2018年12月13日
中年層は痩せ気味の人のほうがボケやすいって本当?
最近のリサーチにより、痩せている中年のほうがアルツハイマーにかかりやすいということが判明しました。肥満でボケだと診断された中年層の人は、健康な人に比べて、30%未満であるといいます。
イギリスのロンドンで20年に渡って記録された、55才以上でBMI平均26.5の患者、1,958,191人のデータが分析されました。BMIは、身長(メートル)の二乗によって、体重を分割する計算であり、身長と体重を比較することで評価されるもので、健康な範囲は、18.5〜24.99です。
その結果、BMIが20未満の低体重の患者を9年追跡して、45,507人が認知症であると診断されたのです。これは、認知症と診断された人の34%だったそうです。
現段階では、なぜ低体重の患者が認知症にかかりやすいのか原因は不明です。ロンドンの衛生熱帯医学スチュアート・ポコック教授らは「医者や健康に対する政策立案者は、認知症のリスクについて再考する必要がある。BMIが高い人々が認知症のリスクが低下する理由を解明できれば、認知症の新たな治療法を開発できるかもしれない」と語っており、今後更なる研究を進めていくとのことです。
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