アフィリエイト広告を利用しています

2019年08月17日

冬虫夏草調査隊その1

黒松内ブナセンターのイベント「コケさんぽ」や「北限のブナ林ではじめる粘菌生活」へ
参加してきたのですが、私は町内在住ですのでブナセンター職員の調査へ同行したり、
お手伝いをする「ブナさぽ」のメンバーに登録しています。
ブナ林の遊歩道の草刈りなどに参加しても、ブナについて色々学べるのでかなり楽しくお手伝いできます。
今回、「冬虫夏草の調査」というマニアックで興味をそそる調査があるとのことで、
8月15日、添別ブナ林への調査に参加させていただきました。

はじめに冬虫夏草とはどのようなものか、色や形はどんなものか、基本的なことを教わり探し始めます。

冬虫夏草とは、「虫(クモなども含む)を宿主として、虫から生えるキノコ」。
キノコだったのかっ!
中国なんかでは漢方の生薬として用いられていて、お値段もすごく高いと聞いたことがあります。
しかし日本で見つかる冬虫夏草にはそのような価値は無いらしい。
その辺の詳しいことはまた調べてみます。

間違えやすいキノコなんかも多いのですが、とにかく怪しいものを発見したらチェックです。

早速発見!と思いましたがこれは別物、ナギナタダケかな?
IMG_7804.JPG

冬虫夏草はもっと表面が粉末のように粉っぽくなっているか、ツブツブしているようです。
またしばらく探していると、それらしいのを見つけました。
ルーペで見なければわからないですが、私の場合はコケや粘菌観察で活躍した
スマホにマクロレンズという武器があります。w
IMG_8588.JPG

ツブツブしてます!
そうこうしていると他からも見つけたと声が聞こえ、見に行くと同じ感じのものです。
数歩歩いた先にも、いっぱい生えていました。
IMG_7799.JPG

IMG_8593.jpg

冬虫夏草発見ですっ!w
この地上に見えているのは子実体と呼び、ここから菌がばらまかれます。
この形は「サナギタケ」または「エゾコガネムシタケ」ではないかとのこと。
何から生えているのか調べないと詳しいことはわかりません。
ということで、慎重に掘ってみます。
冬虫夏草は宿主となっている虫から細長く生えており、それがどのくらいの長さで、
地中の深さもどのくらい深い場所から生えているのかわかりませんので、
注意しないと宿主と子実体を切り分けてしまうことがよくあるそうです。
この切ってしまうことを「ギロチン」と呼ぶらしい...

とにかくなんとか掘り起こしてみました。
写真右の白くなっているのが宿主と思われますが、もっと土を取ってあげないと何かはわかりませんね。
ここから先は容器に入れて持ち帰り、ゆっくり丁寧に土を取っていく作業になるようです。
IMG_8589.JPG

少しすると林の奥から新たな発見との知らせが聞こえます。
行ってみますと、コナコナしてそうな新たな形の冬虫夏草です。
IMG_8594.JPG

朽ちた倒木から生えており、慎重に周りの木を崩し掘っていきます。
IMG_8597.JPG

木屑で見えにくいですが、蜂のような宿主です。
これは絵や図鑑なんかで見る、まさに冬虫夏草!!
IMG_8599.JPG

木にとまった蛾や、コガネムシの体の周りに白い菌が...
これは「ボーベリア」呼ばれる、生きている虫に取り付いて栄養を奪い死に至らしめるというもの。
冬虫夏草の部類には入らないと言われていましたが、近年ではそうでもないらしいとのこと。
詳しくはまた調べてみます。
IMG_8621.JPG

IMG_8601.JPG

まさか冬虫夏草がこんなに見つかるとは思いませんでした。
林に入って50mほど進むのに1時間...w
子供の頃のように夢中になって地面を這いずり回るのもたまには良いものです。w


Clickamazon-100.jpg ClickYahoo-100.jpg ClickRakuten-100.jpg




↑この記事を気に入って頂けましたらポチッとお願いします。


2019年07月31日

ちょっと気持ち悪いが興味津々「粘菌」

毎月黒松内ブナセンターで行われている「観察会」。
先月は「コケ」の観察で、非常に楽しい思いをしました。
今月は「粘菌(ねんきん)」の観察です。

粘菌.....ネバネバしたカビのようなもの?? なんか気持ち悪そう...と勝手な想像をしてしまいますが、
わからないことは参加すれば解決するはずですので、7月21日に行われた観察会に参加しました。
当日は粘菌写真家の「新井文彦さん」が講師として私たちを迎えてくれました。

新井さんはキノコや粘菌の本を多数出版されています。
AMAZONで見る
楽天で見る


添別ミニビジターセンター内にて新井さんによる「粘菌」とはどのようなもので、
どのような場所で見ることができるかなどなど、写真や動画を使っての解説を受けて、
粘菌への探求心がふつふつと湧き上がってきます。
その後、外に出て添別ブナ林で実際に粘菌を探して観察しました。

