雪が溶けてから現在までキャンプばかりしていて、ちょっと運動不足を感じています。
6月に入り山に残っていた雪も見えなくなり、北海道の山も続々と山開きしていく時期となったので、
近場へ登山にでもと考えておりました。
運動のためとはいえ、せっかく山に登るなら他にも何かしたいところ。
いつもはカメラを持って、いろいろと目に入った植物や昆虫、景色などなど撮りながら登っていますが、
今回は余計な光の無い山頂で星の写真を撮ってみようと考えました。
夜中に山頂に居なければいけないということは必然的にキャンプ状態となりますので、一石二鳥で楽しめる!
しかし...山頂でテント張っても良いのだろうか?
調べてみるとその山次第で色々のようです。
今回登るのは黒松内岳ですので国有林内となり、後志森林管理署へ確認しました。
以前滝を目指した遡行の際に各管理署へ確認したのですが、その時とおなじく、
国立公園などのような特に指定の無い国有林内は、
徒歩での立ち入りも、テントを張ることも特に禁止していないとの返答です。
当然、起こる全てのことは自分の責任で対処することとなりますけどね。
ということで準備を進めるのですが、
今回は普段の登山道具以外に、星の撮影の為のカメラや三脚、テント等のキャンプ道具が必要です。
一通りパッキングしてみると60リッターザックに詰めて22kgとなりました。
さらに山に泊まるのでいつも以上のヒグマ対策も必要です。
私の場合、熊よけの鈴2種類(複数ぶら下げた方が効果的という説があるため)、
森林香(虫除けも兼ねて匂いで私の存在を知らせる)、
おもちゃのピストル(大きな音で存在を知らせる)、
スマホでのラジオアプリ(宿泊時存在を知らせつつ寂しさも紛れる)を用意しました。
今後ラジオは携帯ラジオの方が良いでしょうね。
準備ができたらあとは何時登るか、5月末から天気予報を細かくチェックしていました。
星を撮るので新月近くの晴れの日、山頂に泊まりたいので風の弱い日、その二つが揃えばあとは仕事の都合。
今年のこの時期いつもより雨が少なく、意外にも早くに良い日がやってきました。
6月3日〜4日にわたる新月の日に黒松内岳へ登ることに決定。
当日15時に登山口から登山開始。
いつもと違う角度から光が当たっているため、写真が...
入山届を見ると、思った通り私以外に誰も登っていないようです。
4合目と5合目の間にある太く大きなブナの倒木を越えるために設置されたロープが、
新しいものに交換されています。
いつも登山道のメンテナンスをしていただいている銀龍草の会有志の皆様には感謝です。
7合目まで1時間、今回は荷物が重いのでもっと時間がかかるかと思っていましたが、
予定より速い!私すげーw
7合目付近から見る山頂が逆光で影になっています。
普段は見ることのない山の光景にしばし見惚れました。
8合目、9合目の急斜面に設置されているロープも新しいものに変えてあります。
重ねて銀龍草の会の皆様に感謝いたします。
ありがとうございます!
7合目から頂上までは写真を撮りまくったこともあり1時間ほどかかってしまいました。
さすがに荷物が重く感じたことも原因ですので、もっと軽量化することを今後の課題とします。
17時に山頂到着。
この時間、ほかに登ってくる人もいないでしょうから、すぐにテント設営にはいります。
山頂は狭いので、張れる場所はほぼ決まってしまいます。
テントを張り終えた頃には、景色は雲海。
これは予想外に嬉しい出来事です。
奥に羊蹄山とニセコ連山。
内浦湾方向。左奥にかすかに駒ケ岳が見えます。
大平山
食事をゆっくり楽しみたいところですが今回はこれでw
星を撮るのがメインですので、食事を早めに済まして撮影の準備をします。
日が落ちて暗くなると満点の星空です。
雲海の下から町の灯が淡く見えるのも幻想的ですね。
羊蹄山の周りが明るいのは倶知安町の明かりでしょうか。
撮影しながら星を眺めていたわけですが、まもなく夏至となる時期ですので、
3時には明るくなりだします。
星を撮れるのは6時間も無いでしょう。
そう考えると、寝てる暇はないですねw
次回はテントではなくタープみたいな簡単な幕と地面に敷くシートだけでよいかな。
せっかくなので、タイムラプスなんてのも撮りました。
久しぶりの設定でミスなんかもありましたが、なんとか撮れてよかった。
ちょっと気になってポケモンGOを起動してみました。
すると、登山道が反映されている!
びっくりですw
しかも3匹もポケモンがいるし。
私の家では全く現れないのに.....w
日の出は4時、夜通し星を撮って明るくなると今度は朝日を狙います。
あーやっぱり寝てる暇はないやw
今回、登山と星空撮影とキャンプを同時に楽しもうという挑戦でしたが、結構楽しめることが分かりました。
荷物の軽量化をもっと進めると、さらに楽しめそうですので今後も挑戦したいと思います。
↑この記事を気に入って頂けましたらポチッとお願いします。
2019年06月05日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8863915
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック