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2023年03月31日
第38訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて
明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第38訓を垣間見てみます。
序文
時代の流れを精査する。
原文
世人の唱ふる機会とは、
多くは僥倖の仕當てたるを言ふ。
真の機会とは、理を尽して行ひ、
勢を審かにして動くと云ふに在り。
平日国天下を憂ふる誠心厚からずして、
只時のはずみに乗じて成し得たる事業は、
決して永続せぬものぞ。
仮名入り
せじん とな きかい
世人の唱ふる機会とは、
おお ぎょうこう しあ い
多くは僥倖の仕當てたるを言ふ。
しん きかい り つく おこな
真の機会とは、理を尽して行ひ、
せい つまびら うご い あ
勢を審かにして動くと云ふに在り。
へいじつくにてんか うれ せいしんあつ
平日国天下を憂ふる誠心厚からずして、
ただとき じょう な え じぎょう
只時のはずみに乗じて成し得たる事業は、
けっし えいぞく
決して永続せぬものぞ。
私流訳
世の中の人が言う絶好の機会とは、
多くは偶然に訪れた幸運を指すけれど。
本当の機会とは、道理を尽くして行い、
時流を見極めて行うということだ。
常日頃から国や世の中のことを注意深く紐解き、
誠心誠意に、良くしようと考えて思慮せずに、
ただその時の時流に流れに流されての成功した事業は、
決して長続きするものではない。
私流解釈
西郷は、明治維新という江戸幕府から明治新政府の立ち上げの日本における
最大の転換期であり、最大のチャンスの時代でありました。
西郷はこの遺訓に書いてあるように
「理を尽して行ひ、勢を審かにして動くと云ふに在り」を見事に実践し、
明治維新の黎明期を見事に成し得たのであります。
西郷の言う「理」とは、志を立てること、私心をださないこと、
全力を尽くし精進すること、利他の精神、真心を尽くすことであります。
近年では、電話の民営化かなと感じる次第であり、
この遺訓の「世人の唱ふる機会」にピッタリなチャンスであります。
この時は、日本中の大企業がこぞって参入しました。
しかし、現在まで残っている創業時から一貫した会社は、第二電電をスタートしたKDDIだけであります。
他の企業は、西郷が言うように「只時のはずみに乗じて成し得たる事業は、決して永続せぬものぞ。」と言う通りの結果になりました。
稲盛氏は第二電電を創業する時に、
「動機善なりや、私心なかりしきりか」を自問自答し、
本当に日本の通信を安くし、日本のためになることを目指し、
しかも、自分自身の道理を筋道を見事に貫いた。
その証拠に創業者でありながら第二電電の株を一切持たなかったのである。
その他にも稲盛氏の京セラも盛栄であり、破綻しかけのJALの再建も見事に果たしました。
時流の流れに正眼し、誠心誠意に行うことが何よりも大切と信じる次第であります。
現代に顧みて
現代では、「世人の唱ふ機会」に値するのは、環境問題であるが、
その中で太陽光パネルや風力発電が問題になっている。
もともとCo2排出問題になっているが、山林を切り裂き、休耕地やはたまた
田んぼに太陽パネルを設置するなど、愚の骨頂である。
山林はCo2を酸素にしてくれる。
農耕地は、酸素も食料も生産し、緑地化で太陽光の熱を抑えてくれる。
そこに、太陽パネルを設置するなど、政府の政策ミスである。
山林や農耕地の太陽パネルの設置を規制制限が必要と考える次第である。
農業は、高齢化が著しい、高齢で田んぼをするよりも太陽パネルで儲ける
農家の方も多く聞くが、それでは、食糧問題にもなる。
もう、この頃では、田舎の田園風景が反射をする太陽光パネルが一般化した。
中国で人権侵害で作られたパネルで、日本の緑地化が侵害され、
国民は高い電気負担を負わされている。
はたして、これが日本のために、国民のために、環境のためになっているのだろうか?
西郷の言っているとおり「平日天下を憂ふる誠心厚からず」の意味を噛み締めたいと感じる次第であります。
最後まで読んで頂きまして有難うございます。
押して頂くと励みになります。
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南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第38訓を垣間見てみます。
序文
時代の流れを精査する。
原文
世人の唱ふる機会とは、
多くは僥倖の仕當てたるを言ふ。
真の機会とは、理を尽して行ひ、
勢を審かにして動くと云ふに在り。
平日国天下を憂ふる誠心厚からずして、
只時のはずみに乗じて成し得たる事業は、
決して永続せぬものぞ。
仮名入り
せじん とな きかい
世人の唱ふる機会とは、
おお ぎょうこう しあ い
多くは僥倖の仕當てたるを言ふ。
しん きかい り つく おこな
真の機会とは、理を尽して行ひ、
せい つまびら うご い あ
勢を審かにして動くと云ふに在り。
へいじつくにてんか うれ せいしんあつ
平日国天下を憂ふる誠心厚からずして、
ただとき じょう な え じぎょう
只時のはずみに乗じて成し得たる事業は、
けっし えいぞく
決して永続せぬものぞ。
私流訳
世の中の人が言う絶好の機会とは、
多くは偶然に訪れた幸運を指すけれど。
本当の機会とは、道理を尽くして行い、
時流を見極めて行うということだ。
常日頃から国や世の中のことを注意深く紐解き、
誠心誠意に、良くしようと考えて思慮せずに、
ただその時の時流に流れに流されての成功した事業は、
決して長続きするものではない。
私流解釈
西郷は、明治維新という江戸幕府から明治新政府の立ち上げの日本における
最大の転換期であり、最大のチャンスの時代でありました。
西郷はこの遺訓に書いてあるように
「理を尽して行ひ、勢を審かにして動くと云ふに在り」を見事に実践し、
明治維新の黎明期を見事に成し得たのであります。
西郷の言う「理」とは、志を立てること、私心をださないこと、
全力を尽くし精進すること、利他の精神、真心を尽くすことであります。
近年では、電話の民営化かなと感じる次第であり、
この遺訓の「世人の唱ふる機会」にピッタリなチャンスであります。
この時は、日本中の大企業がこぞって参入しました。
しかし、現在まで残っている創業時から一貫した会社は、第二電電をスタートしたKDDIだけであります。
他の企業は、西郷が言うように「只時のはずみに乗じて成し得たる事業は、決して永続せぬものぞ。」と言う通りの結果になりました。
稲盛氏は第二電電を創業する時に、
「動機善なりや、私心なかりしきりか」を自問自答し、
本当に日本の通信を安くし、日本のためになることを目指し、
しかも、自分自身の道理を筋道を見事に貫いた。
その証拠に創業者でありながら第二電電の株を一切持たなかったのである。
その他にも稲盛氏の京セラも盛栄であり、破綻しかけのJALの再建も見事に果たしました。
時流の流れに正眼し、誠心誠意に行うことが何よりも大切と信じる次第であります。
現代に顧みて
現代では、「世人の唱ふ機会」に値するのは、環境問題であるが、
その中で太陽光パネルや風力発電が問題になっている。
もともとCo2排出問題になっているが、山林を切り裂き、休耕地やはたまた
田んぼに太陽パネルを設置するなど、愚の骨頂である。
山林はCo2を酸素にしてくれる。
農耕地は、酸素も食料も生産し、緑地化で太陽光の熱を抑えてくれる。
そこに、太陽パネルを設置するなど、政府の政策ミスである。
山林や農耕地の太陽パネルの設置を規制制限が必要と考える次第である。
農業は、高齢化が著しい、高齢で田んぼをするよりも太陽パネルで儲ける
農家の方も多く聞くが、それでは、食糧問題にもなる。
もう、この頃では、田舎の田園風景が反射をする太陽光パネルが一般化した。
中国で人権侵害で作られたパネルで、日本の緑地化が侵害され、
国民は高い電気負担を負わされている。
はたして、これが日本のために、国民のために、環境のためになっているのだろうか?
西郷の言っているとおり「平日天下を憂ふる誠心厚からず」の意味を噛み締めたいと感じる次第であります。
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