実に人生の惨憺たる苦労とそれを照らすところの学問の光との二つが合一し融会するところに出来上がった人格と解説しています。
その次には現状を鑑みると悲痛な内容である。
贅沢をし、私利私欲に奔る政治家を見て嘆いてるが、これは古今東西同じでありますが、西郷のすごい処は、戊辰戦争の戦死した人を引用しているのであります。「天下に対し戦死者に対して、面目無きぞー」という言葉は、先の「済まぬもの也」とか「面目なきぞ」とかいう言葉と同じ処から出たものであって、そこには一つの貫いたものがあります。
さらに以上の言葉を大きく背後から裏づけて支えるものは終わりの「頻りに涙を催されける」という一句であります。そこには言葉を超えた背景の大なる差が出来てくるのであります。即ちその背景の深さにおいてまさに平面と立体との相達があるのであります。
涙というものは必ずしもその人の人格の深浅にかかわらないものともいえますが、しかしとにかく人間が涙を流すということは、その人の器としては中心の深さに触れている何よりの証拠なのであります。その人柄はよし浅くとも、とにかく涙を流すということはその人としては一番根本中枢に触れなければ涙というものは出ないものであります。
経済人と教育者の視点の違いがおもしろいところであります。
私は、森信三の涙の解説が痛快であるところであります。
涙を解説にでは、一等のものと感じる次第であります。
最後まで読んで頂きまして、有難うございます。
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稲盛和夫の南洲翁遺訓の解説本
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2022年01月11日
第3訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて。
西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて。第3訓
明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第3訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第3訓
政の大体は、文を興し、武を振ひ、農を励ますの三つに在り。其他百般の事務は皆此の三つの物を助くるの具也。此の三つの物の中に於いて、時に従ひ勢に因り、施行先後の順序は有れど、此の三つの物を後にして他を先にするは更に無なし。
私訳
国の政治の根本は、教育を広く充実向上させ、軍備をしっかり整え、農業を大事にし、支援することの3つである。その他の色々の事業は、皆この三つ政策を助ける為の手段である。
この三つの物の中で、時の成り行きによってどれを先にし、どれを後にするかの順序はあろうが、この三つの政策を後回しにして、他の政策を先にするというようなことがあっては決してならない。

教育・軍事・農業のこの3つは、戦後ガラッと変わった。
教育は、過去の日本の素晴らしいものが、特に日本の道徳の根幹である修身というものがなくなり、日本の正史である日本書紀が教育からなくなり、教育勅語や武士道の流れをくむものがなくなり、それを教えていた教師たちが、職を奪われ、西洋や中国や韓国を礼賛するようなものになり、日本を貶める内容がこのまれ、日本を称える内容が歪曲された。
教育は、将来素晴らしい人材を育成するために教育が主旨であるのに、大学受験のための道程化してしまった。
今は、大学が多くなり私大の特に地方は、外国人の受け入れをしないと運営すらまあまあならいようなところがあり、国もそういった海外留学生に補助を散々しているが、日本の学生に対しては奨学金制度の名のもとの教育ローンになっており、進学を諦める子がいかに多いことか・・・。
教育の予算も減額になっており、教育に力を入れる素振りも感じられないと思う次第であります。
教育改革は、急務のものであり、少子化の今が一番チャンスであるが、ここ数年モリカケ問題のせいもあるのか、教育改革はタブーになっているのか、政治の論点にもなっていないのである。
国家の未来の重要な根幹をぜひともより良きものになることを信じる次第であります。
軍事では、日本国憲法で第9条で、戦争放棄・戦力不保持・交戦権否が盛込まれた。
日本を今、守ってくれているのは自衛隊であるが、この憲法と自衛隊法で身動ができない。
昨年のアフガニスタンの邦人救出でも情けない限りであり、
今日 1月11日には、北朝鮮がミサイルを発射された。
これで今年2回目である。岸田総理は、日本の恒例の「遺憾」の声明をだした。
何の意味も抑制にもならない。
その裏付けになる日本を守る軍事が装備や法整備はたまた憲法までが自国を守る障壁になっている。
日本国民を守るために自衛隊があるのに、この障壁のために、日本領土を一歩外にでると制約だらけになってしまうのである。
何かの本で読んだが、大正時代から昭和初期までソビエトが漁船が捕獲されたら日本海軍がウラジオストックに入り、巡洋艦の主砲を陸地に向けて交渉したというものを読んだことがある。
この例は、例外的ではあるが、しかし、ちゃんとした憲法と法整備があれば、北朝鮮の拉致事件も尖閣や竹島の問題もなかったではないだろうか。
交戦するための軍隊ではなく、せめて抑止力となり、邦人が海外にいても、もし危険さらされたら万全を期し救出するようなものでなければならない。
それこそが、国家の根幹と信じる次第であります。
農業に関しては、戦後復興の名のもとに工業や流通業が盛んになり、農業が置き去りになり、今や先進国では、最低の食料自給率になってしまった。
これは、米国の押しつけが一番であるが、
今やEPAやTPPのせいで、そう簡単に海外から入ってくる食料品を自国で守ることができなくなった。
特に、小麦・大豆・牛肉などは海外の輸入品に頼る他ない現状である。
今年からRCEPがスタートする。今までの中国と韓国とは自由貿易協定がなかったが、どうなるだろうか?
