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赤ちゃんの視覚力はゆっくりと成長する 成長環境に気を付けよう

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赤ちゃんには、大人と同じ世界は見えていない。生まれたばかりの赤ちゃんの目は、まだ明かりがぼんやりと見える程度だ。

生後1歳半くらいになるとはいはいをしたり、よちよち歩き始めたりして、動く範囲が広がって活動的に動き始める。この頃になると、大人と同じような世界を見ているようにも思いがちだが、実はそうではないようだ。

新潟大学の視覚研究によると、大人が当たり前のように行う効率よく景色を認識する視線の動かし方の習得にも、長い年月がかかることが分かった。赤ちゃんの視覚力は、ゆっくり発達をしていくようだ。


□動き回るのに必要な視線コントロール力
私たちが歩いたり走ったりして移動すると、目に見える景色も変わり続ける。両目で左右180度ほどの景色が見えているが、実際には、そこにあるものすべてに視線を向けるわけではない。

移動方向の中心に視線を向けて、歩いたり走ったりするスピードに合わせて、移動するために必要な情報を、効率よく認識できるようにピックアップしながら見ている。このような視線の動かし方は、大人であれば誰でも無意識に行うことができる。

新潟大学人文学部の白井述准教授と、新潟国際情報大学の伊村知子准教授の研究グループは、この視線の働きは、何歳ごろにどのように発達していき、まだ動かない赤ちゃんはどのような視線の動きをしているのか、という疑問についての調査をした。


□効率的に視線を動かす大人、ばらつく視線の赤ちゃん
実験には、生後4カ月〜18カ月までの赤ちゃん100名と、20名の大学生が参加した。実験では、多くの点が放射状の軌道に沿って動く動画を、赤ちゃんと大学生の両方に見せた。そして、動画を見ている視線が、いつ、どの部分にどのように動くかを、アイトラッカーという装置で測定し詳細なデータを取った。


実験の結果、大学生はこれまで知られていたように放射状の中心に視線が集中していた。しかし、一方で月齢の低い赤ちゃんほど、進行方法には視線が向かず、むしろ周辺部分に視線が偏ることが分かった。月齢が高くなり1歳半に近くなると、視線はだんだん中心部分に集まり始めるが、大学生と同じ水準にはならなかった。

□赤ちゃんの視線の動かし方は独特
この実験から、はいはいなどで移動できるようになった赤ちゃんでも、大人とは異なる視線の動かし方で、周囲を見ていることが分かった。まだ、見る必要があるものとないものの選択が、できないのかもしれない。

大人であれば当たり前にできる、景色からピンポイントに必要な情報を見分ける能力は、赤ちゃんが大きくなる過程で、比較的長い時間をかけて獲得していく能力のようだ。


□視覚は発達や運動能力に影響する
視線の動かし方と同じように、視力もまたゆっくりと発達していく。生まれたばかりの赤ちゃんの視力は、0.02くらいしかなく、3歳児健診の頃に0.5くらいになる。そして大人と同じレベルの視力になるには、9歳までかかるとも言われている。そのため乳幼児期は、視覚を発達させる大切な期間でもある。散歩をしたり、公園で走ったり、かくれんぼをしたり、という日々の遊びの中で、視線の動かし方も学んでいくのかもしれない。

視線の動かし方の能力が何歳で身に付くのかは、まだ明らかになっていないが、視覚の発達には、長い時間と多くの経験が必要だ。見る能力は、成長してからの発達や運動能力にも大きく関わってくる。見る力がしっかり育つように、大切な乳幼児期の環境は、できるだけ気を付けてあげたい。




タグ:ニュース

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