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2013年01月11日

とある総合病院でアルバイトをしていました 8

20年ほど前の話です。

ある総合病院でアルバイトをしていました。
病院の殺菌や消毒をするバイト。

主に掃除をするんですが、
薬品を使うので殺菌・消毒されていく。

病院にはたくさんの患者さんがいます。当然みんな名前がある。
有名人と同姓同名の人はかわいそうでした。

診察を待っている人や薬を待っている人、会計を待っている人が名前を呼ばれます。
その時、有名人と同じ名前だとどうなるか。


私が病院でよく見たのは、

病院側のアナウンス:
「コイズミ キョウコさーん、コイズミ キョウコさーん、お入りくださーい。」

一瞬にして緊張、興味、その他が入り混じった張り詰めた空気になる。

そしておばあさんがそーと立ち上がり、ドアに向かって歩いていく・・・

その時の待合スペースではヒソヒソと本人に聞こえないように、
「なんだよ!(怒)」「ふざけんなよ(怒)!」
「何がコイズミ キョウコだよ!(怒)」
「てめぇがコイズミ キョウコだと?(怒)」

そして嘲笑。

診察に来たコイズミ キョウコさんというおばあちゃんは何も悪くないのに


そのほか、タカハシ ヒデキさんウエダ マサキさんもよく来る患者さんで。
しょうがないじゃない、多い名前なんだから。


周りは勝手なもんです。


ちなみに私は、この病院とは関係ないですが、
これまでに5人のスズキ ケイコさんと会いました。
posted by コバヤシタッキー at 07:13| その他

2013年01月10日

とある総合病院でアルバイトをしていました 7

20年ほど前の話です。

ある総合病院でアルバイトをしていました。
病院の殺菌や消毒をするバイト。

主に掃除をするんですが、
薬品を使うので殺菌・消毒されていく。

作業をしていると、自然と看護婦さんたちと会話したりして、
結構仲良くなったりしてました。


当時は看護婦って言っていたけど、
いつから看護士という言い方が定着したんでしょうね。
まあ、それはいいとして。ここでは当時の言い方で。


その病院では(どこもそうなのかもしれませんが)
ほとんどの看護婦さんたち、
数ヶ月〜1年くらいで受け持つ病棟が変わります。


外科病棟から内科病棟へ移る、みたいな感じ。

ある看護婦さんが言ってました。

「私、今、小児科病棟にいるんだけど、他の病棟の看護婦はひがんでる。」

理由は、みんな小児科が楽だから小児科に行きたいのだと。
高齢者の寝たきりの方が集まる病棟や重病患者が集まる病棟は大変だから、
一番楽な小児科の看護婦は数ヶ月したら重病患者の病棟に移るべきだ、と。


小児科病棟の看護婦は言うのです。

「子供達は自由に咳をする。だから私たちにも風邪が移る。
小児科病棟が一番大変だ。他の人に任せるなんて無責任。移らない。」と。
とにかく小児科病棟に残りたいのです。

小児科病棟に行きたい人と、小児科病棟から離れたくない人の争い。

私としては、
『だからみんな数ヶ月〜1年くらいで病棟が変わる、
というルールになってるんじゃないですか?』
というところに落ち着くんですが、
女同士の、相手がいないところでの激しい罵り合いはなくなりません。

確かに看護婦さんは激務です。
ものすごく大変なのは近くで見ていてよく分かります。

正直、小児科病棟の看護婦さんたちは毎日イキイキしていて、
寝たきりの方や痴呆症の方が集まる病棟や
治る見込みが高くない重病患者の病棟の看護婦さんたちは
憔悴しきっているように見えましたね。

今も看護士さんの数が日本全国で足りてないでしょう。
大変な病棟には人数を増やすなど、一人当たりの負荷を減らさないと、
こんな大不況下でも志望者は増えないでしょうね。

今はいくつかの病院で
海外からの『出稼ぎ』労働者を受け入れ始めているそうですが、
それだけで問題解決とはいかない。
新たな問題も出ているかもしれない。

現場を知る人が政治的判断をしなければ現状が改善されません。
ということは政治的判断を下せる人は、一刻も早く現場を知るべきですね。

偉い人のみなさん、現場を知ってください。
posted by コバヤシタッキー at 09:19| その他

2013年01月09日

とある総合病院でアルバイトをしていました 6

20年ほど前の話です。




ある総合病院でアルバイトをしていました。

病院の殺菌や消毒をするバイト。




主に掃除をするんですが、

薬品を使うので殺菌・消毒されていく。




アルバイトには○○館大学の学生が何人かいました。




その○○館大学の学生たち、

私をいじるのが面白いらしくて。




「大学にも行かず1日中こんな仕事してるの?地味だね〜!(爆笑)」

「人生楽しい?(爆笑)」

「1日中これやってんの?稼いでるな〜!使ってあげるよ!(爆笑)」




彼らに大学は楽しいかと聞くと、

「まあ、それなりに。」




そんなある日、高校時代の勉強の話になりまして。

ある一人が信じられないことを。




「俺、推薦で入ったからほとんど勉強してない。」




私が卒業した高校にも推薦枠はいくつもあり、

推薦されるためにかなり勉強してたけど。

○○館大学枠はなかったなぁ。

まあ、そういうもんか、と思っていたら、




「古文のテストでさぁ、いつも2択問題があるんだよ。」




え、2択?




「左側に絵、右側にタイトル。」




何の話だ?




釣竿持った男が亀にまたがってる絵と、」




まさか・・・




切られた竹の中に女の赤ちゃんが描かれている絵があって、」




ということは?




「右側の選択肢は、『浦島太郎』『竹取物語』。」




これが高校の古文のテスト?




「これでもほとんどのヤツは分からない。けど、俺は裏技知ってたから。」




2択で裏技?




「選択肢をつなぐ線をクロスにすれば、だいたい合ってるから!」




それが裏技ですか・・・




「間違えるヤツはこの裏技を知らねぇんだよ!(爆笑)」




・・・・




「しかも、毎回自分の名前の漢字を間違えるヤツも結構いるから、」




・・・・




「俺、成績良かったから、簡単に○○館大学の推薦を取れた!」





なんとその彼、高校では生徒会長だったのだそう。





○○館大学の近くの総合病院。

その彼が卒業した高校だか中学も近くにあり、校名に『犬』の文字。

大学名、病院名、校名、分かる人には分かってしまいますね。

小田急線沿いです。

地元の人なら上記の選択肢の件で確信が持てるのでは?





その彼、就職する時、工場の作業員になるため何社も受けて、

結局すべてに落ちて消息不明に。

開発部ではありません。製造ラインの作業員。

パートやアルバイトと同じ製造ラインの作業員になれなくて。





その彼をはじめ、アルバイトに来ていた○○館大学の学生たち、

自分が何を学んでいるのか分からないのだそうで。

そして何を学ぶ学部なのかも分からないのだと。

それでなんと4年で卒業





君たちは文学部の学生だったんだよ。卒業できるんだね・・・





20年ほど前、90年代前半。

文学部出身で工場のみを何社も受けて作業員になれなかった大卒君。

こういう人たちに毎日いじられてました。




「高卒のお前はお先真っ暗。俺達は大卒だから一生安泰。」なんだと。

今頃どうしてるのかな。

posted by コバヤシタッキー at 07:20| その他
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