特に中国産の野菜が驚異と言われているが、なんで、日本の領土を脅かし、人権や民主主義の価値観の無茶苦茶の国と自由貿易協定をするのか、国際条約は、国家の信頼関係の上で成り立っているのにその信頼のない国と国際条約を結ぶというのがおかしな話であるし、結ぶ国家ではないと感じる次第であります。
今年で西郷隆盛が没後145年になりますが、今だに政治の理想は遠いもので、
それよりも、諸外国関係や国体のあり方は、後退しているようにも思えるが、
新たな希望も芽生えており、ネットなど新たな情報があり、
本当に国を思う志の政治家もいるのも事実であります。
明るい日本になることを信じる次第であります。
最後まで読んで頂きまして、有難うございます。
押して頂くと励みになります。
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明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第3訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第3訓
政の大体は、文を興し、武を振ひ、農を励ますの三つに在り。其他百般の事務は皆此の三つの物を助くるの具也。此の三つの物の中に於いて、時に従ひ勢に因り、施行先後の順序は有れど、此の三つの物を後にして他を先にするは更に無なし。
私訳
国の政治の根本は、教育を広く充実向上させ、軍備をしっかり整え、農業を大事にし、支援することの3つである。その他の色々の事業は、皆この三つ政策を助ける為の手段である。
この三つの物の中で、時の成り行きによってどれを先にし、どれを後にするかの順序はあろうが、この三つの政策を後回しにして、他の政策を先にするというようなことがあっては決してならない。
教育・軍事・農業のこの3つは、戦後ガラッと変わった。
教育は、過去の日本の素晴らしいものが、特に日本の道徳の根幹である修身というものがなくなり、日本の正史である日本書紀が教育からなくなり、教育勅語や武士道の流れをくむものがなくなり、それを教えていた教師たちが、職を奪われ、西洋や中国や韓国を礼賛するようなものになり、日本を貶める内容がこのまれ、日本を称える内容が歪曲された。
教育は、将来素晴らしい人材を育成するために教育が主旨であるのに、大学受験のための道程化してしまった。
今は、大学が多くなり私大の特に地方は、外国人の受け入れをしないと運営すらまあまあならいようなところがあり、国もそういった海外留学生に補助を散々しているが、日本の学生に対しては奨学金制度の名のもとの教育ローンになっており、進学を諦める子がいかに多いことか・・・。
教育の予算も減額になっており、教育に力を入れる素振りも感じられないと思う次第であります。
教育改革は、急務のものであり、少子化の今が一番チャンスであるが、ここ数年モリカケ問題のせいもあるのか、教育改革はタブーになっているのか、政治の論点にもなっていないのである。
国家の未来の重要な根幹をぜひともより良きものになることを信じる次第であります。
軍事では、日本国憲法で第9条で、戦争放棄・戦力不保持・交戦権否が盛込まれた。
日本を今、守ってくれているのは自衛隊であるが、この憲法と自衛隊法で身動ができない。
昨年のアフガニスタンの邦人救出でも情けない限りであり、
今日 1月11日には、北朝鮮がミサイルを発射された。
これで今年2回目である。岸田総理は、日本の恒例の「遺憾」の声明をだした。
何の意味も抑制にもならない。
その裏付けになる日本を守る軍事が装備や法整備はたまた憲法までが自国を守る障壁になっている。
日本国民を守るために自衛隊があるのに、この障壁のために、日本領土を一歩外にでると制約だらけになってしまうのである。
何かの本で読んだが、大正時代から昭和初期までソビエトが漁船が捕獲されたら日本海軍がウラジオストックに入り、巡洋艦の主砲を陸地に向けて交渉したというものを読んだことがある。
この例は、例外的ではあるが、しかし、ちゃんとした憲法と法整備があれば、北朝鮮の拉致事件も尖閣や竹島の問題もなかったではないだろうか。
交戦するための軍隊ではなく、せめて抑止力となり、邦人が海外にいても、もし危険さらされたら万全を期し救出するようなものでなければならない。
それこそが、国家の根幹と信じる次第であります。
農業に関しては、戦後復興の名のもとに工業や流通業が盛んになり、農業が置き去りになり、今や先進国では、最低の食料自給率になってしまった。
これは、米国の押しつけが一番であるが、
今やEPAやTPPのせいで、そう簡単に海外から入ってくる食料品を自国で守ることができなくなった。
特に、小麦・大豆・牛肉などは海外の輸入品に頼る他ない現状である。
今年からRCEPがスタートする。今までの中国と韓国とは自由貿易協定がなかったが、どうなるだろうか?
特に中国産の野菜が驚異と言われているが、なんで、日本の領土を脅かし、人権や民主主義の価値観の無茶苦茶の国と自由貿易協定をするのか、国際条約は、国家の信頼関係の上で成り立っているのにその信頼のない国と国際条約を結ぶというのがおかしな話であるし、結ぶ国家ではないと感じる次第であります。
今年で西郷隆盛が没後145年になりますが、今だに政治の理想は遠いもので、
それよりも、諸外国関係や国体のあり方は、後退しているようにも思えるが、
新たな希望も芽生えており、ネットなど新たな情報があり、
本当に国を思う志の政治家もいるのも事実であります。
明るい日本になることを信じる次第であります。
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2022年01月08日
第2訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて。
西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて。第2訓
明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第2訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第2訓
賢人百官を総べ、政権一途に帰し、一格の国体定制無ければ、縦令人材を登用し、言路を開き、衆説を容るる共、取捨方向無く、事業雑駁にして成功有べからず。昨日出でし命令の、今日忽ち引き易ふると云様なるも、皆統轄する所一ならずして、施政の方針一定せざるの致す所也。
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私訳
立派な政治家が、多くの役人達を一つにまとめ、政権が一つの国家の体制にまとまらなければ、たとえ立派な人を用い、発言出来る場を開いて、多くの人の意見を取入れるにしても、どれを取り、どれを捨てるか、一定の方針が無く、仕事が雑になり成功するはずがないであろう。
昨日出された命令が、今日またすぐに、変更になるというような事も、皆バラバラで一つにまとまる事がなく、政治を行う方向が一つに決まっていないからである。
賢人百官を総べ、政権一途に帰し、一格の国体定制無ければ、縦令人材を登用し、言路を開き、衆説を容るる共、取捨方向無く、事業雑駁にして成功有べからず。
西郷隆盛の時代は、江戸幕府から明治維新の移行期である。
国家の国体は、まだ、天皇中心の国体にすることだけであり、そこからは、暗中模索であっただろう。
国体の後に「定制」という言葉がある。どういった制度にして、どやったらいいかの重要性を訴えている。
大日本帝国憲法は1889年 明治22年 西郷隆盛の没後12後であるが、その成果と言えるだろう。
現代の日本は、どうであろうか?
