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2022年08月07日

第16訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第16訓を垣間見てみます。


序文

道義を守り、恥を知る心を失うようであれば
国すらも滅んでしまう。
人においても同じことだと思える遺訓であります。


道義.PNG



原文

節義廉恥を失ひて、国を維持するの道決して有らず、
西洋各国同然なり。

上に立つ者下に臨みて、利を争ひ義を忘るる時は、
下皆之に倣ひ、人心忽ち財利に趨り、卑吝の情日々長じ、
節義廉恥の志操を失ひ、父子兄弟の間も銭財を争ひ、
相ひ讐視するに至る也。

此の如く成り行かば、何を以て国家を維持す可きぞ。

徳川氏は将士の猛き心を殺ぎて世を治めしか共、
今は昔時戦国の猛士より、猶一層猛き心を、
振ひ起さずば、万国対峙は成る間敷也。

普仏の戦、仏国三十万の兵三カ月の糧食有りて降伏せしは、
余り算盤に精しき故なりとて笑はれき。




仮名入り


せつぎれんち   うしな    くに  いじ       みちけっ    あ
節義廉恥を失ひて、国を維持するの道決して有らず、
せいようかっこくどうぜん
西洋各国同然なり。

うえ  た  ものした  のぞ      り  あたそ ぎ   わす   とき
上に立つ者下に臨みて、利を争ひ義を忘るる時は、
しみなこれ  なら   じんしんたちま ざいり  はし    ひりん   じょうひびちょう
下皆之に倣ひ、人心忽ち財利に趨り、卑吝の情日々長じ、
せつぎれんち   しそう  うしな   ふしけいてい  あいだ ぜんざい あらそ
節義廉恥の志操を失ひ、父子兄弟の間も銭財を争ひ、
あ  しゅうし      いた なり
相ひ讐視するに至る也。
 
かく ごと   な   ゆ      なに もっ  こっか  いじ    べ
此の如く成り行かば、何を以て国家を維持す可きぞ。


とくがわし  しょうし  たけ こころ そ     よ   おさ     とも
徳川氏は将士の猛き心を殺ぎて世を治めしか共、
いま  せきじせんごく   もうし      なおいっそうたけ  こころ
今は昔時戦国の猛士より、猶一層猛き心を、
ふる  おこ       ばんこくたいじ  な  まじきなり
振ひ起さずば、万国対峙は成る間敷也。

ふふつ いくさ  ふっこくさんじゅうまん へい      りょうしょくあ   こうふくし
普仏の戦、仏国三十万の兵三カ月の糧食有りて降伏せしは、
あま そろばん  くわ   ゆえ       わら
余り算盤に精しき故なりとて笑はれき。




私流訳

道義を守り、恥を知る心を失うようであれば
国家を維持することは絶対できない。
西洋各国もすべての国同じである。

上に断つものが下のものに対して、自分の利益のことで争い、
道義を忘れるようなことがあれば、
下の者もまたこれに習うようになって、人々の心はたちまち利益や欲望に向かい、
品性が卑しくケチな心が日に日に増長し、人として正しい道を守り、
心が清らかで恥を知る心の節操を失い、
親子兄弟の間も財産を争い、
道義を守り、恥を知る心を失って親子兄弟の間も財産を争い、
互いに敵視するようになってしまう。

このようになったら、どんなことをしようとも国家を維持することはできない。

徳川幕府の時代は、武士の勇猛な心を抑えて世の中を統治したが、
今の時代は、昔の戦国時代に活躍した勇猛な武将や武士よりも、なおいっそうな勇猛心を
奮い起こさなければ、世界のあらゆる国と渡り合うことができない。

普、仏戦争のとき、フランスが三十万の兵と三ケ月の
食糧が在ったにもかかわらず降伏したのは、
あまりにもフランスの指導者が計算高く、
自分の保身や財産を守ることに躍起になったからだど言って、
西郷は笑われた。


私流解釈

 せつぎれんち
「節義廉恥」という難しい漢字で始まりますが、
節義とは、人としての正しい道を守りとおすこと。
廉恥とは、心が清らかで、恥を知る心が強いこと。
節義はだいだいわかるとおもいますが、
廉恥は現代でも別の使い方でよく使います。
廉恥の前に破をつけると
破廉恥となり、ハレンチとなりますね。
ハレンチは、今でも使いますが、漢字で使う方はほとんどいないと思います。
カタカナでよく使いますが、明治時代から使われた言葉です。

私は「道義を守り、恥を知る心」と訳していますが
このことは、人としての基本とも感じる次第です。
西郷はこれを失うと国家を維持することはできないと言っていますが
国家のみならず、会社・学校・家庭でも同じだと感じる次第です。
このことを失うと結局は自分だけが儲ければいいとか、
自分だけが少し悪いことしてもいいとか、
自分の好きなことをやって、他の人をまったく考慮しないとか
ろくなことになりません。

特に能力のある人こそ、節義廉恥を持ってもらいたいものです。
社会的な影響がでやすいからです。
だが、能力がなくても、社会的な地位がなくても
節義廉恥の心を持って、前に進めば世界と渡り合えると
西郷は言っています。
心強い言葉でありますね。
これと似た言葉を福沢諭吉も言っています。

思想の深遠なるは、哲学者の如く、
心術の高尚正直なるは、元禄武士の如くにして、
これに加うるに小俗吏の才を持ってし、
さらに加うるに土百姓の体をもってして、
初めて実業社会の大人たるべし。

西郷も福沢も
心の持ち方の素晴らしさを持ち
勇猛で最大パワーでとりかかれと
言っていますね。

国家の上だけでなく、
個人でも十分にこの遺訓の言葉は
指針になると感じます。



現代に顧みて

この遺訓を垣間見ますと
一番の危惧するのが、今の米国です。

2020年の米大統領選挙は史上最悪のお粗末な選挙でした。
何の取り柄も人気がないバイデンが
米国史上最多の7145万票で当選。
あのオバマでさえ6949万票です。
開票の職員が不正をした様子や中国から大量の正規なものとは思えない郵送の投票用紙などの様子が大量に送られた記事やYouTubeが公表された。
しかし、米国の各州は不正はなかったと報告し、
Googleの検索の中ではこれはおかしいとか不正とかのキーワードを入れてもでてこないとか、
YouTubeでは、そういった内容が閲覧不可になったり、アカウントが削除になったり、
FaceBook・Twitterも同じことである。
逆にトランプは犯罪者に扱いされ、トランプ支持者の普通の米国国民が弾圧され、
その弾圧にIT企業も弾圧を加速させた。

それで、バイデンがいい政治をやってるかというと
これも史上最多のわがまま大統領令を乱発し、
移民や同性愛者の地位のために、まじめな国民が抑圧され、
ばら撒きのため、インフレが起き、ばら撒きのため働く意欲が衰え、
環境問題のために、世界的なエネルギー高騰と太陽光発電や風力発電の設置で自然環境破壊が行われ、
新たな環境問題規制やCOP26の制約で既存の産業が失速し、
それを無視して生産を続ける中国が世界の富をさらに増やすことになった。

まさに節義廉恥を忘れた人が国家のトップになると
その地方もそれに習い、
その国の企業もそれに習い、
その国の国民もそれに習い、
その同盟国もそれに習う。

それが、世界最大のGDPと軍事力を持つ米国がそうなったのである。
世界がおかしくなるのは無理もない。

まさに、この遺訓が書いてあることがビッタリ当てはまっている。
西郷のこの遺訓が過去のものであるが不文律のように感じる次第であります。





最後まで読んで頂きまして有難うございます。



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