このような朽ちた木なんかをよ〜く見ると...
IMG_7746.JPG

当日はブナセンタースタッフの皆様が写真が撮りやすいようにLEDライトを当ててくれました。
IMG_7745.JPG

しゃがんでよーく見ると、なんかいましたw
IMG_7743.JPG

どんどん添別ブナ林の奥へ進みます。
IMG_7764.JPG

この日見かけた粘菌を一気に貼ります。

ヘビヌカホコリ
IMG_7751.JPG

IMG_7752.JPG


キフシススホコリ
IMG_7782.JPG


茶色で長いのが、コムラサキホコリ。
グレーに見えるのが、シロウツボホコリ。
IMG_7870.JPG


ホソエノヌカホコリ
IMG_7788.JPG


アメーバ状の状態の粘菌を発見。
時速数センチというスピードで動いています。
IMG_7840.JPG

IMG_7839.JPG


ちょっと歩いただけで、結構見つかるものです。
今まで本当に目に留めてなかった小さな小さな生物。
粘菌はその姿や色を刻々と変えるものだということで、
パッと見て名前が出てくるには相当時間がかかりそうですが、
これまたコケに続いて登山などでの足止めの一つになりますね。w

今回もコケの時と同様、撮影にはスマホとクリップ式のマクロレンズを使いました。
初めての参加ですので、とにかく歩きやすく簡単に撮影できるものと言ったら、
今の時代はスマホでしょう。w

Clickamazon-100.jpg ClickYahoo-100.jpg ClickRakuten-100.jpg

新井さんやブナセンタースタッフの皆様は、オリンパスのカメラを使っていました。
全員が同じメーカーなので、偶然なのか聞いてみましたら、なんと、
顕微鏡モードというのがあるので、オリンパスのカメラを使っているとのこと。
なるほど、さすが顕微鏡の老舗メーカー。
...欲しくなるではないか...



↑この記事を気に入って頂けましたらポチッとお願いします。


2019年07月22日

玉葱?ラッキョウ?目玉おやじ??ギンリョウソウの実

最近は曇りや雨の日が続き、夏なのに肌寒い日が続いています。
天気が悪い日は外へ出ることは無いので、そういう日が長く続くとさすがにストレスがたまってきます。
しかし、今年は「コケさんぽ」に参加して雨の日こそ最高!という楽しみを覚えました。w

コケ観察は大雨で無い限りいつでも気軽に行けるので、今回もそのつもりで出かけたのですが、
忘れていたことを思い出しました。
「ギンリョウソウとアキノギンリョウソウ」で書いた、それぞれの実の写真を撮るということです。
時期的に遅いかもしれませんが、ちょっとでも残っていればと、「ブナの小道」へ行ってきました。

花の時期に見つけた場所へ行くと、ありました。
丸く膨れた液果
IMG_7832.JPG

IMG_7834.JPG

たくさん集まっていたところも...
「目玉のおやじ」みたいで可愛いですね。w
IMG_7668.JPG

IMG_7664.JPG

じっと眺めていると、この丸い液果を触りたくなってきます。
液果という名前からすると中に液体が入っていて、力加減を間違うと実を潰してしまうのではと、
恐る恐る触ってみると、かたっ!
玉ねぎのような、ラッキョウのような硬さでした。
IMG_7653.JPG

IMG_7655.JPG

この果肉を昆虫などに提供して、種子の散布につなげているのですねー。
虫に食われているものも多く見受けられました。

さあ、次は「アキノギンリョウソウ」の刮ハを撮影しなければ。^^;



↑この記事を気に入って頂けましたらポチッとお願いします。






2019年07月03日

歌才ブナ林の別コースを散策

天気予報では暫く曇りや雨が続くようでしたので、ちょっとの晴れ間に歌才ブナ林へ行ってきました。
いつもは歌才ブナ林駐車公園から入るのですが、今回は歌才森林公園から入ります。

昨年の歌才ブナ林その1
昨年の歌才ブナ林その2

歌才森林公園内の道を歩くだけでも鳥たちの鳴き声が響き、様々な植物も観察できて、
気持ちよく散策が楽しめます。
IMG_7218.jpg

軽い丘のようになっていますので、高いところまで行くと展望良く景色も楽しめます。
写真中央尖って見える山は黒松内岳
IMG_7419.jpg

高い位置まで登ると展望台の跡があり、歌才ブナ林の入口までの道を「展望台コース」と呼びます。
ここから歌才ブナ林へ向かう道へ入っていくわけですが、付近には綺麗な白い花が咲いています。
IMG_7222.jpg

大きな木にも沢山.....
あれ?これって.....ウルシじゃない?
いやいや、この花はツルアジサイ(ゴトウヅル)です。
IMG_7242.jpg

先へ進むと、ひえぇぇぇぇぇ!
以前書きましたが、私はウルシに弱いのです。><
しかし、これも全てツルアジサイ。
花が咲くと見ごたえある道になりそうです。
木に巻きつくツタ状のものは全てウルシに見えてしまうという、
幼い頃にかぶれて大変だったことがトラウマとなってしまっているのですね。
IMG_7244.jpg

