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2022年08月27日

第20訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

第9訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第20訓を垣間見てみます。


序文

善き人があって初めて、様々な制度・法律がると
警鐘している遺訓であります。


原文

何程制度方法を論ずるとも、其の人に非ざれば、行はれ難し。

人有りて、後方法の、行はれるものなれば、
人は第一の宝にして、己れ其の人に成るの心懸け肝要なり。


仮名入り

なにほどせいどほうほう   ろん
何程制度方法を論ずるとも、
そ   ひと あら       おこな  がた
其の人に非ざれば、行はれ難し。

ひとあ      のちほうほう
人有りて、後方法の、
おこな
行はれるものなれば、
ひと だいいち  たから
人は第一の宝にして、
おの  そ  ひと  な    こころが  かんよう
己れ其の人に成るの心懸け肝要なり。


私流訳

どんなに制度や方法を議論しても
善き人でなければ、実行し行われることは難しいだろう。

善き人であって、様々な制度や方法が行われるのだから、
善き人は第一の宝であって、
自分自身が良き人になることを意識し、
心懸けることが最も重要なことだ。


私流解釈

どんなに素晴らしいシステム・マニュアル・制度があっても
行う人が善き人にならないといけない。
因みに、私流訳で善きという漢字を使ってますが
「よき」には、「良き」と「善き」の漢字がありますが
良い  他と比較して優れていること。
善い  道徳的に正しいこと。
今回の遺訓の訳では、善きのほうが当てはまると思いこの漢字を使っています。
西郷は、この善き人になることが肝要であると言っていますが、
では、善き人になるには?
実はこの遺訓の第1訓から第20訓までは、政治や外交やトップ関連が主題になっておりますが、
第21訓から第29訓までは、いかに善き人になるかを書いてありますので、
乞うご期待であります。



善き人.PNG


現代に顧みて

聞こえのいい構造改革の名で大店法ができ、
WTOやFTAなどの自由貿易ができたが、
中小企業は、ひどくなり、商店街はシャッター通りまたは、駐車場になった。
外資が日本に入り、有力企業すら外資の傘下に入り
半導体企業や家電産業は衰退または、外資の傘下になった。
そして、外国企業に対して補助金までだすから日本の参入を促す。

税制は、消費税は上がるばっかりで、
輸出企業は、消費税は免除になり、
高額所得者の所得税は税率は下がる。

外国人だけは、なぜか優遇され、
失業者や貧困者や学生は、外国に寛容な制度がある。

少子化対策では、待機児童ばかり注目され、
一番やらないと結婚成約の向上や出生率に関しては
議論すると非難されるという特殊社会現象になり、
それでいて、LGBTQい関してはOKという。

国際会議で日本の総理が演壇に立つと
なぜか10兆円規模の支援を突然表明する。

日本のGDPがなかなか他国と較べて上がらないのは、
日本人の働き方の生産性が低いとされる。

どう考えても制度・法律の問題である。
悪法と悪制度が外国や大企業や高額所得者を潤し、
庶民から絞りとる。
西郷の言う「其の人」という善き人という
政治家や官僚はいるのだろうか?
西郷の言う善き人がつくる制度方法は
140年たったら却って悪い方向に行っていると感じる次第です。


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2022年08月21日

第19訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第19訓を垣間見てみます。


序文

上に立つと、大切な謙虚さや
人からの受けいるのが怠りがちです。
それを戒め人の意見の重要さを示している遺訓であります。


っっl.PNG


原文

古より、君臣共に己れを、足れりとする世に、
治功の上りたるはあらず。

自分を足れりとせざるより、
下々の言も聴き入れるもの也。

己れを足れりとすれば、人己れの非を言へば、
忽ち怒るゆえ、賢人君子は之を助けぬなり。



仮名入り
いにしえ    くしんとも  おの      た           よ
古より、君臣共に己れを、足れりとする世に、
ちこう   あが 
治功の上りたるはあらず。