様々な政治機能や憲法・法律など敷かれているが、現代の日本の国体とは何かと言われると言葉に詰まるが、
昨年は、天皇の継承問題で女系でもいいかという議論がでた。
多くの人は、最初はいいのでは言う意見が大勢だったが、学識のある人や歴史に精通した人達が男系の天皇継承が、初代から受け継がれた天皇の根底の継承のことであると気付かされた。
そういった日本人が代々受け継がれた継承も国体であり、暗黙知のような道徳概念も国体であるように感じる次第であります。
西郷の時代では、国体は明確であったが、定制はあやふやであったが、
現代では、国体はあやふやだが、定制は明確になった。
すべてが進化する難しさを感じる次第あります。
昨日出でし命令の、今日忽ち引き易ふると云様なるも、皆統轄する所一ならずして、施政の方針一定せざるの致す所也。
国体も時代に変容してしまうようでは、駄目でありますが、定制に関していうとコロコロ変わる現代であります。
そもそも戦後の歴代総理大臣で、
公約どおりにやった人はいるでしょうか?
それを貫いた人はいるでしょうか?
責任をとって辞職した人はいますが・・・。
安倍政権で掲げられたビジョンで誇れるものがあります。
自由で開かれたインド太平洋
「Free and Open Indo―Pacific」
アメリカのトランプ大統領に支持され、今のバイデンにも引き継がれ、
G7に共有されています。
このスローガンは安倍政権と外務省などの官僚も一丸となって世界に認識され、
民主主義国家の中国の専制政治の牽制にもなっている言葉にもなりました。
岸田政権におかれましても、曖昧な中国対応しないでもらいたいものであります。
最後まで読んで頂きまして、有難うございます。
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稲盛和夫氏が書いた南洲翁遺訓の解説本
上に立つ人や目指す人にお勧めのの本です。
明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第2訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第2訓
賢人百官を総べ、政権一途に帰し、一格の国体定制無ければ、縦令人材を登用し、言路を開き、衆説を容るる共、取捨方向無く、事業雑駁にして成功有べからず。昨日出でし命令の、今日忽ち引き易ふると云様なるも、皆統轄する所一ならずして、施政の方針一定せざるの致す所也。
私訳
立派な政治家が、多くの役人達を一つにまとめ、政権が一つの国家の体制にまとまらなければ、たとえ立派な人を用い、発言出来る場を開いて、多くの人の意見を取入れるにしても、どれを取り、どれを捨てるか、一定の方針が無く、仕事が雑になり成功するはずがないであろう。
昨日出された命令が、今日またすぐに、変更になるというような事も、皆バラバラで一つにまとまる事がなく、政治を行う方向が一つに決まっていないからである。
賢人百官を総べ、政権一途に帰し、一格の国体定制無ければ、縦令人材を登用し、言路を開き、衆説を容るる共、取捨方向無く、事業雑駁にして成功有べからず。
西郷隆盛の時代は、江戸幕府から明治維新の移行期である。
国家の国体は、まだ、天皇中心の国体にすることだけであり、そこからは、暗中模索であっただろう。
国体の後に「定制」という言葉がある。どういった制度にして、どやったらいいかの重要性を訴えている。
大日本帝国憲法は1889年 明治22年 西郷隆盛の没後12後であるが、その成果と言えるだろう。
現代の日本は、どうであろうか?
様々な政治機能や憲法・法律など敷かれているが、現代の日本の国体とは何かと言われると言葉に詰まるが、
昨年は、天皇の継承問題で女系でもいいかという議論がでた。
多くの人は、最初はいいのでは言う意見が大勢だったが、学識のある人や歴史に精通した人達が男系の天皇継承が、初代から受け継がれた天皇の根底の継承のことであると気付かされた。
そういった日本人が代々受け継がれた継承も国体であり、暗黙知のような道徳概念も国体であるように感じる次第であります。
西郷の時代では、国体は明確であったが、定制はあやふやであったが、
現代では、国体はあやふやだが、定制は明確になった。
すべてが進化する難しさを感じる次第あります。
昨日出でし命令の、今日忽ち引き易ふると云様なるも、皆統轄する所一ならずして、施政の方針一定せざるの致す所也。
国体も時代に変容してしまうようでは、駄目でありますが、定制に関していうとコロコロ変わる現代であります。
そもそも戦後の歴代総理大臣で、
公約どおりにやった人はいるでしょうか?
それを貫いた人はいるでしょうか?
