もはや現代病とでも言うべき食物アレルギー。厚生労働省の発表によると、食物アレルギーのある小中高生の数は45万人にも上り、10年前の調査から実に12万人も増えている。
そんな子どもを持つ親にとって、外出先での食事は特に気を使うところ。アレルゲンとなる食材を知らずに食べて、アナフィラキシーショックでも起こそうものなら一大事である。
そんな一大事を未然に防ぐための、食物アレルギーに関する情報サイト「ファミリーテーブル」が4月末に開設されたのでご紹介しておこう。
アレルギー対応メニューの有無が検索可能
純粋なアレルギーに関する情報はもちろんのこと、アレルギー対応メニューの有無による店舗検索ができたり、客がアレルギー体質を店側に知らせる携帯型の「アレルギーカード」を印刷できたりといった機能が便利。
国内外のレストランについて、都道府県や店のジャンルだけでなく、「アレルギー情報を表記したメニュー表があるか」「原材料表記がなされているか」といったフィルターをかけての検索が可能で、もちろん住所や営業時間、休日、メニュー内容なども網羅している。
口コミを参考にアレルギー対応の店選びを
もうひとつ、大きなウリが口コミの存在。ユーザーがレストランでの体験談などを投稿することができ、生の声から利用したい店舗を選ぶこともできる。サイト開設から間もないため現状で口コミ情報が多いとは言い難いが、サイトの認知度とともに充実していくものと思われる。
食物アレルギーを持つ親は(もちろん本人も)、この「ファミリーテーブル」を有効に活用してもらいたいものである。
ファミリーテーブル