2019年08月08日
腰の痛みはそれぞれ原因がある 自分に合った6つの腰痛の治し方
腰痛は腰に問題があるだけで痛むだけではありません。
実は他の病気が関わっていたり、普段の生活環境から腰痛を引き起こすこともあります。
今回は種類に合わせた腰痛の治し方を、医師に解説していただきました。
腰痛の3つの原因
腰椎の障害による腰痛
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが代表的で、高齢の女性などには圧迫骨折なども多いようです。
腰部、その付近の神経が刺激され起きる腰痛
尿路結石や婦人科系の病気、胃潰瘍などで腰痛を生じるケースがあります。
原因不明の腰痛
実はこれが最も多く、生活習慣やストレスなどの関与が疑われています。
腰痛の4つの種類
急性腰痛
腰痛の持続期間が4週間以内のものを急性腰痛と呼びます。
痛みは強くても自然に和らぐことが多く、腰のけがやぎっくり腰によるものなどがこれに含まれます。
慢性腰痛
腰痛が3カ月以上続くものは慢性腰痛と呼ばれています。
腰椎の障害や骨粗しょう症、化膿性脊椎炎や脊椎損傷などによって起こることがあります。
心因性腰痛症
ストレスやうつ病などによる心因性腰痛が見られることがあります。
婦人科的な原因
女性の場合、生理の関連や子宮筋腫、子宮内膜症といった婦人科疾患が原因で腰痛が出る場合があります。
腰痛を引き起こす悪い5つの習慣
■猫背など姿勢が良くない
■長い時間同じ姿勢で座ってばかりいる
■布団やマットレスが柔らかすぎる
■片側にのみ重い荷物を持っている
■パソコンの使用など前かがみになっている時間が多い
腰痛を治す6つの方法
骨盤の歪み矯正
骨盤のゆがみ、というのはあまり整形外科など、医療機関で扱われることはない概念です。
しかし、整骨院・整体などではストレッチのような運動を勧められることが多いようです。
血流改善
痛みがある場合は腰の負担の少ない水泳をしたり、ゆっくり半身浴したりして血流を改善することで腰痛が和らぐことがあります。
筋力アップ
筋肉によって腰を支えてあげることで腰痛が楽になることがあります。
腹筋を鍛える運動なども効果があるようです。
生活習慣改善
姿勢を改善したり、座りっぱなしの仕事が多い方は時々立ち上がってストレッチがおすすめです。
あるいはもし肥満などがおありであれば少し体重を落とすことも腰痛改善に役立ちます。
病院
病院で腰痛を治療する場合、受診すべき科は整形外科です。
痛みの強さや持続期間にかかわらず、心配な腰痛が現れたらまず、整形外科で診察、検査を受けて大きな病気がないか確認することになります。
問診や画像検査を行い、痛みを得る薬物療法や理学療法、神経ブロックや心理療法などを行います。
多くの治療は保険適応ですが、かかる期間は個々のケースによって異なります。
民間の施設
整体、接骨や鍼灸、マッサージやカイロプラクティックなど、腰痛の治療をしてくれる民間の施設はたくさんあります。
医療機関でなかなか改善が見られなかったものが、これらに通うことによって改善が見られる場合もあります。
しかし、好みや技術の差も大きくどこが良い、と言い切れるものではありません。
まず、整形外科を受診し、腰痛の原因となるような疾患がないことを確認したうえで、事前に評判や得意分野をリサーチして受診するようにするといいですね。
自分の症状に合った腰痛改善
腰痛を患うと腰がいかに私たちの生活の中の動きに重要か思い知らされます。
自分の症状に合った腰痛の改善をおこない、日常生活をスムーズに過ごしましょう。