責任をとって辞職した人はいますが・・・。
安倍政権で掲げられたビジョンで誇れるものがあります。
自由で開かれたインド太平洋
「Free and Open Indo―Pacific」
アメリカのトランプ大統領に支持され、今のバイデンにも引き継がれ、
G7に共有されています。
このスローガンは安倍政権と外務省などの官僚も一丸となって世界に認識され、
民主主義国家の中国の専制政治の牽制にもなっている言葉にもなりました。
岸田政権におかれましても、曖昧な中国対応しないでもらいたいものであります。
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稲盛和夫氏が書いた南洲翁遺訓の解説本
上に立つ人や目指す人にお勧めのの本です。
2022年01月07日
第1訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて。
明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第1訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第1訓
廟堂に立ちて大政を為すは
天道を行ふものなれば、
些とも私を挟みて済まぬもの也。
いかにも心を公平に操り、
正道を踏み、広く賢人を選挙し、
能く其職に任ふる人を挙げて政柄を執らしむるは、
即ち天意也。
夫れ故真に賢人と認る以上は、
直に我が職を譲る程ならでは叶はぬものぞ。
故に何程国家に勲労有る共、
其職に任へぬ人を官職を以て賞するは善からぬことの第一也。
官は其人を選びて之を授け、功有る者には俸禄を以て賞し、
之を愛し置くものぞと申さるるに付、
然らば尚書書経仲虺之誥に、「徳懋んなるは官を懋んにし、
功懋んなるは賞を懋んにする」と之れ有り、
徳と官と相配し、
功と賞と相対するは此の義にて候ひしやと請問せしに、
翁欣然として、其通りぞと申されき。
私訳
政府に入って、閣僚となり国政を司るのは天地自然の道を行なうものであるから、いささかでも、私利私欲を出してはならない。
だから、どんな事があっても心を公平にして、正しい道を踏み、広く賢明な人を選んで、その職務に忠実に実行出来る人に政権を執らせる事こそ天意である。だから本当に賢明で適任だと認める人がいたら、すぐにでも自分の職を譲る程でなくてはならい。
従ってどんなに国に功績があっても、その職務に不適任な人を官職に就ける事は良くない事の第一である。
官職というものはその人をよく選んで授けるべきで、功績のある人には、俸給を多く与えて奨励するのが良いと南洲翁が申されるので、
中国の最も古い経典である尚書書経(しょうしょしょけい)の殷の宰相(さいしょう)である仲虺(チュウキ)の言葉によると
「徳の高いものには官位を与え、功績の多いものには褒賞を多くする」というのがありますが、この意味でしょうかと尋ねたところ、南洲翁は大変に喜ばれて、まったくその通りだと答えられた。

ここから、さらに私の視点で、現代の政治や世相を顧みて垣間見ます。
廟堂に立ちて大政を為すは
天道を行ふものなれば、
些とも私を挟みて済まぬもの也。
「廟堂」とは、天皇の前で政治を執り行う場というが、現代では政治の場でしょう。
政治を行う天道という引用は、政治がそれがいかに尊く、大切で、大事なことを示しているでしょう
そこに私心や私事などを入れては申し訳ないと、西郷は言っています。
国会中継などを見ていると、特に野党の質問は、本当に情けないものであります。
今だに、モリカケ問題がでたり、抽象的なもので本質なものをついていないものばかりで、
尊く、大切で、大事な場で議論するところかと疑いたいようである。
また、与党の質問もお前はだれの味方かと思うものであります。
国民よりも経済団体・宗教団体や外国の後押しばかりで私心そのものであり、
自分の懐や支援団体の援護や地元の内容と見ているこちらが的外れであります。
西郷は、こういったことを「些とも私を挟みて済まぬもの也。」と言っています。
政治の神聖な場で、私心を出すことは申し訳ないと言っているのです。
いかにも心を公平に操り、
正道を踏み、広く賢人を選挙し、
能く其職に任ふる人を挙げて政柄を執らしむるは、
即ち天意也。
夫れ故真に賢人と認る以上は、
直に我が職を譲る程ならでは叶はぬものぞ。
西郷の生きている時の生前には、まだ、日本では普通選挙は行われていませんでした。
この部分では、現代は進化と言えるでしょう。
問題は、次です。
「真に賢人と認る以上は、直に我が職を譲る程ならでは叶はぬものぞ。」
本当に実力があり、真実を真っ向に向かい正論を言うとマスコミや野党に叩かれ、
それが、不評になり、次の選挙で落選するというというのが、
現代の民主主義の欠陥とも言えることかもしれないが、
せめて、正しい意見を取り入れて、そのことを不退転の決意で臨む気概はほしいものであります。
岸田総理も総裁選や衆議院選挙前では、素晴らしい公約や演説をなさっていたのに、
選挙が終わり、総理になった途端に公約のズレが生じている。
高市早苗政調会長が素晴らしいことを言っても、了承しないし、内ではなく、外を見て、曖昧なものにしている。
日本の政治の軸は内閣総理大臣であるのに、それがズレているのは、日本の恥じであり、中韓に甘くみられているのです。G7の諸外国には信用を落としています。
「直に我が職を譲る程」の気概はもってほしいと感じる次第であります。
故に何程国家に勲労有る共、
其職に任へぬ人を官職を以て賞するは善からぬことの第一也。
官は其人を選びて之を授け、功有る者には俸禄を以て賞し、
之を愛し置くものぞと申さるるに付、
然らば尚書書経仲虺之誥に、「徳懋んなるは官を懋んにし、
功懋んなるは賞を懋んにする」と之れ有り、
徳と官と相配し、
功と賞と相対するは此の義にて候ひしやと請問せしに、
翁欣然として、其通りぞと申されき。
「人格の素晴らしい人には、役職を。 できる人には、報酬を。」というのが概略であります。
今の閣僚の大臣の一番の基準は、当選回数と力関係であります。
総裁選の時に、二階堂氏や河野氏が一歩退いた形に追い込んだのは、いい進化でありますが、
今の内閣は、まだ、始まったばっかり良し悪しは、ハッキリと言えませんが、
外交ボイコットやウイグル人権非難決議をみてもお粗末な次第であります。
困っている人の救済策も非正規社員や独身者には、何もないのと同じであります。
学生に対しても、せめて、無利子の奨学金制度や学費などの軽減法案などほしいとこであります。
それでいて、COP26では10兆円を諸外国の支援策と表明したり、減税に関する声すらない。
逆に、増税や社会保障費の増額が案がでるお粗末であります。
そういったことを言っている議員には、日の当たらない場が提供されているのが、
今の自民党なのかもしれませんね。
しかし、声を出している議員も諦めずにやっており、
高市早苗氏の声は、なかなか法案や決議までいかないまでも、
マスコミでも取り上げられるようなり、少しずつ明るい未来にはなっていると信じる次第であります。
今年で西郷隆盛が没後145年になりますが、今だに政治の理想は遠いもので、