じぶん   た 
自分を足れりとせざるより、
しもじも  げん き   い        なり
下々の言も聴き入れるもの也。

おのれ   た             ひとおのれ   ひ    い
己れを足れりとすれば、人己れの非を言へば、
たちまち いか      けんじんくし    これ   たす
忽ち怒るゆえ、賢人君子は之を助けぬなり。




私流訳

古来より、君主や家臣や大臣など自分が完全で
足りないものはない行われた政治の時代では、
うまく治まった時代はない。

自分は不完全であり、戒める心があるこそ、
下々の言葉にも聞き入れるのである。

自分が完全だと思っているとき、
人が自分に欠点や過失を指摘して忠告しても
すぐに怒ってしまうので、
賢人や君子というような立派な人は、
おごり高ぶっている者に対しては
決して味方はしないものである。


私流解釈

西郷が下級武士の時に、薩摩藩に意見書を何通もだしており、
それを藩主の島津斉彬が目にしたから、西郷の出世につながった。
もし、西郷の意見書が斉彬が目にしなかったら、
西郷は明治の維新の志士になりえなかったです。
下の意見にもいろいろあります。
いい意見もあれば、単にワガママな意見、利権にそった意見など様々であります。

時には、トップが進むべきことを突き進むことも必要であります。
しかし、その間違いがある場合は修正をかける懐の深さも必要です。
政治家のみならず、個人でもこの遺訓は考え深いものと感じる次第であります。


現代に顧みて

古今東西の歴史をみると、独裁国家は70年以上存在しません。
なぜなら、どんな独裁君主でもその寿命があるからです。
そんな独裁君主は後継者づくりや存続の組織がうまくいかない。
近年で言えばソビエト連邦がいい例であります。
その他の独裁国家は、孤立した国家であり、何らかの制裁を受けないといけない宿命であります。
しかし、中国やロシアにみるとその状況は違う形なりました。
これらの国は情報機関を持っており、宇宙衛星やサイバーでの情報収集もしっかりします。
そして、それらを分析する優秀な人材と予算を持っています。

独裁国家の弱点を見事に克服しており、
経済は金儲けの原則である資本主義経済を取り入れております。
よって中国やロシアは最強の組み合わせをしています。
日本や米国やEUなどは、民主主義なので、
どうしても議会や国民の声を無視できない体制であるから、
中国・ロシアに比べると決断から実行が遅いわけであります。
しかし、国民のかけがえのない自由は保証されているのが何よりであります。

民主主義国家でも、下々の声を聞いているといるかと言うと疑問であります。
大半は、経済的な優位な企業や選挙の票に頼りになる団体の意見が優勢で、
日本においては、それに付け加えると米国や中国の意見に左右されているのが実情であります。
日本のEEZにミサイルに落とされたのに非難声明もださず、
RECEPやWTOなどの経済国際条約を何の制約もなく中国と行っています。
国内の税金も無茶苦茶であります。
国民や知識人にも散々消費税の悪害をいっても何の聞く耳をもたず、
財政危機を理由に公共事業もなかなかできずにいるが、
COP26やG7などでは、岸田総理はいきなり10兆円規模の支出を発表する。
国民と外国のどっちが大事なのか、それを白黒はっきりする選挙では自民党が大勝する。
下々の声を聞くトップも必要ですが、
下々がしっかり考え選挙に行くことも大切と感じる次第であります。


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2022年08月18日

第18訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第18訓を垣間見てみます。


序文

屈辱や理不尽なことを言われたら、
国家が倒れても正道・道義を果たすこと。

こういった気概があった日本はどこにいったのだろうか?

