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2022年08月21日

第19訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第19訓を垣間見てみます。


序文

上に立つと、大切な謙虚さや
人からの受けいるのが怠りがちです。
それを戒め人の意見の重要さを示している遺訓であります。


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原文

古より、君臣共に己れを、足れりとする世に、
治功の上りたるはあらず。

自分を足れりとせざるより、
下々の言も聴き入れるもの也。

己れを足れりとすれば、人己れの非を言へば、
忽ち怒るゆえ、賢人君子は之を助けぬなり。



仮名入り
いにしえ    くしんとも  おの      た           よ
古より、君臣共に己れを、足れりとする世に、
ちこう   あが 
治功の上りたるはあらず。

じぶん   た 
自分を足れりとせざるより、
しもじも  げん き   い        なり
下々の言も聴き入れるもの也。

おのれ   た             ひとおのれ   ひ    い
己れを足れりとすれば、人己れの非を言へば、
たちまち いか      けんじんくし    これ   たす
忽ち怒るゆえ、賢人君子は之を助けぬなり。




私流訳

古来より、君主や家臣や大臣など自分が完全で
足りないものはない行われた政治の時代では、
うまく治まった時代はない。

自分は不完全であり、戒める心があるこそ、
下々の言葉にも聞き入れるのである。

自分が完全だと思っているとき、
人が自分に欠点や過失を指摘して忠告しても
すぐに怒ってしまうので、
賢人や君子というような立派な人は、
おごり高ぶっている者に対しては
決して味方はしないものである。


私流解釈

西郷が下級武士の時に、薩摩藩に意見書を何通もだしており、
それを藩主の島津斉彬が目にしたから、西郷の出世につながった。
もし、西郷の意見書が斉彬が目にしなかったら、
西郷は明治の維新の志士になりえなかったです。
下の意見にもいろいろあります。
いい意見もあれば、単にワガママな意見、利権にそった意見など様々であります。

時には、トップが進むべきことを突き進むことも必要であります。
しかし、その間違いがある場合は修正をかける懐の深さも必要です。
政治家のみならず、個人でもこの遺訓は考え深いものと感じる次第であります。


現代に顧みて

古今東西の歴史をみると、独裁国家は70年以上存在しません。
なぜなら、どんな独裁君主でもその寿命があるからです。
そんな独裁君主は後継者づくりや存続の組織がうまくいかない。
近年で言えばソビエト連邦がいい例であります。
その他の独裁国家は、孤立した国家であり、何らかの制裁を受けないといけない宿命であります。
しかし、中国やロシアにみるとその状況は違う形なりました。
これらの国は情報機関を持っており、宇宙衛星やサイバーでの情報収集もしっかりします。
そして、それらを分析する優秀な人材と予算を持っています。

独裁国家の弱点を見事に克服しており、
経済は金儲けの原則である資本主義経済を取り入れております。
よって中国やロシアは最強の組み合わせをしています。
日本や米国やEUなどは、民主主義なので、
どうしても議会や国民の声を無視できない体制であるから、
中国・ロシアに比べると決断から実行が遅いわけであります。
しかし、国民のかけがえのない自由は保証されているのが何よりであります。

民主主義国家でも、下々の声を聞いているといるかと言うと疑問であります。
大半は、経済的な優位な企業や選挙の票に頼りになる団体の意見が優勢で、
日本においては、それに付け加えると米国や中国の意見に左右されているのが実情であります。
日本のEEZにミサイルに落とされたのに非難声明もださず、
RECEPやWTOなどの経済国際条約を何の制約もなく中国と行っています。
国内の税金も無茶苦茶であります。
国民や知識人にも散々消費税の悪害をいっても何の聞く耳をもたず、
財政危機を理由に公共事業もなかなかできずにいるが、
COP26やG7などでは、岸田総理はいきなり10兆円規模の支出を発表する。
国民と外国のどっちが大事なのか、それを白黒はっきりする選挙では自民党が大勝する。
下々の声を聞くトップも必要ですが、
下々がしっかり考え選挙に行くことも大切と感じる次第であります。


最後まで読んで頂きまして有難うございます。



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