それよりも、諸外国関係や国体のあり方は、後退しているようにも思えるが、
新たな希望も芽生えており、ネットなど新たな情報があり、
本当に国を思う志の政治家もいるのも事実であります。
明るい日本になることを信じる次第であります。
最後まで読んで頂きまして、有難うございます。
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
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現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第1訓を垣間見てみます。
南洲翁遺訓 第1訓
廟堂に立ちて大政を為すは
天道を行ふものなれば、
些とも私を挟みて済まぬもの也。
いかにも心を公平に操り、
正道を踏み、広く賢人を選挙し、
能く其職に任ふる人を挙げて政柄を執らしむるは、
即ち天意也。
夫れ故真に賢人と認る以上は、
直に我が職を譲る程ならでは叶はぬものぞ。
故に何程国家に勲労有る共、
其職に任へぬ人を官職を以て賞するは善からぬことの第一也。
官は其人を選びて之を授け、功有る者には俸禄を以て賞し、
之を愛し置くものぞと申さるるに付、
然らば尚書書経仲虺之誥に、「徳懋んなるは官を懋んにし、
功懋んなるは賞を懋んにする」と之れ有り、
徳と官と相配し、
功と賞と相対するは此の義にて候ひしやと請問せしに、
翁欣然として、其通りぞと申されき。
私訳
政府に入って、閣僚となり国政を司るのは天地自然の道を行なうものであるから、いささかでも、私利私欲を出してはならない。
だから、どんな事があっても心を公平にして、正しい道を踏み、広く賢明な人を選んで、その職務に忠実に実行出来る人に政権を執らせる事こそ天意である。だから本当に賢明で適任だと認める人がいたら、すぐにでも自分の職を譲る程でなくてはならい。
従ってどんなに国に功績があっても、その職務に不適任な人を官職に就ける事は良くない事の第一である。
官職というものはその人をよく選んで授けるべきで、功績のある人には、俸給を多く与えて奨励するのが良いと南洲翁が申されるので、
中国の最も古い経典である尚書書経(しょうしょしょけい)の殷の宰相(さいしょう)である仲虺(チュウキ)の言葉によると
「徳の高いものには官位を与え、功績の多いものには褒賞を多くする」というのがありますが、この意味でしょうかと尋ねたところ、南洲翁は大変に喜ばれて、まったくその通りだと答えられた。
ここから、さらに私の視点で、現代の政治や世相を顧みて垣間見ます。
廟堂に立ちて大政を為すは
天道を行ふものなれば、
些とも私を挟みて済まぬもの也。
「廟堂」とは、天皇の前で政治を執り行う場というが、現代では政治の場でしょう。
政治を行う天道という引用は、政治がそれがいかに尊く、大切で、大事なことを示しているでしょう
そこに私心や私事などを入れては申し訳ないと、西郷は言っています。
国会中継などを見ていると、特に野党の質問は、本当に情けないものであります。
今だに、モリカケ問題がでたり、抽象的なもので本質なものをついていないものばかりで、
尊く、大切で、大事な場で議論するところかと疑いたいようである。
また、与党の質問もお前はだれの味方かと思うものであります。
国民よりも経済団体・宗教団体や外国の後押しばかりで私心そのものであり、
自分の懐や支援団体の援護や地元の内容と見ているこちらが的外れであります。
西郷は、こういったことを「些とも私を挟みて済まぬもの也。」と言っています。
政治の神聖な場で、私心を出すことは申し訳ないと言っているのです。
いかにも心を公平に操り、
正道を踏み、広く賢人を選挙し、
能く其職に任ふる人を挙げて政柄を執らしむるは、
即ち天意也。
夫れ故真に賢人と認る以上は、
直に我が職を譲る程ならでは叶はぬものぞ。
西郷の生きている時の生前には、まだ、日本では普通選挙は行われていませんでした。
この部分では、現代は進化と言えるでしょう。
問題は、次です。
「真に賢人と認る以上は、直に我が職を譲る程ならでは叶はぬものぞ。」
本当に実力があり、真実を真っ向に向かい正論を言うとマスコミや野党に叩かれ、
それが、不評になり、次の選挙で落選するというというのが、
現代の民主主義の欠陥とも言えることかもしれないが、
せめて、正しい意見を取り入れて、そのことを不退転の決意で臨む気概はほしいものであります。
岸田総理も総裁選や衆議院選挙前では、素晴らしい公約や演説をなさっていたのに、
選挙が終わり、総理になった途端に公約のズレが生じている。
高市早苗政調会長が素晴らしいことを言っても、了承しないし、内ではなく、外を見て、曖昧なものにしている。
日本の政治の軸は内閣総理大臣であるのに、それがズレているのは、日本の恥じであり、中韓に甘くみられているのです。G7の諸外国には信用を落としています。
「直に我が職を譲る程」の気概はもってほしいと感じる次第であります。
故に何程国家に勲労有る共、
其職に任へぬ人を官職を以て賞するは善からぬことの第一也。
官は其人を選びて之を授け、功有る者には俸禄を以て賞し、
之を愛し置くものぞと申さるるに付、
然らば尚書書経仲虺之誥に、「徳懋んなるは官を懋んにし、
功懋んなるは賞を懋んにする」と之れ有り、
徳と官と相配し、
功と賞と相対するは此の義にて候ひしやと請問せしに、
翁欣然として、其通りぞと申されき。
「人格の素晴らしい人には、役職を。 できる人には、報酬を。」というのが概略であります。
今の閣僚の大臣の一番の基準は、当選回数と力関係であります。
総裁選の時に、二階堂氏や河野氏が一歩退いた形に追い込んだのは、いい進化でありますが、
今の内閣は、まだ、始まったばっかり良し悪しは、ハッキリと言えませんが、
外交ボイコットやウイグル人権非難決議をみてもお粗末な次第であります。
困っている人の救済策も非正規社員や独身者には、何もないのと同じであります。
学生に対しても、せめて、無利子の奨学金制度や学費などの軽減法案などほしいとこであります。
それでいて、COP26では10兆円を諸外国の支援策と表明したり、減税に関する声すらない。
逆に、増税や社会保障費の増額が案がでるお粗末であります。
そういったことを言っている議員には、日の当たらない場が提供されているのが、
今の自民党なのかもしれませんね。
しかし、声を出している議員も諦めずにやっており、
高市早苗氏の声は、なかなか法案や決議までいかないまでも、
マスコミでも取り上げられるようなり、少しずつ明るい未来にはなっていると信じる次第であります。
今年で西郷隆盛が没後145年になりますが、今だに政治の理想は遠いもので、
それよりも、諸外国関係や国体のあり方は、後退しているようにも思えるが、
新たな希望も芽生えており、ネットなど新たな情報があり、
本当に国を思う志の政治家もいるのも事実であります。
明るい日本になることを信じる次第であります。
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2022年01月06日
日本を動かすもの
今の日本政府は、何で中国を怖がっているのか?
