2018年09月06日
朝、子どもを起こすイライラもシーリングライトで解決!?朝の目覚めと光の関係
「朝、子どもを起こそうとしても、なかなか目覚めてくれない! 」など、同じように朝からイライラさせられている人は多いのではないだろうか。そんな親の悩みを解決しようと、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)と富山大学によって、朝が苦手な子どもたちに向けてある実験が行われた。
それは子どもたちが朝気持ちよく目覚められるように、「光」を使って起床を促す試みだ。部屋に設置した照明器具を用いて、起床時間に合わせて段階的に光を浴びせることで、朝の目覚めをすっきりとさせる狙いがある。
□朝が苦手な子どもに朗報!段階的な光で気持ちの良い目覚めが実現
パナソニックの調べでは、子どもを朝起こすことに対して大変だと感じる親が4割強もいることが判明している。この研究では小学3年生から6年生の男女33名とその保護者を対象に、起床前に光を当てて目覚めを促した場合と、そうではない場合の起床時の気分や機嫌を調査した。
その結果、家族に起こされる子どもが18名から9名に減少した。本人が感じる起床時の気分の良さ、家族から見た起床時の機嫌の良さについても、目覚めの光がある時の方が良かったと報告されている。
□ライトの光の加減や色合いの変化を上手に利用
同社が今回実験に用いたのは、LEDシーリングライトという照明器具だ。このライトは、通常の照明器具とは異なり、光の加減を段階的に調整することが可能である。そのため淡い茶色の光からハッキリとした白色光まで、自分の好みと気分で自由に明るさを選べるのだ。
その機能を利用して、起床に向けて段階的に光を強くしていくことにより、子どもが気持ち良く目覚める方向へと導くことを可能にしたのだ。
□朝の光も大切だけど、夜の光も大切に
朝の光ももちろん大切だが、夜に浴びる光を調節することも大切となってくる。最近は大人だけではなく、子どもも学習等でPCやタブレットを駆使する機会が増えた。そのためか、どうしても夜遅くまで強い光を浴びがちになってしまう。
私たちの睡眠は「メラトニン」という脳内から分泌されるホルモンによって調整されている。このホルモンの分泌は体内時計と密接に関係しており、夜強い光を浴びてしまうと体内時計が乱れ、ホルモン自体の分泌がうまくいかないことがある。
目覚めの良い朝を迎えるためには、寝る前にPC等の強い光を浴びないなどの対策も必要となってくるのだ。
□寝入りから大切にしよう
朝の目覚めが良いに越したことはない。それを手助けしてくれる照明器具の機能をより効果的に取り入れるためにも、その前の夜の過ごし方も大切になってくるのではないだろうか。
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