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posted by fanblog

2018年01月28日

映画「クラッシュ」の感想…良い映画、ドキドキするし泣ける…透明のマントの展開は好きすぎてスマフォの待ち受けにしちゃった。

今日は映画「クラッシュ」の感想です。

以前、映画「素晴らしき哉、人生!」の感想でも書いたのですが、

今年は過去の名作を意識して観たいなと思っています。

今回もレンタルショップにてアカデミー賞受賞作のコーナーから選びました。

という訳でレンタルDVDで字幕スーパーでの鑑賞です。



映画「クラッシュ」は日本公開は2006年のポール・ハギス監督作品。

ポール・ハギス監督は映画「ミリオンダラー・ベイビー」や、

映画「硫黄島からの手紙」などの脚本を手がけていますが、

なんとこの作品が初監督作品…凄い人ですね。


最初にも書きましたがアカデミー賞のコーナーから借りたタイトルで、

この作品は第78回アカデミー賞作品賞を受賞。

アカデミー賞を受賞してれば良いって物でも一概には言えないけど、

先に書きますが、この映画は観る価値あるって強く思う。


いつもは映画のあらすじを簡単に書いていますが、

主に差別などの様々な人間を描いた作品で、

誰が主人公って訳でもなく、物語ってタイプの映画ではありません。

ある殺人事件が発生、こから1日前から、

さまざまな人々の係わり合いなどを描いています。


黒人刑事グラハム・ウォーターズを演じるのはドン・チードル。

ホテル・ルワンダでポール・ルセサバギナ役を演じた彼ですが、

今回も良い味を出しています。

白人で人種差別主義者のジョン・ライアン巡査を演じるのはマット・ディロン。

最低の男なんだけどそんなアイツも色々悩んでいるというキャラ。

そしてしっかりとした見せ場もあります。

黒人テレビディレクターのキャメロンを演じるのはテレンス・ハワード。

数々の映画に出演しているベテラン俳優。

後ほども触れますが、この映画は「差別」が大きなテーマなので、

黒人でなければ成り立たない役であるのと、

ある程度のキャリアがないと説得力がない役だったかなと思います。

カギの修理をする錠前屋のダニエルを演じるのはマイケル・ペーニャ。

映画「ミリオンダラー・ベイビー」にも出ていますが、

個人的にはこの映画の一番の感動シーンは彼だったなあ。

めちゃめちゃ泣きましたよ…あの銃で撃たれる時に子供が助けに来ちゃうところ。

それについてはまた後ほど書きますけど、

とりあえず、それ以降スマフォの待ちうけ画面が、

そのシーンになっているぐらいに好き。

その他、ライアン・フィリップ、ブレンダン・フレイザー、サンドラ・ブロック、

リュダクリス、タンディ・ニュートン、ショーン・トーブなどが出演しています。


さて、映画「クラッシュ」の感想ですが、

すっごい自分には響いた映画でした…号泣です。

久々にこんなけ泣いたなあって。

ストーリーよりも「絡み合う人間模様」に色々考えさせられるタイプの映画で、

ネタバレって感じではないのですが、

何も知らずに観た方が絶対に良いので、

まだ観てない人はストーリーとか情報を入れずに観て欲しいなあ。


映画冒頭の道路にうっすら積もった雪のタイヤ跡が、

ストーリーを知ってからだと切ない…道を外したか…って。

そしてYesterdayと話が始まっていくのだが。


映画のタイトルでもある「クラッシュ」というものが、

人は「ぶつかりあって何かを感じたい」って台詞があって、

その時は意味が分からなかったけど、

一通りこの映画を観ると、なるほどとなる。


この映画が取り扱っているものとして、

「差別」というものがとても大きい。

肌の色だったりする人種差別から、国籍、宗教、職業…などなど。

日本で観ると日本人の自分が観ると、

あまり実感がないのが正直なところなのだが、

アメリカなど海外では深刻な問題だとは知識としては理解できる。


一見成功を収めているような黒人テレビディレクターのもっとも恐れている事は、

「あいつは黒人だと再認識されること」という。

黒人俳優の話し方の撮り直しとかストレスだろうなあ。