立ち向かう.PNG


原文

談国事に及びし時、慨然として申されけるは、
国の凌辱せらるるに当たりては、縦令国を以て斃るとも、
正道を践み、義を尽すは政府の本務也。

然るに平日、金穀理財の事を議するを聞けば、
如何なる英雄豪傑かと見ゆれども、
血の出る事に臨めば、頭を一処に集め、
唯目前の苟安を謀るのみ、
戦の一字を恐れ、政府の本務を墜しなば、
商法支配所と申すものにて、更に政府には非ざる也。



仮名入り

だんこくじ   およぶ  とき  がいぜん     もう 
談国事に及びし時、慨然として申されけるは、
くに  りょうじょく       あ          たとえくに  もっ  たお
国の凌辱せらるるに当たりては、縦令国を以て斃るとも、
せいどう  ふ    ぎ  つく    せいふ  ほんむなり
正道を践み、義を尽すは政府の本務也。

しか    へいじつ  きんこくりざい   こと  ぎ      き
然るに平日、金穀理財の事を議するを聞けば、
いか     えいゆうごうけつ    み
如何なる英雄豪傑かと見ゆれども、
ち   で  こと  のぞ     こうべ  いっしょ あつ
血の出る事に臨めば、頭を一処に集め、
ただもくぜん こうあん  はか
唯目前の苟安を謀るのみ、
いくさ  いちじ おそ    せいふ   ほんむ    おと 
戦の一字を恐れ、政府の本務を墜しなば、
しょうほうしはいじょ もう          さら  せいふ    あら    なり
商法支配所と申すものにて、更に政府には非ざる也。



私流訳

話が国家のことに及んだ時、西郷は憤り嘆いて言われるには、
国が外国から傷つけれ、辱めを受けるようになったら、
たとえ国全体でかかって倒れようとも、
正しい道を踏み、道義を貫き通すことが政府の本来の責務であると言っている。

例えば普段、財務や農業政策や経済政策を議論を聞いていると、
素晴らしい知力や才能に溢れ、度胸のあると見える人物が、
血の流れるような問題に接すると、寄り集まって、額をつきあわせて
ただ目の前の一時的な気やすめのものになるばかりであり
「戦」の一字を恐れ、政府の本来の責務を貶めることがあれば、
商売人が利潤のみを追求するようなものであり、国家の政府とは到底言えない。


私流解釈

この遺訓の背景は明治6年1873年の征韓論である。
日本は朝鮮に使節団を送ったが、日本が西洋かぶりになり、
その対応も納得がいかないということで、軽蔑し、
当時の在留日本人を冷遇しました。
そこで、西郷は一人で行き朝鮮と交渉にいくということでしたが、
岩倉使節団が日本に戻った時に、西郷の案は否決されました。
この遺訓にその怒りも感じるところであります。
ですが、西郷は政府の本分という正道をいつも持っており、
それが彼の指針になっていますし、それが本来、日本が目指すことであります。
もし、この時に朝鮮との交渉が何らかできれば、
後の朝鮮と清も交えた日清戦争もなかったでしょう。
その時の怯えが後の軍事の血と戦費が代償になってしまいました。

外国から恥辱を受けたら毅然とした態度でそれに反論し、
正道を踏み、道義を貫き通すことを感じさせられます。

いつの時代にもそういった人物が必要であります。

個人におきましては、この遺訓の国家を会社とか、クラブとか、
家に置き換えてみると応用できるかと思います。

自分がだれかに傷つけれられたり、
辱めをうけたり、悪口を言われたり、
その時は、自分の全部を賭けて立ち向かえば
道が開けるのではないかと思います。
どうせ、他人に言いくるめられることであれば、
自分の正道・道義をだしてやる。
うまくいかないかもしれませんが、
後悔はしないと感じる次第であります\(^o^)。



現代に顧みて

先の大戦では、戦争に勝つという目標は達成できなかったが、
大東亜共栄圏のアジア諸国を西欧からの列強から
開放するという目的な達成した。

このことだけでも誇れるものであるが、
戦後は、日本のいいところや過去の歴史のいいところを口にすると右翼扱いされ、非難された。
先の大戦で日本は他国に迷惑をかけて、謝罪や支援を続けなければならないということを教えられ、
自らの国を愛する言葉や行為もなかなか表現できない国であった。

