2020年02月04日

反抗期のY君

中3にY君がいる。
心臓に疾患があり、入学当初、一切の運動が禁止であったため、中1、中2と私が担任をすることになった生徒だ。

今はY君も、状況が改善し、他の生徒とほとんど変わらない日常生活を送ることが出来ているのだが、最近、やや甘えの心が芽生えてしまったようだ。

まず、いろいろな場面で、与えられた仕事から逃げるようになった。
また、クラスでの学習会にも参加しない。
そんな風だから、勉強に対する取り組みも、あまり積極的ではない。

中2の前半までは、母親にべったり、だったので、少し遅れた反抗期とも言えるだろう。

担任も手を焼いており、先日も、私の数学の授業中をまるまる使って、説教をしていた。

これまで、すべてにおいて健康を優先し、わがままをすべて聞いてしまったことへの、ささやかな抵抗。大人への階段とも言える。

皆と同じに活動できなかったことは、苦しく悲しかったに違いない。
インフルエンザが流行れば、母親が長期にわたって学校を欠席させたりもした。
親は、子供を守るために、ありとあらゆる手段を講じたのだろうが、それを子供は、「愛」とは思えず、「抑圧」や「管理」と感じていたのかも知れない。

それと、思春期の反抗期があいまって、今のY君がある。

「今が、自立の時だ。早く目覚めよ。早く気づけ…。」
と、私は祈るようにして彼を見ている。

ある意味、時を待つしかあるまい。
つまり、彼自身の成長を待つのだ。

中学の卒業式までに、吹っ切れる、かどうかは分からないが、今は見守る時期だ。

ふと、「私が担任だったらどうするかな…」、と考えてみた。

たぶん、抵抗しようが、反発しようが、厳しく叱って、当たり前のことを当たり前にやらせるのだろう。

それが良いかどうかは分からないが、以前の私だったら、必ずそうしていたはずだ。

「今は見守るしかない」、などと他人ごとのように思えるのも、クラスや学年を離れたからだ。

少しおおらかになった。
だが一方で、少し無関心にもなっている。




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