北京オリンピックの外国ボイコットにしても、ウイグルの人権非難決議にしても、
中国がウイグルの人権侵害や香港の民衆を抑圧をしているのが明確であり、
我が国の領土や日本の企業の人達や研究家が一生懸命に開発した技術やノウハウに対して、なんの手立てもしようとしない日本政府である。

結局は、お金・比較・恐怖の3つが判断になっているのではないか?
このことは、何も政府のレベルではなく、これまでの日本人の価値観ではないだろうか。
なんで仕事をするのか?
生活するためにお金がいるから。みんなが働いているから。仕事をしていなと馬鹿にされから。
なんで神仏に参拝するのか?
お金を払わないとお坊さんがお経をやってくれないから。先祖からずっとやっているから。やらないとバチがあたるから。
これは、親から子供の時から言われた価値観である。
要は、価値観が損得勘定のお金であり、世間との比較あり、それからはずれる恐怖ある。
戦後に日本は、古来からの価値の否定をすることが始まり、アメリカの言う政策どおりにやり
テレビや新聞や学校の先生は、その通りを伝える。
この価値は、家庭でも、学校でも、会社でも、国でも同じ価値がこの日本の価値になってしまった。
しかし、多様的な情報が入り、外国から古来の日本式の考え方・文化を称賛されるとその間違いに気づきはじめた。
私は、その契機になったのは東北の大震災である。
その時に、日本人の人に対する優しさや大変な時でも、秩序を守り、思いやりを持つ精神。
それから、今まで教わったことが間違いに気づいたのである。
もう、損得や周りとの比較や恐怖での価値観で動くのやめようと。
戦後のGHQがやったこと。共産かぶりの教育者がやったこと。中国・韓国からの馬鹿げた歴史観。
もう、それを論破する本や知識人やネットの情報が山とある。
その知識をテレビや新聞しか見ない世代は、その呪縛から離れない。
そういった人は、選挙の投票率は高い。
だから、そういった政治家が生まれ、そういった政策がつくられる。
企業も同じものではないだろうか?
ただ、若い世代がその呪縛から順次に離れている。
疑問をもった人が本やネットからの知識からその呪縛から離れていく。
令和4年である。今年はそういった呪縛から解き放たれたものになるものと信じる次第ある。
自民党にいたっても、党の政策に異論を堂々と言える議員が増えてきた。
維新や国民民主もまともになり、新たな政党も次々と生まれてきている。
今までは、ネットで盛り上がった候補者や正当性な価値観はなかなか現実にでなかった。
そういった政治家や政策変更までいかなかったが、
昨年の自民党総裁選の高市早苗氏が候補になってきてから、
その後の衆議院選挙では、少し良くなってきたと感じる次第であります。
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今年はさらに、日本人のための日本の政治であり、日本人のための日本の経済であり。
日本人の日本の国であることの価値をもっと追求し実現できる感じる次第であります。
日本を動かすものは、やはりひとりひとりの意識が政治というものでも、
それが形になるではないかと感じる次第であります。
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北京オリンピックの外国ボイコットにしても、ウイグルの人権非難決議にしても、
中国がウイグルの人権侵害や香港の民衆を抑圧をしているのが明確であり、
我が国の領土や日本の企業の人達や研究家が一生懸命に開発した技術やノウハウに対して、なんの手立てもしようとしない日本政府である。
結局は、お金・比較・恐怖の3つが判断になっているのではないか?
このことは、何も政府のレベルではなく、これまでの日本人の価値観ではないだろうか。
なんで仕事をするのか?
生活するためにお金がいるから。みんなが働いているから。仕事をしていなと馬鹿にされから。
なんで神仏に参拝するのか?
お金を払わないとお坊さんがお経をやってくれないから。先祖からずっとやっているから。やらないとバチがあたるから。
これは、親から子供の時から言われた価値観である。
要は、価値観が損得勘定のお金であり、世間との比較あり、それからはずれる恐怖ある。
戦後に日本は、古来からの価値の否定をすることが始まり、アメリカの言う政策どおりにやり
テレビや新聞や学校の先生は、その通りを伝える。
この価値は、家庭でも、学校でも、会社でも、国でも同じ価値がこの日本の価値になってしまった。
しかし、多様的な情報が入り、外国から古来の日本式の考え方・文化を称賛されるとその間違いに気づきはじめた。
私は、その契機になったのは東北の大震災である。
その時に、日本人の人に対する優しさや大変な時でも、秩序を守り、思いやりを持つ精神。
それから、今まで教わったことが間違いに気づいたのである。
もう、損得や周りとの比較や恐怖での価値観で動くのやめようと。
戦後のGHQがやったこと。共産かぶりの教育者がやったこと。中国・韓国からの馬鹿げた歴史観。
もう、それを論破する本や知識人やネットの情報が山とある。
その知識をテレビや新聞しか見ない世代は、その呪縛から離れない。
そういった人は、選挙の投票率は高い。
だから、そういった政治家が生まれ、そういった政策がつくられる。
企業も同じものではないだろうか?
ただ、若い世代がその呪縛から順次に離れている。
疑問をもった人が本やネットからの知識からその呪縛から離れていく。
令和4年である。今年はそういった呪縛から解き放たれたものになるものと信じる次第ある。
自民党にいたっても、党の政策に異論を堂々と言える議員が増えてきた。
維新や国民民主もまともになり、新たな政党も次々と生まれてきている。
今までは、ネットで盛り上がった候補者や正当性な価値観はなかなか現実にでなかった。
そういった政治家や政策変更までいかなかったが、
昨年の自民党総裁選の高市早苗氏が候補になってきてから、
その後の衆議院選挙では、少し良くなってきたと感じる次第であります。
今年はさらに、日本人のための日本の政治であり、日本人のための日本の経済であり。
日本人の日本の国であることの価値をもっと追求し実現できる感じる次第であります。
日本を動かすものは、やはりひとりひとりの意識が政治というものでも、
それが形になるではないかと感じる次第であります。
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2022年01月03日
減税せずに経済再生はあり得ない。
政府は、いろいろ経済の刺激策をやっているが、
果たして、それで日本経済は良くなるだろうか?
