2019年03月13日
ジムの近くに住むだけでよく眠れる!? 米大学研究
アメリカのオーバーン大学が行った研究で、睡眠に関する新たな傾向が発見された。研究チームは、レクリエーション施設へのアクセスと身体活動が青年時代の睡眠についてどのような影響があるのかを検証するため、平均16歳程度の青年231人を対象に調査をした。
その結果、フィットネスジムや民間の体育館など、レクリエーション施設に近い場所に住む人はよい睡眠をとっているということが分かった。
□日本における睡眠の実態 3人に1人が睡眠に悩みの経験
日本においても睡眠に関する悩みを抱える人は多い。厚生労働省が全国の3〜99歳の6466名を対象に行った睡眠に関する調査によると、睡眠に関する問題で困った経験をもつ人は女性で39.3%、男性で32.4%、全体で36.4%であった。
また現在睡眠に関する問題を抱えて困っている人は女性で20.3%、男性で18.7%、全体で19.6%と、日本人の5人に1人が睡眠に関する悩みを抱えていることが分かっている。
この結果からも、睡眠について悩むことは決して珍しいことではないということがうかがえる。インターネット上にも睡眠に関する悩みについての情報が配信されており、実際にさまざまな解決法をトライしている人も多いのではないだろうか。
□体育館やジムの近くに住むとより良い睡眠が得られる?
今回、研究で明らかとなったのは、レクリエーション施設の近くに住むだけで、良い睡眠を得られる、というものだ。
レクリエーション施設というのは、公的な体育館や多目的広場をはじめ民間業者によるフィットネスクラブなどのことだ。これらの施設へのアクセスが向上することによって身体活動が促進され、身体活動が促進されることでよりよい睡眠につながるからだと考えられる。
今まさに引っ越しをしようとしている方で、睡眠に悩むがいたら、それらレクリエーション施設の近くを選んでみるのも手かもしれない。
□よい睡眠をとるとどんなメリットがあるの?
よい睡眠をとるメリットとしてはストレスを減らしてくれることをはじめ、記憶力や情報処理能力、免疫力の向上などが挙げられる。さらに成長ホルモンや食欲増進ホルモンに影響を与え、美容やダイエットにまでよい効果を及ぼすこともあるという。
人生の約3分の1をも占める睡眠。よい睡眠をとることは、すなわちよい人生を送ることにつながるといっても過言ではない。睡眠の悩みを改善しさまざまなメリットを享受したいものだ。
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