2021年02月18日

授業料

私立の学校では、授業料をいただいて運営している。
だが、保護者の中には財政的に厳しい方もいて、大抵何人かの方が、滞納になり、入金催促を受けている。

いちばん問題なのが、卒業間際の滞納である。

私立学校では、学納金が滞納されていると卒業証書を渡すことができない。
無情のようだが、法的にはそのようになっている。

私もかつて努めていた学校で、高3を卒業させる際に、滞納であることを知らされ、私自身が払おうとまでした経験がある。
生徒のことを考えたら、そうした思いが湧いてきたのである。

私立学校で系列高校がある場合の中3では、さらにややこしくなる。
卒業証書を渡せないということは、中学校の卒業を認めないということになり、そうすると宙ぶらりんの状態になって、高校進学もできなければ、公立に転校することもできない。
公立では、すでに卒業状態になっているので、卒業式を終えた3月に籍を置くことすらできなくなるのだ。

今回の生徒は、夫婦が離婚。父親が学費を払う約束になっていたが、仕事がうまくいかず滞納。そこで母親に連絡したが、「私は出せません」と、ややこしいことになった。親権は母親が持っている。

選択肢は二つ。父親ないし母親が滞納分を納入するか、2月末で公立中に転校するか、である。転校した場合、相手校に迷惑がかかるが、卒業は認められることになる。ただし、高校進学では、困難をきたすだろう。

父親と母親がお互いに責任をなすりつけ合い、子供を犠牲にしてしまった状況になってしまった。

子供の方は、そんな状況を知る由もなく、そのまま系列の高校に進学するつもりでいる。

当然高校へ進学しても学費問題は消えるわけでないだろう。

中学までは義務教育なので、親は教育を受けさせる義務を負う。
その責任を果たさなくてはならない。

財政的にきつくても、何とかしなくてはいけないのが親だ。

その苦労はいずれ子供も知ることになるだろう。

そうやって子供は成長していく…。
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