いろいろな要因は、あるだろうがやはり根本的な要因は消費税ではないだろうか?
消費税が3%にあげた平成元年1989年に導入された。
これが21年後の令和2年2020年には 10%になった。

根本的な経済の足かせで、絶対に払わないといけない税金がアップしては、
経済が良くなるわけがないのである。
しかも、この間に所得税と法人税の高額収入や高額収益を出している企業に関しては減税である。
つまり、1989年から今日まで、低所得や中間層が税金の餌食になっているのである。
日本は中間層が最も多かったが、税金と政府の政策で、
儲かっている人と企業
そして、外国からの企業、ビジネスマンはたまた学生には、補助金を出している。
政府は何をしているのか?
このままでは、中間層の貧困化がますます進んでいく。
補正予算で、財政支出してもスタグフレーションをもたらすだけである。
物価が上がり、給与が上がらない時の政策は、
減税以外にない。
このこよは、国会では何も決まらなかった。
自民党の公約にも減税の一文字もない。
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明治維新の立役者である西郷隆盛 南洲翁遺訓の中に
租税を薄くして、民を裕にするは、即ち国力を養成する也。
まさに正論であります。
こういった正論を言う政治家が、与党にはいない。
いくらばら撒きしよう、セーフティネットを充実しようが、公共事業をあげようが、
減税なくして、経済政策の効用はない。
それが、はっきりと1989年の消費税3%から今日までが証明しているではないか。
政府の方向転換を願うばかりである。
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
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果たして、それで日本経済は良くなるだろうか?
いろいろな要因は、あるだろうがやはり根本的な要因は消費税ではないだろうか?
消費税が3%にあげた平成元年1989年に導入された。
これが21年後の令和2年2020年には 10%になった。
根本的な経済の足かせで、絶対に払わないといけない税金がアップしては、
経済が良くなるわけがないのである。
しかも、この間に所得税と法人税の高額収入や高額収益を出している企業に関しては減税である。
つまり、1989年から今日まで、低所得や中間層が税金の餌食になっているのである。
日本は中間層が最も多かったが、税金と政府の政策で、
儲かっている人と企業
そして、外国からの企業、ビジネスマンはたまた学生には、補助金を出している。
政府は何をしているのか?
このままでは、中間層の貧困化がますます進んでいく。
補正予算で、財政支出してもスタグフレーションをもたらすだけである。
物価が上がり、給与が上がらない時の政策は、
減税以外にない。
このこよは、国会では何も決まらなかった。
自民党の公約にも減税の一文字もない。
明治維新の立役者である西郷隆盛 南洲翁遺訓の中に
租税を薄くして、民を裕にするは、即ち国力を養成する也。
まさに正論であります。
こういった正論を言う政治家が、与党にはいない。
いくらばら撒きしよう、セーフティネットを充実しようが、公共事業をあげようが、
減税なくして、経済政策の効用はない。
それが、はっきりと1989年の消費税3%から今日までが証明しているではないか。
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2022年01月02日
岸田総理 違和感があります。
岸田政権の支持率が、日本経済新聞社の12月の世論調査で内閣支持率は65%と10月から6ポイント上昇した。
私は、この世論調査に違和感がある。
公明党の妥協での子供10万円給付。
北京オリンピックの日本の「外交ボイコット」。
中国当局の新疆ウイグル自治区などでの人権弾圧を非難する国会決議案の採択が見送り。
昨年の衆議院選挙の時に自民党公約である「自民党政策BANK」の6項目「毅然とした日本外交の展開」と「国防力」の強化で、日本を守る。この中には下記の内容がある。
○中国による軍事力増強や一方的な現状変更の試み、人権、香港、経済を巡る諸問題、韓国による国際法違反の状態や歴史認識等を巡るいわれなき非難など、わが国の主権や名誉、国民の生命・安全唄オ産に関わる課題に冷静かつ毅然と対応します。
○人権擁護はわが国の基本原則であり、人権状況の改善に実際に貢献する、日本らしい人権外交を主体的かつ積極的に推進します。
このようなことがしっかり書いてある。
私は、普段は選挙の時には、政策などあまり詳しく調べなかったが、その前の自民党総裁選に出馬なされた高市早苗氏に感銘した。
だから、しっかり自分も政治のことも知らないといけないと思って調べて、自民党に投票した。
今までは、政治と政治家に裏切り続られたものではないだろうか?
戦後の選挙で、選挙前の公約を守る政治が行われただろうか?
選挙に当選した政治家は、利益団体や甘い汁を吸わせてもらえる政策になり、当初の公約など置いてきぼりの政治家と政策ではなかっただろうか?
もう、国民はこういったことにまたかと諦めしかないのではないだろうか?