この映画は色んなところで「ドキドキ」する仕組みがある。

人種差別が横行するロス、そしてさらに銃社会の恐さ。


黒人ディレクターがとある出来事から妻からも痛いところをつかれ、

さらには黒人の車泥棒に車を取られそうになる。

仲間からは盗まないって言ってたアイツらだったが、

勢いのまま盗もうとするが失敗し、

何故か黒人ディレクターが警察から逃げる形に。

ついに銃を構える警察の前に車から降りる時、

既に出会っていた1人の警官が助けようと厳重注意で済まそうとするが、

車を降りる前に密かに拳銃を腰に忍ばせていたりして、

それはマズいじゃん!って…この後どうなっちゃうんだろうって。

観てる方は「そういう情報」を与えられてるからドキドキしますよね。


もちろん、事故からの救助シーンは本当にドキドキした。

あのシーンはドキドキしながら、なおかつ泣いてしまったなあ。

人種差別主義の最低なヤツなんだけど父親の件で色々抱えていたりして、

さらにあのシーンを観た後だと、

実は良いヤツだなぁなんて思ってしまう。


つまり人間なんて観たとか知った断片でしか人を判断できないので、

「アイツはダメ奴」とか「良い奴」なんてのは、当てにならないものですね。


そうそう、ドキドキもするんだけど、泣けるシーンも多くて。

先ほど書いた救助シーンも良いのですが、

なんと言っても娘がパパを助けようとするところ。

キャストのところにも書きましたが、

今はそのシーンがスマフォの待ち受け画面になっています。

先にパパから銃から身を守ってくれる「透明のマント」を貰うシーンがあって、

「5歳になったら娘に譲って」とか言うんだけど、

なんとなくそのシーンを観て、

「あ…このパパ…絶対撃たれるじゃん」って予感をしていたら、

なんとパパが撃たれそうになったら、

娘が「パパはマント付けてないの!」と助けに飛び出してしまう。

そしてバンと鳴り響く銃声…あのシーンは現状のところ今年一番泣いた。


盗難にあって保険がおりないってのが、

鍵を変えなかった自分の責任だって言われるのは辛いけど、

子供を撃つってのはね…まあ「フェレシュテ」だけど。


アラブ人じゃなくペルシャ人だってのも、

本当にアラブ人だと思われてたから盗まれた訳でも無さそう。

そういう思い込みも悪く影響しちゃいますよね。


そして、黒人刑事グラハムの母親ね。

あいつ酷い親だよなあ。

弟は寝ている間に食べ物買ってきてくれたんだって…俺、俺!

そうか…ボケた…というか親の介護ってのも1つの要素か。


ちゃんとは書きませんが、

結構スッキリとはしない冒頭に繋がるある事件が起きてしまうのだけど、

あの車泥棒の黒人が人身売買の件でとった行動が少しだけ希望が持てるので、

後味をマイルドにしているのは良い感じだったと思う。


そんな訳で、全てが感動できる良い話って訳でもないのですが、

様々な人間模様、まさにぶつかりあう様を観て何かを感じれる映画です。


おっぱいが観れるってのは一言書いておこう。

あと、仏教徒は酒を飲まないって知識と、

ダメな奴に対して「お前は自分を貶めている」と叱るの方法を覚えた。


あ、そうだ、編集方法について、

例えば「ガンショップのドアを開けたら、飲食店からでてくる男」みたいに、

シーンを変える時の前後の動きだったり画がリンクしてる繋ぎ方は良いですよね。

もちろん、多くの映画で使われている編集方法ですが、

こういう繋ぎ方はなんか映画っぽくて好きです。


最後にこの映画、BGMもすっごい良い。

サントラあったら絶対買おうって思ったのだけど、

Amazonで調べたらあった…買っちゃおうっと。

久々にそんな事を思うぐらいに音楽も良い。


本当に多くの人に1度は観て欲しい映画だと思う。

クラッシュ [Blu-ray]




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マツゥオコアトル
思いついた事を羅列。 映画「DETH FOREST 恐怖の森2」みたいなくだらない映画が凄い好き。 映画の感想は基本的にネタバレなしを心掛けています。
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