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2013年01月10日

とある総合病院でアルバイトをしていました 7

20年ほど前の話です。

ある総合病院でアルバイトをしていました。
病院の殺菌や消毒をするバイト。

主に掃除をするんですが、
薬品を使うので殺菌・消毒されていく。

作業をしていると、自然と看護婦さんたちと会話したりして、
結構仲良くなったりしてました。


当時は看護婦って言っていたけど、
いつから看護士という言い方が定着したんでしょうね。
まあ、それはいいとして。ここでは当時の言い方で。


その病院では(どこもそうなのかもしれませんが)
ほとんどの看護婦さんたち、
数ヶ月〜1年くらいで受け持つ病棟が変わります。


外科病棟から内科病棟へ移る、みたいな感じ。

ある看護婦さんが言ってました。

「私、今、小児科病棟にいるんだけど、他の病棟の看護婦はひがんでる。」

理由は、みんな小児科が楽だから小児科に行きたいのだと。
高齢者の寝たきりの方が集まる病棟や重病患者が集まる病棟は大変だから、
一番楽な小児科の看護婦は数ヶ月したら重病患者の病棟に移るべきだ、と。


小児科病棟の看護婦は言うのです。

「子供達は自由に咳をする。だから私たちにも風邪が移る。
小児科病棟が一番大変だ。他の人に任せるなんて無責任。移らない。」と。
とにかく小児科病棟に残りたいのです。

小児科病棟に行きたい人と、小児科病棟から離れたくない人の争い。

私としては、
『だからみんな数ヶ月〜1年くらいで病棟が変わる、
というルールになってるんじゃないですか?』
というところに落ち着くんですが、
女同士の、相手がいないところでの激しい罵り合いはなくなりません。

確かに看護婦さんは激務です。
ものすごく大変なのは近くで見ていてよく分かります。

正直、小児科病棟の看護婦さんたちは毎日イキイキしていて、
寝たきりの方や痴呆症の方が集まる病棟や
治る見込みが高くない重病患者の病棟の看護婦さんたちは
憔悴しきっているように見えましたね。

今も看護士さんの数が日本全国で足りてないでしょう。
大変な病棟には人数を増やすなど、一人当たりの負荷を減らさないと、
こんな大不況下でも志望者は増えないでしょうね。

今はいくつかの病院で
海外からの『出稼ぎ』労働者を受け入れ始めているそうですが、
それだけで問題解決とはいかない。
新たな問題も出ているかもしれない。

現場を知る人が政治的判断をしなければ現状が改善されません。
ということは政治的判断を下せる人は、一刻も早く現場を知るべきですね。

偉い人のみなさん、現場を知ってください。
posted by コバヤシタッキー at 09:19| その他
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