戦後一貫して日本の政治家はこういったことに敏感であり、
自らを自戒して、他国のありもしないことまで受け入れ
謝罪をし、行為を改めた。
こういったことが他国の思い通りになり、
日本の気質がどんどんなくなり、
教科書は日本が悪いことをした国のようなことを紹介し、
他国の素晴らしいことを賛美し、
グローバルルールに従うことが我が国の指針のように
ゴキブリの卵のような太陽光パネル
まわりと異質な気色の悪い風車で日本の田園風景や森や田畑がなくなっていく。
WTOのルールの名目で、中国・台湾・韓国の企業が闊歩し
日本の土地が貪り食われており、
それを規制する法律ができても公明党が骨抜きにしてしまい、
正論を世に示すメディアは口を紡ぐのが日本である。

ネットや一部メディアや参政党やNHK党ぐらいである。
自民党はもう日本の庶民に目を向けてはいない。
経団連・大手企業や・米国・中国に向いており、
一般庶民は給与は上がらず、税金や恩恵がほとんどない強制社会保障料を搾取され、
所得の多い人や大企業は減税になり、補助金が様々に用意されている。
600万以上する電気自動車に優遇補助金があるのに、
軽自動車には、補助金はまったくなしであります。
それでGDPが上がり、日本国民地位向上になるかというと
ここで20年での世界の中での経済成長は最下位クラスになってしまった。

そして政府やメディアは、日本人は生産性が低いとか、能力が低いとか働き方が悪いとか言いうが
日本から製造企業を海外に移転させたり、技能や知的財産を盗まれてもそれを処罰がなかったり、
世界一高い電気代や減価償却の悪性計算式で海外企業に立ち向かえなくしているのは政府であり、
しかも、この改正は今の自民党の国会の議席数を考えれば数ヶ月ですべて改正することは可能であります。

なぜしないのか、正道よりも自分の利益と当選の確約で動いているからです。
2025年まで国会議員の選挙はありませんが、
地方選挙などでは、国の本務を全うできる人を投票することと、
真に日本を憂いたこの遺訓や誇りを学び
この日本が良くなることを信じる次第であります。


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2022年08月14日

第17訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

第17訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第17訓を垣間見てみます。


序文

毅然とした態度の重要性を感じる遺訓であります。
国家間だけでなく、人と人でも応用できる遺訓であります。



富士山.PNG



原文
正道を踏み、国を以て斃るるの精神無くば、
外国交際は全かる可からず。

彼の強大に畏縮し、円滑を主として、
曲げて彼の意に従順する時は、
軽侮を招き、好親却て破れ、
終に彼の制を受るに至らん。


仮名入り

せいどう   ふ    くに  もっ たお      せいしんな
正道を踏み、国を以て斃るるの精神無くば、
がいこくこうさい まった   べ
外国交際は全かる可からず。

か   きょうだい いしゅく   えんかつ しゅ
彼の強大に畏縮し、円滑を主として、
ま     か   い  じょうじゅん  とき
曲げて彼の意に従順する時は、
けいぶ   まね   こうしんかって やぶ
軽侮を招き、好親却て破れ、
つい  か  せい  うく   いた
終に彼の制を受るに至らん。



私流訳

外交交渉は正道、天道を踏んで、
勇気をもって交渉しなければならない、
たとえ、戦争になって国が倒れるかもしれないという危険性があっても、
正道を推し進めて交渉事をしなければ全うすることはできない。


他国の強大なことに萎縮して恐れをなして、
ただ波風が立たないよう納めることを主として、
自国の正しい真意を曲げて、摩擦をおこさないように
その国に従い受け入れてしまうと、
弱腰に見られ軽蔑や見下げられるようになってしまい、
国家間の良好な関係をするつもりがかえって変になってしまい。
終には、他国から好き放題に干渉されてしまう。





