2013年01月29日
『お一人様一パック限り』とは?
先日、近所の大型チェーンのドラッグストアで。
医薬品のほかにも食品が売られている。
その日は生卵10個入り1パックが98円。いつもは198円なので半額以下。
その値段は普段よりも安く、『お一人様一パック限り』と書かれている。
一パックかごに入れレジに行ったとき、そこには4人並んでいた。
1人目がドラマに出てくるチンピラ風の、
金縁サングラスに金のネックレスをしている30歳前後の男性。
2人目がその彼の奥様であろう茶髪ロングの女性。
3人目、4人目がその夫婦の子供であろうスウェット姿の男子。中学生か。
4人全員が片手に98円の卵を一パックずつ持って並んでいる。
私はこの光景が面白くて、心の中で笑ってしまってました。
そしてお父さんが卵一パックを差し出し、
「金は次(の人)が払うから。」
見てみると確かに奥さんが大きな財布を持っている。
続けてお父さんが、
「ここ(俺)から4人分、次(の妻)が全部払うから。」と。
するとレジの女性店員が、
「本日、卵はお一人様一パックでお願いします。」
お父さんは、
「だから一人一つずつだろうが、あぁ?」
私は思いました。チンピラ風のお父さんが正しい。
レジ:「お一人様一パックというのは一家族一パックという意味です。」
チンピラ父:「そんなこと書いてねえだろ。」
レジ:すぐさま台の下のボタンを押し、責任者を呼ぶ。
そして責任者の男性が登場。
責任者:「お客様、困ります。」
何に困ってるんだろう?私には分からない。大声を出しているわけでもないのに。
チンピラ一家はみんなルールを守っている。
責任者:「卵は本日お一人様一パックで販売させていただいております。」
チンピラ父:「だから一人一つずつだろうが。」
責任者:「いいえ、一家族一パックという意味です。」
チンピラ父:「だったら『一家族一パック』て書かねえと道理じゃねぇだろうが。」
責任者:「・・・」
なぜか毅然とした態度で斜め上を見つめて、涙目で無言の責任者。
この人は何を言ってるんだ?
私は心の中で完全にチンピラ父さんの味方。言っていることが正しい!
しかも一家全員、誰にも迷惑をかけず静かに順番を待って、料金を払おうとしている。
チンピラ父:「なんとか言えや!」
ここでほんの少し大きな声。でも迷惑ってほどじゃない。
私も同じことを思っていた。責任者が無言を続けていることがおかしい。
責任者:「・・・」
泣きそうなのをこらえながら無言。何を怖がってるんだ?
チンピラ父さんは見た目がチンピラなだけで、言っていることはすべて常識。
チンピラ父:「一家族一パックならそう書かねぇといけねぇんじゃねぇのか、あぁ?」
その通り!
責任者:「・・・」(泣きそうなのをこらえながら無言)
チンピラ父:「おい。何とか言えや。」
ワクワクしながら見ていたら、
チンピラ父:「返して来い。」
卵3パックを子供に返しに行かせて1パックのみを奥さんに買わせて去っていった。
なんという失速。もう少し主張してもいいんじゃないの、チンピラ父さん。
おもしろいのはこれからでしょう。あなたは全てが正しかったよ・・・
店側が「すみません、表現が間違っていました。」とか
「多くのご家族に安い値段で提供させていただきたいのでご理解を」とか、
ごくごく普通のやり取りをすれば良かっただけのこと。
納得いかない私は家に帰り、買った卵などを冷蔵庫へ入れもう一度同じ店へ。
たくさん売れ残っている卵を一パックかごに入れレジで精算。
同日、しかも5分以内で2パック目ですが、普通に買えましたよ。
さっきの茶番劇は何だったんでしょうね。
劇団の人が店を盛り上げるためにやった寸劇か?
店側は売れるはずの卵4パックが1パックしか売れず、
卵4パックが欲しかった一家は1パックしか買えず、
店には安売り卵がたくさん余っている・・・
いったい誰が得したんでしょう?
