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2022年08月01日

第15訓 西郷隆盛の遺訓を現代に顧みて

明治維新の立役者の西郷隆盛の訓話をまとめた「南洲翁遺訓」を垣間見て、
現代の日本の政治や世相を自分ながら解説してみよと思います。
南洲翁遺訓は全部で41訓ありますが、今日は第15訓を垣間見てみます。


序文
軍隊と政府の財政のことをいっているが、
できる範囲の中で最大にやることの重要性を示している。
個人でも会社でも何でも応用可能であります。


溺れかけた日本.PNG



原文
常備の兵数も、亦会計の制限に由る、
決して無根の虚勢を張る可からず。

兵気を鼓舞して、精兵を仕立てなば、
兵数は寡くとも、折衝禦侮共に事欠く間敷也。


仮名入り

じょうび へいすう    またかいけい  せいげん  よ
常備の兵数も、亦会計の制限に由る、  
けっ   むこん   きょせい  は   べ
決して無根の虚勢を張る可からず。

へいき   こぶ      せいへい  した
兵気を鼓舞して、精兵を仕立てなば、
へいすう すくなく     せっしょうぎょぶとも ことかく  まじきなり
兵数は寡くとも、折衝禦侮共に事欠く間敷也。



私流訳
常備する軍隊の人数も、また会計予算の中で対処すべきで、
政府の制度の秩序の管理の中で、財政予算の範囲内で行い、
決して根拠をもたない威勢をしてはいけない。

兵士たちの心を奮い立たせて、優れた軍隊をつくりあげるならば、
たとえ兵隊の数は少くとも、
外国との交渉にあたって劣っているように見られるような事は無いであろう。

交渉.PNG


私流解釈
軍隊と政府の財政のことをいっているが、
できる範囲の中でやることの重要性を示している。
個人でも会社でも何でも応用可能であります。


西郷は、戊辰戦争で幕府軍と戦い、実質的な指揮官である大総督府参謀を務めた。
江戸の無血開城など様々な戦歴を残した。
その西郷が言う軍隊は少数精鋭で、予算の範囲というのは、
この戊辰戦争の新政府軍の組織でも言えることである。
新政府軍は、薩摩・長州・土佐が中心であり、
鳥羽・伏見の戦いでは新政府軍が5千人 幕府軍1万5千人で、
数で劣っていた新政府軍の軍隊の精鋭ぶりが伺える。
この戦いは、朝廷から錦旗を賜り官軍に任ぜられ、
幕府軍が賊軍になり総崩れになった。

この戦いでもわかるとおり軍隊での戦いだけで新政府軍が勝ったわけでない。
朝廷で折衝や錦旗の活かし方など謀略を行った。
だが、朝廷を動かすにも幕府軍を倒すことができる軍隊を持ってできることである。
謀略や外交だけでもだめであり、軍隊だけでもだめである。

そのどちらにおいても最大の知恵を使い、最大の努力をし、
ある資源を最大に活かすことである。

この当時は、フランス・イギリスなどが武器を次々に幕府軍や新政府軍に供与し、
互いに支援を申し出たが、幕府軍も新政府軍も出せれるだけのお金の武器しか購入をしなかった。
これを勝つことだけを考えて債務をしてでも欧米列強から支援されたら明治の時代も
今の日本も変わっていただろう。

やれる範囲の中、出される範囲の中で、
いかに創意工夫をし、士気をあげ、結果をあげるかであります。



現代に顧みて
日本の軍隊は、自衛隊であるが、
軍隊ではない、防衛はするが、攻撃ができない軍隊である。
今の日本は紛争地域だらけである。
北方領土、竹島、尖閣諸島で、ロシアと中国は領空・領海侵犯の危機にさらされ、
台湾や東シナ海は中国にいつシーレンを制覇されるかわからない。
北朝鮮は、もう日本全部を射程に持つ核ミサイルを保有している。
韓国は、最新の装備で日本より上の軍事予算規模になった。
敵基地攻撃が議論されていたが、その結論もない。
唯一防衛予算1%枠が越え、5年以内に2%に引き上げるよう提言がなされた。
但しこれは、決定ではない。

日本の自衛隊では、米国の合同演習や国際演習でも
その練度は素晴らしい結果をだしているが、
いくら、素晴らしい自衛隊でも、
2倍以上の艦艇や300発以上のミサイルや巡航ミサイルを
応戦や迎撃はできるかである。
しかも迎撃ミサイルは1発が3千万以上であり、
今の防衛予算では、そんなに在庫はないと言えるだろう。

西郷の言うように予算の範囲内というが、
今の日本は異常なまで軍隊アレルギーであり、
それを治し、憲法を改正しないといけないのであるが、
選挙が終わると改憲勢力である自民党が過半数を越えた報道されるが、
自民党案がだされて、進んでいるのか?
今回の参院選で、しばらく国会議員の選挙がないから
自民党にとって黄金の3年間と言われているが、
やるやる詐欺と言われる自民党である。
是非とも、憲法を改正を切にやって頂きたい次第です。

そうでないと、自衛隊という素晴らしい存在があるのに
国との交渉にこのカードは使うことできないのが現状である。
西郷がいう「折衝禦侮共に事欠く間敷也」である。
軍隊の最大の目的は、戦闘をせず、その存在で相手を抑止することであります。
これをもっと活かすことであります。

最後まで読んで頂きまして有難うございます。



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