私流解釈

西郷の生前は、まだ明治憲法も日清戦争も日露戦争も行わなれていない。
その時代に「国を以て斃るる」ということを想定したこの遺訓は、すごい気迫であります。
西郷は武士であり、戊辰戦争の指揮官であり政治家でマルチであります。
しかも、江戸無血開城を果たし、単に、武力で行使するよりも、
日本のことを俯瞰できる素晴らしい人物であります。

その西郷が国内で培った能力をそのまま外国を向けた場合も同じであります。
西郷の言葉には、「正道」「天道」という言葉がよく使われます。
正しいことをやり、弱気を助け、天に恥じないことをすることが、
西郷の物差しと考える次第です。

これに一致することは、西郷は、子供の頃から我が命を投げ売ってやってきました。
その艱難辛苦な西郷の経験が、これと思ったことは生死の区分もなく、
自らが無心で行うことが以外に、ことをやり遂げた絶対的な自信ともいえます。

人も国もそういった気概なくして、大きなことはやり遂げることはできないでしょう。
古今東西に大きな戦いや交渉には必ずそういった将軍や政治家がいました。
それを、するどく表現した遺訓であります。

この遺訓は、国家間のみならず、個人でも応用できるかと思います。
人は、一度は我が生命を賭けてとか、
子供の命のために自分の命を顧みずとか、
様々な経験があるかもしれません。
自分が命よりも大切なものに、自分のすべてを賭けることができる人は
どの時代でも痛快さを感じる次第であります。


現代に顧みて

戦後、我が国の外国との交渉はハチャメチャであります。
唯一は、安倍元総理の「開かれたインド太平洋構想」であります。
それ以外は、皆無であります。
政府開発援助といって海外の後進国に援助したものの
その最大の恩恵国の中国には、ミサイルは向けられるは・戦後問題は難癖されるは。
韓国は、もう書く気もありません。
米国とは、同盟国であってもいいなりであります。
経済政策においても、やたら構造改革や関税撤廃などをやり、
大店法改正で町中の商店は消え、
自由貿易のため安さが一番の力で、国内製造業は国内に留まることができず、
自国の国民や企業よりも国際会議の決議にのり、
田園風景豊かなこの日本にゴキブリな卵のような太陽光パネルがおかれ、
そのツケはすべて、一般庶民にまわされる。
生産性が低いとか、採算性が悪いとか、能力が劣るとか言って
政治の悪さの結果を日本国内の労働者のせいにして、
お金が足りなくなると増税をし、
それで岸田政権は国際会議でちょっといいとこをみせるために
Cop26で10兆円、こないだのG7で10兆円を支援
その金は円建てなので、日本の大企業が事業受け皿になります。
それで、一番困窮している中小企業に対しては何の支援もなく
個別で政策銀行に丸投げをして、それには何の予算もない。

今回の第二次岸田政権では外交交渉の要の外務大臣には
親中派の林芳正がまたなりました。
日本のEEZで何の声明も反論もしない最悪であります。

この第17訓をそのまま岸田政権の大臣に読んで頂きたい次第です。


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修身や道徳の視点では必見の本です。





2022年08月07日

第16訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第16訓を垣間見てみます。


序文

道義を守り、恥を知る心を失うようであれば
国すらも滅んでしまう。
人においても同じことだと思える遺訓であります。


道義.PNG



原文

節義廉恥を失ひて、国を維持するの道決して有らず、
西洋各国同然なり。

上に立つ者下に臨みて、利を争ひ義を忘るる時は、
下皆之に倣ひ、人心忽ち財利に趨り、卑吝の情日々長じ、
節義廉恥の志操を失ひ、父子兄弟の間も銭財を争ひ、
相ひ讐視するに至る也。

