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2018年10月22日

水かけ合戦

掃除時間後、2階にある中学2年生のあるクラスでは、窓際にいたカメムシを、霧吹きで退治しようとしていた。

すると、上から水滴が落ちてきた。どうやら3階の高校生2年生の教室から水が垂れてきたらしい…。

中2は、高校生がわざと水を垂らしたと考えた。
だから、霧吹きをジェットにして、窓から乗り出し、3階の教室へ飛ばす。
しかし重力には逆らえないので、なかなか水は上まで届かない。

ところが、高2でも、同じようにカメムシ退治のために、水を吹きかけていたのだ。

つまり、中2は高2から水を掛けられたと勘違い、それに応戦するために水を飛ばしたのだ。
そのうち、その様子に気づいた高2の生徒は、今度は中学生から挑発されていると勘違い。

水かけ合戦は、お互いが水を飛ばし合う状態へと発展する。
そのうち、お互い挑発の言葉も飛び交い、一気に戦争状態に陥った。

中2の後輩から謂われのない攻撃をされた高2は、いよいよ頭にきて、バケツごと水をぶちまけた。
その一部が、窓から中2の教室に入り、教室は水浸しになった。

そこを先生に発見される。

中2と高2は、昨年の降雪時にも、雪玉を当てだの、当てられただののトラブルがあり、今回のメンバーはその再燃でもある。

高2から見ると、生意気な中2。
中2からすると、性格の悪い高2。

お互いがそんな思いで、対峙している。

幸い階をまたいでの戦いで、乱闘騒ぎにはならなかったが、状況によってはそうなってもおかしくはなかった。

お互いの行動や思いを想像できない、思いやりのなさが、こうした事件を招く。

相手を嫌だと思えば、相手からも嫌な思いで見られるのだ。
自分の立場のことしか考えられないから、相手が見えない。
相手の行動を客観しできないし、行動からその思いも想像できないのだ。

幼さ故の悲しさとも言える。

しかし、よく考え見れば、こんなことは大人の世界でも起こっている。
お互いが自分のことしか考えていないから、相手の行動が見えない。
何を考えているかも分からない。
立場に立って、冷静に考えれば分かることも、間違った判断をして、誤解してしまう。

すべては自己中心的な考えから来ている。

水かけ合戦で、社会の縮図をみたような気がした。












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