みんな、どうだろう？？

十数年前に一緒に働いていた、

私よりも10歳くらい年上の男、原田さん。


ある日の昼休み、
二人で立ち話をしていると
インド系の女性が話しかけてきた。

服装も肌の色もインドを思わせる感じ。

頭脳明晰って感じの若い女性。美人。




女性：「Will you tell me where Money Machine is ?」



外資系の会社だったので、色々な国の人がいる。
中にはまったく日本語を使わない部署も。


私たちが働いていたフロアにATMが設置されていて、
それを探しに来たらしい。



「Money Machine（お金のマシン）」とはATMのことだろう。



ここで原田さん、典型的な日本人の態度で、
ちらちら女性をみながら聞こえなかったふり。



私は前の通路を指差し、

タッキー：「Go straight. You'll see it right hand side soon.」

（「まっすぐ行って。すぐに右側に見える（ある）よ」と言ったつもり）


女性：「（笑顔で）Oh, Thank you !」



と言って無事ATMにたどり着き、万事OK！だったのですが、





ここから原田節です。




原田：「インド人か。タッキー、おめぇ、インド語出来んのか？」


インド語って何？ヒンディ語のこと？・・・今の英語だし・・・



原田：「なんか、『まにまし』って言ってたな。（半笑い）」


"Money Machine" は聞こえてたんだ。英語だったんだよ。



原田：「まにまし、まにまし・・・間抜けな響きだな！」


あなたの方が間抜けですよ。



ここから原田による人種差別の嵐。とても書けない内容。

こいつ、ぶん殴ってやろうか・・・





原田：「おい、タッキー、お前、どこでインド語を習ったんだ？」



あんた、本気で言ってたんだ、インド語・・・・




タッキー：「今の、日本語ですよ。」

原田：「えっ！？」

タッキー：「原田さんって、外国人に日本語で話しかけられても逃げるタイプですか？」

原田：「・・・」

タッキー：「アイ　キャントォ　スピイクゥ　イングリッシュゥゥゥ・・・　」

原田：「日本語・・・だった・・・か？」

タッキー：「はい。原田さん、見て見ぬふりしてましたよね？」

原田：「・・・」

タッキー：「僕、日本語以外、話せませんよ、知ってるでしょ？」

原田：「お、おぅ・・・」




人種差別が気に入らなかったので、軽く原田さんに意地悪を。


十数年前の会話です。