此の如く成り行かば、何を以て国家を維持す可きぞ。

徳川氏は将士の猛き心を殺ぎて世を治めしか共、
今は昔時戦国の猛士より、猶一層猛き心を、
振ひ起さずば、万国対峙は成る間敷也。

普仏の戦、仏国三十万の兵三カ月の糧食有りて降伏せしは、
余り算盤に精しき故なりとて笑はれき。




仮名入り


せつぎれんち   うしな    くに  いじ       みちけっ    あ
節義廉恥を失ひて、国を維持するの道決して有らず、
せいようかっこくどうぜん
西洋各国同然なり。

うえ  た  ものした  のぞ      り  あたそ ぎ   わす   とき
上に立つ者下に臨みて、利を争ひ義を忘るる時は、
しみなこれ  なら   じんしんたちま ざいり  はし    ひりん   じょうひびちょう
下皆之に倣ひ、人心忽ち財利に趨り、卑吝の情日々長じ、
せつぎれんち   しそう  うしな   ふしけいてい  あいだ ぜんざい あらそ
節義廉恥の志操を失ひ、父子兄弟の間も銭財を争ひ、
あ  しゅうし      いた なり
相ひ讐視するに至る也。
 
かく ごと   な   ゆ      なに もっ  こっか  いじ    べ
此の如く成り行かば、何を以て国家を維持す可きぞ。


とくがわし  しょうし  たけ こころ そ     よ   おさ     とも
徳川氏は将士の猛き心を殺ぎて世を治めしか共、
いま  せきじせんごく   もうし      なおいっそうたけ  こころ
今は昔時戦国の猛士より、猶一層猛き心を、
ふる  おこ       ばんこくたいじ  な  まじきなり
振ひ起さずば、万国対峙は成る間敷也。

ふふつ いくさ  ふっこくさんじゅうまん へい      りょうしょくあ   こうふくし
普仏の戦、仏国三十万の兵三カ月の糧食有りて降伏せしは、
あま そろばん  くわ   ゆえ       わら
余り算盤に精しき故なりとて笑はれき。




私流訳

道義を守り、恥を知る心を失うようであれば
国家を維持することは絶対できない。
西洋各国もすべての国同じである。

上に断つものが下のものに対して、自分の利益のことで争い、
道義を忘れるようなことがあれば、
下の者もまたこれに習うようになって、人々の心はたちまち利益や欲望に向かい、
品性が卑しくケチな心が日に日に増長し、人として正しい道を守り、
心が清らかで恥を知る心の節操を失い、
親子兄弟の間も財産を争い、
道義を守り、恥を知る心を失って親子兄弟の間も財産を争い、
互いに敵視するようになってしまう。

このようになったら、どんなことをしようとも国家を維持することはできない。

徳川幕府の時代は、武士の勇猛な心を抑えて世の中を統治したが、
今の時代は、昔の戦国時代に活躍した勇猛な武将や武士よりも、なおいっそうな勇猛心を
奮い起こさなければ、世界のあらゆる国と渡り合うことができない。

普、仏戦争のとき、フランスが三十万の兵と三ケ月の
食糧が在ったにもかかわらず降伏したのは、
あまりにもフランスの指導者が計算高く、
自分の保身や財産を守ることに躍起になったからだど言って、
西郷は笑われた。


私流解釈

 せつぎれんち
「節義廉恥」という難しい漢字で始まりますが、
節義とは、人としての正しい道を守りとおすこと。
廉恥とは、心が清らかで、恥を知る心が強いこと。
節義はだいだいわかるとおもいますが、
廉恥は現代でも別の使い方でよく使います。
廉恥の前に破をつけると
破廉恥となり、ハレンチとなりますね。
ハレンチは、今でも使いますが、漢字で使う方はほとんどいないと思います。
カタカナでよく使いますが、明治時代から使われた言葉です。

私は「道義を守り、恥を知る心」と訳していますが
このことは、人としての基本とも感じる次第です。
西郷はこれを失うと国家を維持することはできないと言っていますが
国家のみならず、会社・学校・家庭でも同じだと感じる次第です。
このことを失うと結局は自分だけが儲ければいいとか、
自分だけが少し悪いことしてもいいとか、
自分の好きなことをやって、他の人をまったく考慮しないとか
ろくなことになりません。