その中で、自民党総裁選に出馬表明なされた高市早苗氏には驚かされた。
やっとまともな現実の日本を良くする政治家と信じた次第であります。
総裁選には、落選したものの。
その発言には、今の自民党を変えるものとなり、衆議院選挙の公約にも盛り込まれた。
しかし、公明党や親中議員などによってそれが実行されないのである。
次回の参議院選挙で、新たな政党ができ、素晴らしい人達が候補として立ち上がっているが、もう、中国からの脅威は、差し迫っている。それにそういった政党が国を動かすにはあまりにも時間が足りない。
自民党の中にそういったことを実現できる人ができれば、最速である。
だが、岸田総理は、その決断力と実践力はあると思えない。
いつまで、外国の目を気にしているのか、お金のことを気にしているのか。
日本は、記録が始まる頃から戦前まで、
日本民族が「生命よりさらに尊きもの」の存在を知っており、その価値を一番にしていた。
それが、戦後にはその価値するもなくなった。
この価値には、左や右や保守も関係ない尊いものを日本は持っていた。
隣の国で、虐殺され、蹂躙され、弾圧されている。
それに対して駆け引きなしで立ち向うのが政治家と感じる次第であります。
明治維新の立役者である西郷隆盛 南洲翁遺訓の中に
正道を踏み、国を以て斃るるの精神無くば、外国交際は全かる可からず。彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に従順する時は、軽侮を招き、好親却て破れ、終に彼の制を受くるに至らん。
ちょっと過激と思える訓話でもあるが日本の歴史をみれば、
白村江の戦い・元寇・江戸の鎖国政策・日清戦争・日露戦争・大東亜戦争
日本の外交は、西郷隆盛のこの遺訓に準じている。
今の日本にその一端でもあればと感じる次第であります。
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2022年01月01日
トンチンカン 北京オリンピック
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年は、いろいろ波乱ぐるみの年であります。
それは、やはり彼の国であります中国であります。
冬季北京オリンピックの開催がもうあと僅かでありますが、
本当に中国に平和とスポーツの祭典をやっていいものかであります。
ウイグル問題、香港問題、台湾問題などの人権と抑圧をやっている国に、
その資格は、まったくないと感じる次第であります。

コロナウイルスを世界に撒き散らして、その責任も負わず、
武漢ウイルス研究所の疑惑も、もみ消し、はたまた、米国からのウイルスから感染したと狂言を言う次第です。
もう、オリンピックは、世界での持ち回りでなく、
夏季オリンピックは、アテネ
冬季オリンピックは、フランスまたは、オーストリア
ということで、固定したほうがいいと考える次第であります。
そうすれば、政治的な利用の開催もないし、
大型の競技施設・一回限りのためのインフラ投資・運営するための人材もスムーズであります。
今回の冬季北京オリンピックは、もともと雪が降らない場所であり、
そもそも、中国でスキーを始め、冬季スポーツに盛んな国でもないし、
私は、中国の冬季スポーツの有名な選手を知りません。
そんな中でバッハ会長は31日、2022年を迎えるに当たってメッセージ動画を公開し、2月4日開幕の北京冬季五輪について「国際社会の支持は非常に明白で、大いに歓迎されている」と述べている。
トンチカンな声明である。
平和の祭典のオリンピックが政治利用され、しかも虐殺・言論統制・監視社会の国で行われること事態おかしいのである。
国際的に権威のある国際オリンピック委員会の会長ならば、
オリンピックを開催するなら、人権問題や外交問題を処理してやりなさいと
中国に一喝してもいいのではいいと思う次第であります。
さらに、コロナウイルスや新たな感染症の感染状況は、本当の情報はどうなのだろうか?
世界的にもオミクロン株とデルタ株が流行り、ヨーロッパではかなり深刻になっている。
そして、恒大集団などの不動産デベロッパーの大型倒産とその波及で、かなり中国経済環境は酷い状態ではなかろうか?
たぶん、北京オリンピックの終了まで、恒大集団のデフォルトや倒産の発表は遅らすでしょうね。
もう、日本の倒産の指針であれば、もう、デフォルトになっていますからね。
日本の政治でも、大企業にも、
もっと正しさをもって中国に接してもらいたものです。

日本はいつから外国に対して正当で、正しいことを言うことも、正すこともできなくなったのか?
岸田政権になってからさらにそれが強くなっているような気がします。
岸田氏は総裁選でも、衆議院選挙でも中国に毅然な対応すると言っていたのに
最悪な対応であります。
日本の唯一の希望である 高市早苗政調会長は、岸田総理と茂木幹事長と公明党でやれることができない様子であります。
このことが打開でき、日本や皆様方がしあわせになる本年であること信じる次第であります。
最後まで読んで頂きまして、有難うございます。
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
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本年もどうぞよろしくお願い致します。
今年は、いろいろ波乱ぐるみの年であります。
それは、やはり彼の国であります中国であります。
冬季北京オリンピックの開催がもうあと僅かでありますが、
本当に中国に平和とスポーツの祭典をやっていいものかであります。
ウイグル問題、香港問題、台湾問題などの人権と抑圧をやっている国に、
その資格は、まったくないと感じる次第であります。
コロナウイルスを世界に撒き散らして、その責任も負わず、
武漢ウイルス研究所の疑惑も、もみ消し、はたまた、米国からのウイルスから感染したと狂言を言う次第です。
もう、オリンピックは、世界での持ち回りでなく、
夏季オリンピックは、アテネ
冬季オリンピックは、フランスまたは、オーストリア
ということで、固定したほうがいいと考える次第であります。
そうすれば、政治的な利用の開催もないし、
大型の競技施設・一回限りのためのインフラ投資・運営するための人材もスムーズであります。
今回の冬季北京オリンピックは、もともと雪が降らない場所であり、
そもそも、中国でスキーを始め、冬季スポーツに盛んな国でもないし、
私は、中国の冬季スポーツの有名な選手を知りません。
そんな中でバッハ会長は31日、2022年を迎えるに当たってメッセージ動画を公開し、2月4日開幕の北京冬季五輪について「国際社会の支持は非常に明白で、大いに歓迎されている」と述べている。
トンチカンな声明である。
平和の祭典のオリンピックが政治利用され、しかも虐殺・言論統制・監視社会の国で行われること事態おかしいのである。
国際的に権威のある国際オリンピック委員会の会長ならば、
オリンピックを開催するなら、人権問題や外交問題を処理してやりなさいと
中国に一喝してもいいのではいいと思う次第であります。
さらに、コロナウイルスや新たな感染症の感染状況は、本当の情報はどうなのだろうか?
世界的にもオミクロン株とデルタ株が流行り、ヨーロッパではかなり深刻になっている。
そして、恒大集団などの不動産デベロッパーの大型倒産とその波及で、かなり中国経済環境は酷い状態ではなかろうか?
たぶん、北京オリンピックの終了まで、恒大集団のデフォルトや倒産の発表は遅らすでしょうね。
もう、日本の倒産の指針であれば、もう、デフォルトになっていますからね。
日本の政治でも、大企業にも、
もっと正しさをもって中国に接してもらいたものです。
日本はいつから外国に対して正当で、正しいことを言うことも、正すこともできなくなったのか?
岸田政権になってからさらにそれが強くなっているような気がします。
岸田氏は総裁選でも、衆議院選挙でも中国に毅然な対応すると言っていたのに
最悪な対応であります。
日本の唯一の希望である 高市早苗政調会長は、岸田総理と茂木幹事長と公明党でやれることができない様子であります。
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