先へ進み、歌才ブナ林へ続く入口へ。
ここから歌才ブナ林の入り口まで約1kmあり、徐々に森の中へと下っていきます。
IMG_7247.jpg

少し歩くと大きなブナの木が現れます。
IMG_7275.jpg

見上げるとなんともカッコいい木ですね。
IMG_7279.jpg

木の根元を見ると、当たり前のようにコケが.....
コケというと、先日の「コケさんぽ」で色々学んだばかりです。
IMG_7283.jpg

早速しゃがみ込んで撮影開始。w
IMG_7284.jpg

IMG_7292.jpg

たくさんの「凵iさく)」の中になにやらサナギのようなものが地面に立っていました。
地中から這い出してきて羽化したのでしょうか、これまた調べなきゃなりませんね。w
IMG_7294.jpg

先を見ると階段一段ごとにコケがぁぁぁ。w
この先暫く地面ばかりを見ながら歩くことになります。
IMG_7308.jpg

石の上に広がる自然の造形。
見事ですね。^^
IMG_7334.jpg

そうこうしているうちに、いつも通る「トドマツコース」と合流。
しかし、けっこうな時間を費やしてしまいました。
IMG_7341.jpg

IMG_7343.jpg

看板にあるとおり、90mほど歩くと歌才ブナ林入口です。
IMG_7398.jpg

IMG_7397.jpg

歌才ブナ林へ入ると始め登りが続きますが、登り切った後の道が綺麗で気持ちよく感じます。
IMG_7359.jpg

中間くらいにブナの巨木があります。
見事な佇まいに誰もがカメラを向けるでしょう。
広角レンズや魚眼レンズ必須です。
IMG_7365.jpg

IMG_7368.jpg

IMG_7370.jpg

IMG_7376.jpg

ギンリョウソウ発見。
そろそろ見ごろも終わるころですね。
IMG_7391.jpg

歌才ブナ林終点。
普通なら1時間程でたどり着けるようですが、今回は1時間半かかりました。
コケのせいだ...w
IMG_7382.jpg

緑豊かな森の中をゆっくりと散策、けっこう運動にもなりますし、お勧めのコースですよ。
そうそう、帰りは下った分ひたすら登ることになりますので、お忘れなく。



↑この記事を気に入って頂けましたらポチッとお願いします。






2019年06月29日

久しぶりの探険だったのだが...

時間のある時などはよく地形図なんかを見て楽しんでいます。
今はwebで見ることができるので大変便利ですね。
冬の間に地形図を見ていて、私の住む場所の近くに複数の滝がある沢を見つけました。

2019-06-25-sannosukegawa.png

しかも林道の近くに。
早速ネットで色々調べましたが、近くの沢の情報はあれど、ここの沢や滝の情報は何も得られません。
滝を目指した諸先輩方が見逃すはず無いと思うのですが、もしやの見逃し?
これは行くしかないでしょう。w
で、雪が溶けたら行こうと思っていました。

ここまでで、気がついた方も多いと思いますが、この地形図の丸の部分の記号は、滝ではなく堰の記号です。
拡大してみると分かりますが私は小さい表示のまま見ており、
近視+乱視+老眼という視力で、滝だと早合点していたのです。

堰.png

滝.png

見間違えているということに気づいていない私は、
雪が解けたこの時期、時間ができたので準備を整え行ってきたわけです。

車で1時間近く林道を走り、地形図とにらめっこしながら入渓地点を探します。
IMG_7196.jpg

林道が沢をまたいでいる場所から難なく入れました。
IMG_7197.jpg

遡行開始。地形図からするとそんなに時間はかからないでしょう。
IMG_7199.jpg

倒木とそこに詰まった小枝や葉。こういうのを見るとちょっとワクワクします。w
IMG_7203.jpg

登ること10分...あら?
IMG_7204.jpg

堰堤かいっ!!
IMG_7207.jpg

この瞬間、全てのやる気をなくしました。
機械的に引き返し、帰宅。
そのままパソコンに向かって再確認。
どうりで滝情報が無いわけです。w

情報はどんなものでもちゃんと確認しないといけませんね。
これも戒めの為書きました。



↑この記事を気に入って頂けましたらポチッとお願いします。




↑このBLOGを気に入って頂けましたらポチッとお願いします。

検索
最新記事
最新コメント
写真ギャラリー
タグクラウド
ファン
カテゴリーアーカイブ
日別アーカイブ
プロフィール
中瀬りあの(110Laboratory)さんの画像
中瀬りあの(110Laboratory)
何にでも興味があり、挑戦するが上手くはない。 基本ヘタレ。
プロフィール
<< 2024年11月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30