特に能力のある人こそ、節義廉恥を持ってもらいたいものです。
社会的な影響がでやすいからです。
だが、能力がなくても、社会的な地位がなくても
節義廉恥の心を持って、前に進めば世界と渡り合えると
西郷は言っています。
心強い言葉でありますね。
これと似た言葉を福沢諭吉も言っています。

思想の深遠なるは、哲学者の如く、
心術の高尚正直なるは、元禄武士の如くにして、
これに加うるに小俗吏の才を持ってし、
さらに加うるに土百姓の体をもってして、
初めて実業社会の大人たるべし。

西郷も福沢も
心の持ち方の素晴らしさを持ち
勇猛で最大パワーでとりかかれと
言っていますね。

国家の上だけでなく、
個人でも十分にこの遺訓の言葉は
指針になると感じます。



現代に顧みて

この遺訓を垣間見ますと
一番の危惧するのが、今の米国です。

2020年の米大統領選挙は史上最悪のお粗末な選挙でした。
何の取り柄も人気がないバイデンが
米国史上最多の7145万票で当選。
あのオバマでさえ6949万票です。
開票の職員が不正をした様子や中国から大量の正規なものとは思えない郵送の投票用紙などの様子が大量に送られた記事やYouTubeが公表された。
しかし、米国の各州は不正はなかったと報告し、
Googleの検索の中ではこれはおかしいとか不正とかのキーワードを入れてもでてこないとか、
YouTubeでは、そういった内容が閲覧不可になったり、アカウントが削除になったり、
FaceBook・Twitterも同じことである。
逆にトランプは犯罪者に扱いされ、トランプ支持者の普通の米国国民が弾圧され、
その弾圧にIT企業も弾圧を加速させた。

それで、バイデンがいい政治をやってるかというと
これも史上最多のわがまま大統領令を乱発し、
移民や同性愛者の地位のために、まじめな国民が抑圧され、
ばら撒きのため、インフレが起き、ばら撒きのため働く意欲が衰え、
環境問題のために、世界的なエネルギー高騰と太陽光発電や風力発電の設置で自然環境破壊が行われ、
新たな環境問題規制やCOP26の制約で既存の産業が失速し、
それを無視して生産を続ける中国が世界の富をさらに増やすことになった。

まさに節義廉恥を忘れた人が国家のトップになると
その地方もそれに習い、
その国の企業もそれに習い、
その国の国民もそれに習い、
その同盟国もそれに習う。

それが、世界最大のGDPと軍事力を持つ米国がそうなったのである。
世界がおかしくなるのは無理もない。

まさに、この遺訓が書いてあることがビッタリ当てはまっている。
西郷のこの遺訓が過去のものであるが不文律のように感じる次第であります。





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2022年08月01日

第15訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第15訓を垣間見てみます。


序文
軍隊と政府の財政のことをいっているが、
できる範囲の中で最大にやることの重要性を示している。
個人でも会社でも何でも応用可能であります。


溺れかけた日本.PNG



原文
常備の兵数も、亦会計の制限に由る、
決して無根の虚勢を張る可からず。

兵気を鼓舞して、精兵を仕立てなば、
兵数は寡くとも、折衝禦侮共に事欠く間敷也。


仮名入り

じょうび へいすう    またかいけい  せいげん  よ
常備の兵数も、亦会計の制限に由る、  
けっ   むこん   きょせい  は   べ
決して無根の虚勢を張る可からず。

へいき   こぶ      せいへい  した
兵気を鼓舞して、精兵を仕立てなば、
へいすう すくなく     せっしょうぎょぶとも ことかく  まじきなり
兵数は寡くとも、折衝禦侮共に事欠く間敷也。



私流訳
常備する軍隊の人数も、また会計予算の中で対処すべきで、
政府の制度の秩序の管理の中で、財政予算の範囲内で行い、
決して根拠をもたない威勢をしてはいけない。