たぶん、普段より安い値段で2パック買った私が一番得したんでしょうね。
医薬品のほかにも食品が売られている。
その日は生卵10個入り1パックが98円。いつもは198円なので半額以下。
その値段は普段よりも安く、『お一人様一パック限り』と書かれている。
一パックかごに入れレジに行ったとき、そこには4人並んでいた。
1人目がドラマに出てくるチンピラ風の、
金縁サングラスに金のネックレスをしている30歳前後の男性。
2人目がその彼の奥様であろう茶髪ロングの女性。
3人目、4人目がその夫婦の子供であろうスウェット姿の男子。中学生か。
4人全員が片手に98円の卵を一パックずつ持って並んでいる。
私はこの光景が面白くて、心の中で笑ってしまってました。
そしてお父さんが卵一パックを差し出し、
「金は次(の人)が払うから。」
見てみると確かに奥さんが大きな財布を持っている。
続けてお父さんが、
「ここ(俺)から4人分、次(の妻)が全部払うから。」と。
するとレジの女性店員が、
「本日、卵はお一人様一パックでお願いします。」
お父さんは、
「だから一人一つずつだろうが、あぁ?」
私は思いました。チンピラ風のお父さんが正しい。
レジ:「お一人様一パックというのは一家族一パックという意味です。」
チンピラ父:「そんなこと書いてねえだろ。」
レジ:すぐさま台の下のボタンを押し、責任者を呼ぶ。
そして責任者の男性が登場。
責任者:「お客様、困ります。」
何に困ってるんだろう?私には分からない。大声を出しているわけでもないのに。
チンピラ一家はみんなルールを守っている。
責任者:「卵は本日お一人様一パックで販売させていただいております。」
チンピラ父:「だから一人一つずつだろうが。」
責任者:「いいえ、一家族一パックという意味です。」
チンピラ父:「だったら『一家族一パック』て書かねえと道理じゃねぇだろうが。」
責任者:「・・・」
なぜか毅然とした態度で斜め上を見つめて、涙目で無言の責任者。
この人は何を言ってるんだ?
私は心の中で完全にチンピラ父さんの味方。言っていることが正しい!
しかも一家全員、誰にも迷惑をかけず静かに順番を待って、料金を払おうとしている。
チンピラ父:「なんとか言えや!」
ここでほんの少し大きな声。でも迷惑ってほどじゃない。
私も同じことを思っていた。責任者が無言を続けていることがおかしい。
責任者:「・・・」
泣きそうなのをこらえながら無言。何を怖がってるんだ?
チンピラ父さんは見た目がチンピラなだけで、言っていることはすべて常識。
チンピラ父:「一家族一パックならそう書かねぇといけねぇんじゃねぇのか、あぁ?」
その通り!
責任者:「・・・」(泣きそうなのをこらえながら無言)
チンピラ父:「おい。何とか言えや。」
ワクワクしながら見ていたら、
チンピラ父:「返して来い。」
卵3パックを子供に返しに行かせて1パックのみを奥さんに買わせて去っていった。
なんという失速。もう少し主張してもいいんじゃないの、チンピラ父さん。
おもしろいのはこれからでしょう。あなたは全てが正しかったよ・・・
店側が「すみません、表現が間違っていました。」とか
「多くのご家族に安い値段で提供させていただきたいのでご理解を」とか、
ごくごく普通のやり取りをすれば良かっただけのこと。
納得いかない私は家に帰り、買った卵などを冷蔵庫へ入れもう一度同じ店へ。
たくさん売れ残っている卵を一パックかごに入れレジで精算。
同日、しかも5分以内で2パック目ですが、普通に買えましたよ。
さっきの茶番劇は何だったんでしょうね。
劇団の人が店を盛り上げるためにやった寸劇か?
店側は売れるはずの卵4パックが1パックしか売れず、
卵4パックが欲しかった一家は1パックしか買えず、
店には安売り卵がたくさん余っている・・・
いったい誰が得したんでしょう?
たぶん、普段より安い値段で2パック買った私が一番得したんでしょうね。
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