兵士たちの心を奮い立たせて、優れた軍隊をつくりあげるならば、
たとえ兵隊の数は少くとも、
外国との交渉にあたって劣っているように見られるような事は無いであろう。

交渉.PNG


私流解釈
軍隊と政府の財政のことをいっているが、
できる範囲の中でやることの重要性を示している。
個人でも会社でも何でも応用可能であります。


西郷は、戊辰戦争で幕府軍と戦い、実質的な指揮官である大総督府参謀を務めた。
江戸の無血開城など様々な戦歴を残した。
その西郷が言う軍隊は少数精鋭で、予算の範囲というのは、
この戊辰戦争の新政府軍の組織でも言えることである。
新政府軍は、薩摩・長州・土佐が中心であり、
鳥羽・伏見の戦いでは新政府軍が5千人 幕府軍1万5千人で、
数で劣っていた新政府軍の軍隊の精鋭ぶりが伺える。
この戦いは、朝廷から錦旗を賜り官軍に任ぜられ、
幕府軍が賊軍になり総崩れになった。

この戦いでもわかるとおり軍隊での戦いだけで新政府軍が勝ったわけでない。
朝廷で折衝や錦旗の活かし方など謀略を行った。
だが、朝廷を動かすにも幕府軍を倒すことができる軍隊を持ってできることである。
謀略や外交だけでもだめであり、軍隊だけでもだめである。

そのどちらにおいても最大の知恵を使い、最大の努力をし、
ある資源を最大に活かすことである。

この当時は、フランス・イギリスなどが武器を次々に幕府軍や新政府軍に供与し、
互いに支援を申し出たが、幕府軍も新政府軍も出せれるだけのお金の武器しか購入をしなかった。
これを勝つことだけを考えて債務をしてでも欧米列強から支援されたら明治の時代も
今の日本も変わっていただろう。

やれる範囲の中、出される範囲の中で、
いかに創意工夫をし、士気をあげ、結果をあげるかであります。



現代に顧みて
日本の軍隊は、自衛隊であるが、
軍隊ではない、防衛はするが、攻撃ができない軍隊である。
今の日本は紛争地域だらけである。
北方領土、竹島、尖閣諸島で、ロシアと中国は領空・領海侵犯の危機にさらされ、
台湾や東シナ海は中国にいつシーレンを制覇されるかわからない。
北朝鮮は、もう日本全部を射程に持つ核ミサイルを保有している。
韓国は、最新の装備で日本より上の軍事予算規模になった。
敵基地攻撃が議論されていたが、その結論もない。
唯一防衛予算1%枠が越え、5年以内に2%に引き上げるよう提言がなされた。
但しこれは、決定ではない。

日本の自衛隊では、米国の合同演習や国際演習でも
その練度は素晴らしい結果をだしているが、
いくら、素晴らしい自衛隊でも、
2倍以上の艦艇や300発以上のミサイルや巡航ミサイルを
応戦や迎撃はできるかである。
しかも迎撃ミサイルは1発が3千万以上であり、
今の防衛予算では、そんなに在庫はないと言えるだろう。

西郷の言うように予算の範囲内というが、
今の日本は異常なまで軍隊アレルギーであり、
それを治し、憲法を改正しないといけないのであるが、
選挙が終わると改憲勢力である自民党が過半数を越えた報道されるが、
自民党案がだされて、進んでいるのか?
今回の参院選で、しばらく国会議員の選挙がないから
自民党にとって黄金の3年間と言われているが、
やるやる詐欺と言われる自民党である。
是非とも、憲法を改正を切にやって頂きたい次第です。

そうでないと、自衛隊という素晴らしい存在があるのに
国との交渉にこのカードは使うことできないのが現状である。
西郷がいう「折衝禦侮共に事欠く間敷也」である。
軍隊の最大の目的は、戦闘をせず、その存在で相手を抑止することであります。
これをもっと活かすことであります。

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